スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

わが恩人を語る4「師匠との別れ」

2011年03月10日 | Weblog
さて芥川師匠と私はそれぞれの拠点仙台、盛岡で受注活動しながら
現場仕事の際や多忙な際は合流し応援し合いながら徐々にお客様を獲得して行った。

やがて自分の拠点での仕事をこなすだけで精一杯になり
私も盛岡でぽつりぽつりと人を雇いながら、業務を拡大する事となる。

宮仕えが下手な性格も自立独立に走ったようで、師匠からはなんと映ったものか聞いた事もない。
その後、私は面白いほどに仕事が増えて行き、昭和47年(1972)に法人としてスタートすることとなる。



一方師匠は個人経営に拘り多くのスタッフは抱えず、仕事もセーブしながらの堅実経営の道を進んで行った。
言わば私とは全く別の経営道を辿ったと思う。


今は年に数度会うだけになったが、未だこうして旧交を温めながら酒を酌み交わしながら
思い出話を肴にできることは至上の幸せである。

昨年末あった時は、俺も歳だからこの仕事を誰に引き継いで行ったら良いか悩んでいるとは言っていたが
その夜は午前二時迄ハシゴしたとか、私などよりタフである。



現場徹底主義と組織経営主義の違いで、私などは今更現場には戻れない、つぶしが効かない人間である。
師匠の健康を祈りながらこの項の終わりとしたい。

ー 完 ー

<銭明日二世こと菅村経悦>
環境づくりで地域社会にお役立ち「マリングループ」ホームページ