あの日、あの道で

大道芸の記憶(最近は少なめ)と日々の散歩やら想いやら勝手気ままな呟き

山本光洋 2018.7.14と7.27

2018-07-30 11:30:53 | 舞台
山本光洋ソロライブ お蔵出し《7月場所》
東京ノーヴイ・レパートリーシアターにて、3日間開催されました。

光洋さんが動くと身体の隅々に何かが生まれて、可笑しかったり微笑んだり圧倒されたり。
これまでの訓練のタマモノなのか、天性の役者なのか。
いろんな情景が見えて、幸福感に満たされるのは何故なのでしょうか。

道化師びりさんは初めてちゃんと見ました。
クラウンと言えどいろんなタイプがいらっしゃるのだなぁと改めて。
光洋さんがリクエストしたとしたら、歌のうまさが重要課題だったのでしょうか。
とてもうまくてびっくりでした。

続いて、子どもと舞台芸術 大博覧会in TOKYO「パフォーマンスの森」国立オリンピック記念青少年総合センターにて、
KOYOマイムライブ2~かかしになるために~
8作品約1時間の舞台でした。
広い教室に正面と左右に半円形に折り畳み椅子が並べられ、椅子の前にはお子様用にじゅうたんが貼られていました。
金曜日の夕方ゆえにかなりの大人と子どものみ。
子どもは自由にしゃべったり近付いたりでたまにハラハラしましたが、ボランティアだと思われる学生の係員を一緒に座らせて、光洋さんの手のままにというか経験値でとても楽しい公演になりました。
反応やら歓声が新鮮だといつもと違った会場の空気が現れるので、この日はなんだか初心に戻るかのように楽しみました。

 

一、ネズミ
二、ハエ、ニワトリ
三、ピーちゃん宇宙へ
四、ピアニスト
五、山本四十郎
六、コードで歌う
七、記念撮影
八、チャーリー山本

順番が前後して居たり、違ったかもしれませんが。
今回初めて見たコードは歌う。
なんてすごい発想!コードだけでこんなにも広がるなんて。感動。
そして、記念撮影。
人の一生を扱うストーリーはよくあれど、そしてどれにも泣かされるけれど、こちらはもう。
光洋さんのラストのさり気ない動きが私にはたまらなく刺さりました。
...たった一人で、これぞというシンプルな木枠だけを効果的に使って、子どもから老人まで演じ切って、
なんてすごい役者さんなんだろう。パントマイムで見えないものまで見せつけられて心情に入り込む。
役者以上です。

行き帰り参宮橋を横切りながら、またゆっくり歩きたいなぁと思いました...



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ザ・ワンダフルパレード 2018.1.15

2018-01-17 23:45:40 | 舞台
to R mansion の舞台を初めて見に行きました。

数年前から深井プロデュース羽衣という劇団が好きで、いつだったか羽衣に客演された森下亮さんが気になっていたのですが(森下さんのTwitterの言葉の選び方や文章は秀逸)どうゆう繋がりなのかわからなかったけれども、
その森下さんが出るというのがどうしても気になって、いつのまにかチケットをポチっと予約してしまいました。
平日が空いてるかもと思って月曜日の昼間の券を取ったら、整理券番号が3桁!
ガッカリしてしばらくしてようやく小春さんのアフタートークの日だった事に気付く始末。

ただ森下さんが見られればと思って行ったので、予想外に素晴らしくてびっくり。
ごめんなさい。
大道芸の要素(赤い紐が出てくる)もちらちら見えたけれど、まるっきり舞台作品だった。
専門用語ではテアトルノアールというものらしいけれども、
暗闇ゆえの効果が実に見事できれいでした。
きっと出演者みんなのタイミングや角度やいろんな緻密さ、照明の正確さなどプロが見せるタマモノなのだろうけれど、どっぷりファンタジーな世界に浸れました。
衣装も皆かっこいいし素敵だし、天井が高くて広い舞台をシンプルに抑えた構成もおしゃれ。
カヨさんが演じる前のあの人形のかわいらしくも素敵な動きが一番好きかも。

あとコミカルで笑いが起こる変な言語。
たまに普通の日本語だったりして、それが面白かったし、ふっと楽にしてくれた。
終演後にお会いしたセクシーさんに依ると、あれはクラウンだったかサーカスによく使われるなんとか用語なのよねーと教えられたり。
実はアリガトーさん加入のto R を見てないのですが、舞台のアリガトーさんは役者で堂々としていました。
思ったより森下さんは際立つ配役ではなかったけれど、違和感はありませんでした。
森下さんは大阪出身で今から20年前くらいに大阪ではなびさんとワークショップ(だったかな、自信ないです)で一緒だった縁で今回声をかけたようでした。(ロビーで森下さんにお聞きしました)

結局お金を払って行く舞台って、どれくらい別世界に持って行かれた感じが強いかどうかで、満足感を感じる気がします。闇を演出するプロの技術あってのおとぎ話の世界がありました。
駒場アゴラの方が闇が強くて良かったという話も聞き、そこでやっと再演だったのかーと気付く私。
また暗闇の不思議な夢のような現象を見て見たい。
  
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~赤と青の年末大掃除!~2017.12.16

2018-01-13 17:54:05 | 舞台
パントマイムライブ ゴールデンハーフスペシャル その1
チカパンさんと加納真実さんのライブです!

初めてこの公演のチラシを見た時、絶対見たいと思いました。
この上ない組み合わせ。
パントマイムの女性で知る限り、一番好きな人たちが一緒にだなんて、、、
と期待はどんどん高まって当日をむかえたのですが。

特にお二人が絡む作品があるわけではなく(最後に国井美和子さんを交えて雑談はありましたが)(一つだけあったかも、忘れちゃってすみません💦)
交互に作品が繰り広げられました。
中には路上で見たことのある作品もあって、この日の為に感はなかったのですが、
正直なところチカパンさんの可愛さがさく裂していました。
表情の豊かさや動きの細やかさや演技力、舞台の中で輝いていました。

ヘブンTOKYOで見たチカパンさんは路上でもとっても可愛かったのですが、
(ご本人が舞台後に出口のお見送り時に「路上はダメなんで、、、」と謙遜されていた)
舞台の方が可愛さや表現力を見逃さずに楽しむことが出来るかもと思いました。

それに対して加納さんはあんなにキレキレの大好きなカクカクしたパントマイムだと思っていたのに、
舞台で見る方が何故だかそのカクカクの印象が薄れてしまうのです。不思議。本当に。
大道芸と舞台の違いって?
そういえば光洋さんがワールドカップIn静岡で舞台の作品を演った時も、舞台の時の感動が薄れた感がありました。
いまだにうまく分析できませんが、なんか違うのです。

加納さんはこれまでも光洋真実こうじやシルヴとかと一緒にシアターグリーンで演った劇とかも見たけれど、
なんだか委縮して見えました。
そういえば夜セクでは違った事を演っていたかも。
「砂」はそこでも見たのだっけ?またそんな作品を見たいなぁ。

加納さんは今のところ私の中で路上が一番輝いて見えます。
路上で女神として一人が似合う気がします。
お客さんや目に見えない自然界に向けられた視線が素晴らしく、その場の空気を変えたり虜にする力は絶大。
お客さんとの絡みやお客さんへの優しさが生き生きと見えるのです。

次回はどうなっていくのだろう。

パンフにある「10の質問」でチカパンさんが好きな映画でフェリーニの道をあげていたのは納得。
演じてみたいのは「道」のジェルソミーナも物凄く納得。
イメージが重なって仕方ないです。
いつの日か見られるのかな。。。




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たかくわみえソロライブ1.5m四方

2017-04-20 21:45:29 | 舞台
いつだったかな、二月の頭だったと思う。
王子の古書カフェくしゃまんべさんでまりえさんのランチが始まった。
前日に名古屋から大道芸の友達が東京に来ていて、そのランチを一緒に食べる約束をしました。
12時前にお店に到着したけれど、すぐにランチは売り切れになりました。
私たちより少し後に入っていらしたのがたかくわさんでした。
今回のライブの打ち合わせを兼ねていらしたようでした。
軽く挨拶だけして特に話をしたりとかはなかったのですが、
ちょっとした縁のようなものを感じて、このライブの告知を見たときにすぐに予約をしていました。

これまで私のたかくわさんのイメージはまともに見たことがあるのがスタチューだったので、
サバサバした姉御のような、臨機応変にユーモアで切り返すキレるお方でした。
スタチューでは沈黙な訳ですが昨日のライブで改めて声がきれいだなぁと思いました。
始まる前に聞こえてくるナレーションも洒落ていて面白いし、
今流行ってるブルゾンちえみにしても、活舌とムードある演技力は安心できます。
私はカクカクしたパントマイムの動きが大大大好きなのですが、
いわゆるそんなパントマイムがいつ見られるのかしらなんてワクワクとしていたけれど、
あれあれあれ、、、、、この面白いシリーズって誰かを彷彿とするような、
そうまさかの手塚さんみたいな楽しさを感じてしまいました。
ロープを使った操り人形も上手だし(操る側です)
大道芸人センタロウがかっこよかった!
でもネタとしては、小出さんのバルーンパフォーマーNAOKIのようなシニカルさ。
で、ラストでしんみり。
これも手塚さんのネタで人の一生みたいなもんを持ってこられると
もはや人生も折り返しをとうに過ぎている者にとってはズキューンなのです。。。


パントマイムの人の舞台って、、、
どうあるのが王道なのかわからないけれど、
光洋さんや手塚さんがユーモアとシリアスをうまく絡めてくるように、
技術だけでなく、センスも問われるようで大変なもんだよなぁ。
センスって人柄を見せるようなものだから。
それはなんというかやはり年齢が高くなるにつれ、経験値で広がるような気がする。

でもでも、昨日に至ってはあの狭い舞台でテンポよくバラエティ豊かに進んで爽快でした。
物足りなさは次回につなげてくださる事を願って。



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山本光洋60の会

2017-03-10 23:18:53 | 舞台
先週の金曜日、ひな祭りの日は山本光洋さんの還暦を祝うとても豪華な舞台でした。
光洋さんのお人柄の素晴らしさはもはや仙人のごとし。
とにかく明るくて楽しくて気さくで人への気遣いが半端ない。
芸歴の長さや年齢を尊敬の言葉を形にして讃えて敬う節目かもしれないけれど、
パントマイムの華麗な動きと巧さはもはや誰も追いつけないと何度も実感してしまう。
多くの活躍するパントマイミストの永遠の師であるのだろうし、私にとってもパントマイミストの最高なる一番なのです。
そんな光洋さんを囲むベテランの芸達者な方々のお祝いの言葉と共にいろんな演目を拝見出来て、とても楽しい時間でした。

他の人に比べればかなり短い演目だったけれど、チカパンさんのチュルチュ〜と呼ぶ摩訶不思議な生き物との二役が素晴らしかった。
スクリーン一つでパントマイムが生きるのです。
さすがでした。

おめでとうございます!
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