2021.2.27 北とぴあ ペガサスホール

2年前に、奈良まで見に行った現代散楽。森田さん目当てではあったけれど、古代の楽器を奏でる方達とおりんの音色は素晴らしかった。


2年前に、奈良まで見に行った現代散楽。森田さん目当てではあったけれど、古代の楽器を奏でる方達とおりんの音色は素晴らしかった。
ゆえにその延長かと思って、前売り券も用意して楽しみに出かけました。
その時は楽器の紹介やら、各自の紹介やら、それぞれのパフォーマンスを披露する舞台でした。
今回はパペットが出てくる事はチラシで目にしていたので、それも面白そうだなぁと漠然と思っていたら、なんと一時間のお芝居でした。
(散楽の方達は隅っこで演奏。たまに演者にもなっていましたが)
そのお芝居の一員として、森田さんは動き回り、時にはパペットを操り、セリフもありました。
お芝居の方達も踊りや演劇のアーティストなのかな。
森田さんは引けを取らずのしなやかな美しい動きで、空間を動き回り、視線が何かを物語る一員として光って見えました。
生演奏の贅沢な音楽や効果的な音を心地良く聞き入りながら、仮面がたくさん出てきたり、二人の夫婦のパペットが歩く軽やかな動きを目で追い続けました。
セリフが聞き取りにくかったけれど、それがハッキリ聞こえたとしても、私にはちゃんと理解出来なかったかも。
話の筋がよくわからなかった。
入り口で頂いた別紙の紙を読んでもよくわからなかった。
ラオスの精霊信仰からのインスピレーションとある。
始まる前に読むべきだったのかな。
始まってすぐ、前衛的な演劇のありがちな独特の台詞回し、よくわからない世界がやってきた。
時代や場所が自分の知ってる時代ではないらしい。
作り手の方は何を伝えたかったのか、見ている間も今も考えてしまう。
自分の理解力の無さをどうにか少しでも解消したくなるのだ。
感じ取る力がまだまだだなあと思う。
亡くなった旦那さんをひたすら運んで、その道のりで仮面がいっぱい出てきたのは亡霊たち?
奥さんは死んで霊となった旦那さんに会いに行ったの?
何故妹と言い張るのか、よくわからない。
どうなって終わったんだっけ?
一番肝心な事もあやふや。
そんなイメージビデオを見たような感じしか残らなくてよかったんだろうか。(申し訳ない)
私の知識や想像力の乏しさも考えたりする。
別紙にあった「日々の生活を丁寧に生きている」
それを私も感じたかった。