とある日

大道芸、喫茶店、蝋梅、街歩き、映画、京都など。

発散の難しさ

2020-05-31 11:24:56 | 
緊急事態宣言が解けて、電車にも乗ったり、外食も増えてきた。
誰も自分のことに関心は無いだろうけれど、こんなご飯を食べましたとか、こんな風に変わってたよ、とSNSに書きたい衝動が自分にはあるのだけれど、(タイムラインが賑やかだと嬉しいから、自分も何か提供したいし、残したい)考えているうちにやめてしまう。
つい先日も、たまたま12:30くらいに家を出て、いつもは乗らない駅へ向かうとやけに人が多い。
皆何かを待っている雰囲気。
急いで居なかったので、しばらく佇む。
不意に飛行機の音が聞こえて、真上を整列したブルーインパルスが飛んでいった。
初めて見たので、整列具合に感動して、すぐに飛行コースを調べて戻ってくるのを待って、スマホで撮影。
ほぼ飛行機雲だったけれど、SNSに掲げてしまった。

その夜、相互フォローの二人がブルーインパルスについての批判的ツイートをされていた。
なるほど、と思った。
そうゆう考えに至るのもわからなくは無いけれど、そこまで予測出来なかった。

外食についても、出かけることについて、まだ早過ぎるというツイートも多い。
自分は店や時間帯を選んでるつもりでも、すれ違いざまに咳をされる世の中、何があるかはわからない。

そんなこんなで何か言われても、私には気の利いた返しも考えも無い。

なので、ブログで書いて、発散するのです。
溜め込むのはしんどいもの。





















軒先の薔薇

2020-05-24 18:45:09 | 
5月の中旬になり、毎日飲んでる降圧剤とアレルギーと吸入が無くなってきたので、3月26日以来の病院へ。
歩く道すがらいつも出会うマンションの薔薇に挨拶をする。




病院はいつもより空いていて、しばらくすると呼ばれました。
ニュースを見ると息苦しくなることを聞いてもらって、優しく話して下さる先生にとても、ホッとしました。
コロナの話もちらっと聞いて、看護師さんを交えて、テレビに毎日出ていらっしゃる岡田さんの話をしたり、和む時間でした。
ここの病院があまりに良すぎて、ここが自分のよりどころでも有ります。
遠く引っ越す事になったら、一番辛いのはここへ来られない事かもしれません。





いつぞやの猫さん。
これはここへの道すがらではないけれど。

この日は遠回り。
やはり癒されるおじいさんが居る喫茶店へ。
ランチに付くコーヒーを飲み終えて、さてまた歩くかと思っていると、おじさんはもう一杯飲むでしょとコーヒーのおかわりを持ってきてくださった。








優しい人に会えてほっとした一日でした。


薔薇の季節は続く

2020-05-16 11:48:25 | 
2020.5.12
そんなこんなで日曜日の母の日。
9時前に母から電話。
もう着いたとは!
金曜日に近くのお花屋さんでカーネーションを送りました。
既に選ぶ余地がなく、そこにあったカーネーションでしたが、赤い色が華やかで部屋が明るくなったようでよかった。
母の声が元気そうで安心。
それだけで良い気がしました。

都電の周りは薔薇がいっぱい。




















薔薇の名前が言えたらいいだろうなー




















毎年咲いてる筈なのに、ゆっくりと眺めました。








薔薇の季節

2020-05-16 11:26:59 | 
2020.5.9
この日の一週間前くらいにしばらく会って居なかった友達から電話があった。
2年前に池袋西武で偶然再会した友達だった。
パソコンも処分して、一度も携帯を持った事も無く、10年前くらいに年賀状も止めますと書いてきたゆえ、どうしても疎遠になってしまっていた。
でも、LINEや携帯が気軽になる前に知り合った人達は繋がっているとすれば年賀状だけで、何年も会えなくてもどこかで元気で居るものだと思っている。

この日も後から思えば、表示が公衆電話だったのだから、不思議に思わなくてはならなかったのだけれども、いつもと変わらない声や喋り方につい「元気だった?」と発してしまった。
聞けば病院からだった。
彼女の唯一の家族はお母さんだけれども、入院前に老人ホームを探して入所しているとのこと。
面会許可が有るのはいとこのお姉さんだそうだけれども、お母さんがそういった状況ゆえに私がお見舞いを許されそうという話でした。
いったん連休後に行く約束をしたけれど、再び電話が有り、今月はやはりコロナの為にダメそうだと。。。










5月が終わったら必ず行くから元気でいてと電話を切りました。
そう話した一週間後の朝にもう一度電話が。
会えそうだから早急に来てと。
30分程で準備して、二ヶ月ぶりくらいに電車を乗り継いで病院へ。
何を話したらいいのか、悩んでいたけれど、いつも通りに振る舞ってくれた彼女に助けられて、食べものの事をたくさん話したりした。
15㎏痩せたというけれど、話すとそんな事も気にならなくなるくらいいつも通りだった。
ご飯が運ばれてきたので、そこでその場を離れたけれど、1時間半ほど、病院に居ました。










帰りは電車に乗らずにいつも遠出していくスーパーを目指して遠回りして帰宅。
駅前の薔薇はいろんな種類が植えられて居ます。
旧古河庭園よりもわさわさとたくさん花をつけていて、香りも漂う。
誰がお手入れしてくれているのだろう。
薔薇に感謝する帰り道。



買い物散歩 は続く

2020-05-07 20:31:59 | 
一人当たりの公園占有面積が最低の区に住んでいるので、確かに緑が少ないのかもしれない。
他人様の軒先や駅前の花にホッとする毎日。
冷蔵庫が一人暮らし並の小ささなので、3日おきではどうにも頭が働かず、散歩と買い物がセットになって、隣駅まで歩くローテーション。


















実は今月頭に元同僚と公園で落ち合った。
お互いに歩いて30分くらいの中間地点で。
それまで私が買い物以外で接触したのは、大家さんと不動産屋さんくらい。
人と会うのはホントに久しぶりでした。

公園のベンチで横並びになって、前を向いて喋りました。
天気の良い日で、ついつい3時間弱。あっという間でした。
人と話すって、やはりいい。
話せて嬉しかった。

その1週間前くらいにLINEで電話が来て、文面じゃなく、話せたのも嬉しかったけれど。












そんなことがあった数日後。
また別の同僚から1年振りくらいに電話がありました。
重い病気の為に病院からでした。
驚きと共に自分が彼女に何も出来ない無力さと寿命について考えさせる辛い現実。

誰もが寿命はわからない。
普段それを忘れさせてくれる毎日があったけれども、今は皆が不安に襲われて、明日は我が身かもしれない。
悔いなく時間を大切にと思ったとしても、何をどうしたらいいのか。
ただ、今日をありがとうとしか言えない。