秋は静かに
虫の声が草むらと言わずあちこちから賑やかに聞こえる。蝉の声の姦しさと異なるが団欒の賑わいとも言える。虫の種類は?目に見えない時間に出歩くと声が涼しいが一つに聞こえる。目も不自由に、耳も同じくでメガネの力を借り補聴器が無いと会話の内容をくみ取れない。確かに静かですが不自由です。
秋の情景を自分の目で確かめながら朝を楽しむ。
秋の光の中で狩猟の目的とおのれの芸術のはざまに・・・蜘蛛の巣城、こんな題名の映画があったのをちょっとだけ思い出しました。
朝日に映えて緑の中でキン色に輝いて光っていましたが、私の腕とカメラでは単なる狩猟用の蜘蛛の巣にしか見えない。これはいかん、目に記憶するのが一番です。
樹木に纏わりつきながら高き所を目指す、秋の空はいずくに。
幹は老木、しがみつきながら季節を演出、泰然とおれるかと問われたかな。
こうなると実りの秋と言う以外に言葉も術も無し…かな。たわわ。
花の変化も
季節が変わるように時でこの花も変身する。
左右の蕾が後ろ向きの花の様に代わり、最後に面前にある花の様になる。ヒヨドリジョウゴの変身、変化です。この花もやがて赤い実をつけヒヨドリの食に?
月が代わり11月、12月の声を聞けば・・赤く変化する。
一重のクチナシ。
めぐる季節に追われながら月日が進む、記憶忘れも進むのか。
家内はサントリーホールに音楽鑑賞、我は手酌でほんの少しの酒を。喉の具合も本調子ではなく早寝して明日に備える。明日はキロの新宿御苑でも散策と…思いながら床に入る。