新潟、中越沖地震で感じた事 私の好きな詩人、河野さんの詩です。 厳しさの中に明るく生きている被災者を見て。 「ただ」 河野進 もっとも大切なものは みな ただ 太陽の光 野や山の緑 雨や川の水 朝夕のあいさつ 神への祈り そして母の愛 | 今日の一言 |
大切なものほどお金がかかると、私たちは思い込んでいる。
よく考えてみれば、太陽の光、甘い空気、澄んだ空、野山の緑、静かな夜
すんだ豊かな水、星のきらめきーーーーこれほど私たちを豊かにするものは無い。
しかし、私たちは「豊かさ」を求めて空を曇らせ、緑をなくし、喧騒の夜を作った。
朝夕のあいさつや思いやりといたわりの言葉を、親子、兄弟、夫婦、友人の情を
自然への感謝の念だけでなく、
人への愛の心を失くしてきたのではないか。
自然の脅威に慄きながら、生活をしている方々を見ていると、便利さを求めすぎたと反省せざるを得ない。