【高圓の野辺延ふ葛の末つひに千代に忘れむ我が大君かも】
■原文: 多可麻刀能 努敝波布久受乃 須恵都比尓 知与尓和須礼牟 和我於保伎美加母
■作者: 中臣清麻呂(なかとみのきよまろ)
■よみ: 高圓(たかまど)の、野辺(のへ)延(は)ふ葛(くず)の、末(すゑ)つひに、千代(ちよ)に忘れむ、我(わ)が大君(おほきみ)かも
■意味: 高圓(たかまど)の野に広がる葛(くず)のように末(すえ)永(なが)く、いつまでも忘れません、大君のことは。
※天平宝字2年(758年)2月、中臣清麻呂(なかとみのきよまろ)の邸宅で宴がもよおされたときに詠まれた歌です。
※この歌に詠まれた「大君(おほきみ)」は、高円(たかまど)の宮を好んだ聖武天皇のことです。
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写真は葛(くず)です。豆科のつる性の多年草です。茎が非常に丈夫で、他の植物に絡み付いて数メートルにまで成長します。夏から秋にかけて花が咲きます。根は薬用としてや葛粉として使われます。
→ そのほかの葛(くず)を詠んだ歌については
・葛(くず)を詠んだ歌をごらんください。
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※たのしい万葉集のトップページは、【たのしい万葉集】です。
■原文: 多可麻刀能 努敝波布久受乃 須恵都比尓 知与尓和須礼牟 和我於保伎美加母
■作者: 中臣清麻呂(なかとみのきよまろ)
■よみ: 高圓(たかまど)の、野辺(のへ)延(は)ふ葛(くず)の、末(すゑ)つひに、千代(ちよ)に忘れむ、我(わ)が大君(おほきみ)かも
■意味: 高圓(たかまど)の野に広がる葛(くず)のように末(すえ)永(なが)く、いつまでも忘れません、大君のことは。
※天平宝字2年(758年)2月、中臣清麻呂(なかとみのきよまろ)の邸宅で宴がもよおされたときに詠まれた歌です。
※この歌に詠まれた「大君(おほきみ)」は、高円(たかまど)の宮を好んだ聖武天皇のことです。
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写真は葛(くず)です。豆科のつる性の多年草です。茎が非常に丈夫で、他の植物に絡み付いて数メートルにまで成長します。夏から秋にかけて花が咲きます。根は薬用としてや葛粉として使われます。
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・葛(くず)を詠んだ歌をごらんください。
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