たのしい万葉集インデックス

たのしい万葉集の更新情報

たのしい万葉集 九月のしぐれの雨の山霧の・・・

2020-09-26 08:48:38 | 総合インデックス
こんにちは。

台風12号が逸れてよかったです。
秋分を過ぎ、これからどんどん日が暮れるのが早くなりますね。
ところで「秋の日はつるべ落とし」と言われますが、
9~10月は日没から1時間30分程度で暗くなり、
初夏のころと比べると暗くなるのが早いそうです。
(ウェザーニュースの記事参照)


[万葉の四季 Four Seasons ] の
[9月(長月:ながつき) September ] と
[10月(神無月:かんなづき) October ]
を更新しました。


2263: 九月のしぐれの雨の山霧のいぶせき我が胸誰を見ばやまむ [一云 十月しぐれの雨降り]
苦しい恋心を詠んだ歌ですね。

1590: 十月時雨にあへる黄葉の吹かば散りなむ風のまにまに

秋の雨は、なんとなく物静かで風情がありますね。台風に伴う雨はごめんですけど。

今週も たのしい万葉集 をよろしくお願いいたします。


//きょう
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たのしい万葉集 あかねさす昼は田賜びてぬばたまの・・・

2020-09-19 10:12:11 | 総合インデックス
こんにちは。

お彼岸となりました。
お彼岸におはぎを食べるのには、「邪気払いと健康祈願」という意味があるそうですね。
で、お彼岸の真ん中にあたる「秋分の日」に一度だけ食べればよいそうです。
個人的には、毎日でも食べたいのですが・・・

[万葉集の草花 Flowers ] に [芹(せり) Seri(Japanese parsley) ]
を追加しました。

4455: あかねさす昼は田賜びてぬばたまの夜のいとまに摘める芹これ
・天平元年(西暦729年)班田(はんでん:班田収授法により田を分かち与えること)の業務に携わっていた時、葛城王(かつらぎのおおきみ)が芹とともに命婦(みょうぶ:五位以上の女官、五位以上の官人の妻)たちに贈った歌だそうです。

今週も たのしい万葉集 をよろしくお願いいたします。


//きょう
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たのしい万葉集 秋田刈る苫手動くなり白露し・・・

2020-09-12 11:34:51 | 総合インデックス
こんにちは。

蝉の声が途絶えました。
夕方には秋の虫の音が聞こえるようになりました。
田の稲も実りはじめました。
秋へ移ろうとしているのでしょうか。
でも、今年はまだまだ残暑が厳しいようです。気をつけましょう。

[自然を詠んだ歌 Nature ] の [白露(しらつゆ) Shiratsuyu(White dew) ] を更新しました。

2176: 秋田刈る苫手動くなり白露し置く穂田なしと告げに来ぬらし
・苫(とま)は菅(すげ)や茅(かや)で屋根をしつらえた小屋のことです。その菅(すげ)や茅(かや)の端のことを苫手(とまで)といいます。

今週も たのしい万葉集 をよろしくお願いいたします。


//きょう
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たのしい万葉集 礒の上のつままを見れば根を延へて・・・

2020-09-05 09:21:09 | 総合インデックス
こんにちは。
9月7日は24節気の白露(はくろ)、草花に朝露がつき始める頃、だそうです。
ただ、現実は、強い台風に気をつけなくてはなりません。強風に備えて、家の周りのものを片付けました。
今年も台風に注意しなくてはならない秋となりそうですね。

[万葉集の草花 Flowers ] の [都萬麻(つまま) ]
を更新しました。
都萬麻(つまま)は、クスノキ科タブノキ属の常緑高木の椨(たぶのき)のこととされています。


4159: 礒の上のつままを見れば根を延へて年深からし神さびにけり
天平勝宝2年(西暦750年)3月9日、
澁谿埼(しぶたにのさき: 今の富山県高岡市)でつままを見て、大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌です。

今週も たのしい万葉集 をよろしくお願いいたします。


//きょう
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