たのしい万葉集 夏葛の絶えぬ使のよどめれば・・・

こんにちは。

７月３０日は、土用の丑の日ですね。
万葉集の次の２首に鰻が詠まれています。夏痩せには、昔から鰻だったのですね。
　3853: 石麻呂に我れ物申す夏痩せによしといふものぞ鰻捕り食せ
　3854: 痩す痩すも生けらばあらむをはたやはた鰻を捕ると川に流るな

ちなみに、私は、鰻は苦手です。。。




たのしい万葉集の更新情報です。

・万葉集の草花 Flowersの 葛(くず) Kuzu(Japanese arrowroot)を更新しました。



0649: 夏葛の絶えぬ使のよどめれば事しもあるごと思ひつるかも
駿河麻呂(するがのまろ)が大伴坂上郎女に贈った歌(０６４８番歌:そちらはお変わりありませんか？と問うた歌)に対して、大伴坂上郎女が詠んだ返歌(便りがないので、どうされたかと心配してましたよ。)です。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 我が里に今咲く花のをみなへし・・・

こんにちは。

７月２３日は「文月(ふみづき)ふみの日」です。
メールやSNSを通じてのやり取りが多いのですが、
時折は、はがきや封書を送るように心がけています。
(が、書けなくなった漢字が増えたような気も・・・)



たのしい万葉集の更新情報です。

・万葉集の草花 Flowersの 女郎花(おみなへし) Ominaeshi(Golden lace)を更新しました。


2279: 我が里に今咲く花のをみなへし堪へぬ心になほ恋ひにけり
女郎花のような人ってどんな感じなのかなぁ、って思いますよね。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 君待つと我が恋ひをれば・・・

こんにちは。

暑いですね。水分不足にならないよう小まめに飲みましょう。


ちなみに中部電力(くらしに役立つコラム)によると、
「すだれを使いながらエアコンを運転すると、消費電力量を53％も削減できる」
んだそうです。


たのしい万葉集の更新情報です。

・歌人たち Poetsの 額田王(ぬかたのおおきみ) Nukata-no-Okimiを更新しました。
・たのしい万葉集ミニ辞典の 簾(すだれ) Sudare(Reed-screen)を更新しました。
昔は、プライベート空間を確保するために、四季を通じて使われたそうですね。


0488: 君待つと我が恋ひをれば我が宿の簾動かし秋の風吹く
額田王(ぬかたのおおきみ)が天智天皇(てんじてんのう)を思って詠んだ歌です。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 彦星の妻迎へ舟漕ぎ出らし・・・

こんにちは。

七夕を迎えましたね。
織姫と彦星は年ごとにこの日だけは会えるそうなのですが、
ベガとアルタイルは１４０兆キロメートルも離れているとか。すごい。

でも、あの人となら七夕の日だけじゃなくてもいつだって逢いたい、ですよね。



たのしい万葉集の更新情報です。

・七夕を詠んだ歌 Tanabata(the Star Festival) を更新しました。


1527: 彦星の妻迎へ舟漕ぎ出らし天の川原に霧の立てるは
山上憶良(やまのうえのおくら)の七夕(たなばた)の歌１２首のうちのひとつです。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 我が宿の軒にしだ草生ひたれど・・・

こんにちは。

７月２日は７２候の「半夏生(はんげしょうず:半夏が生えはじめる頃)」です。
この時期までに田植えを終わらせていました。
なお、半夏(はんげ)は、サトイモ科のカラスビシャクです。(半夏生はドクダミ科です)



たのしい万葉集の更新情報です。

・万葉集の草花 Flowers の 忘れ草 Wasure-gusa(Daylily) を更新しました。
この花を持っていると、辛いことを忘れることができると信じられていました。


2475: 我が宿の軒にしだ草生ひたれど恋忘れ草見れどいまだ生ひず
恋焦がれているあの人のことをあきらめきれないのですね。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう