たのしい万葉集 うらもなく我が行く道に青柳の・・・

こんにちは。

４月３０日からは７２候のひとつ、「牡丹華(ぼたんはなさく)」です。
牡丹は中国原産ですが、日本へは奈良時代以降にもたらされたとされています。
(一説には、平安時代初めに弘法大師空海が持ち帰ったとも)
牡丹の花は豪華で美しいですが、牡丹をみるとなぜか「牡丹餅(ぼたもち)」を思い起こします。




たのしい万葉集の更新情報です。

万葉集の草花 Flowersの柳(やなぎ) Yanagi(Willow)を更新しました。


3443: うらもなく我が行く道に青柳の張りて立てれば物思ひ出つも
柳の芽吹きを見て、なぜかあの人のことを思い起こしてしまったのですね。

今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 白波の浜松が枝の手向けぐさ・・・

こんにちは。

４月２０日から５月５日までは、２４節気の穀雨(こくう:雨降って百穀を潤す)です。
田植えの準備が始まっていますね。



たのしい万葉集の更新情報です。

自然を詠んだ歌 Natureの白波(しらなみ) Shiranamiを更新しました。


0034: 白波の浜松が枝の手向けぐさ幾代までにか年の経ぬらむ
この歌は、斉明四年(西暦６５８年)に謀反の罪に問われて紀伊国に移送された有間皇子(ありまのみこ)のことを思い起こして、川島皇子(かわしまのみこ)もしくは山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ歌と考えられています。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 千鳥鳴く佐保の川門の清き瀬を・・・

こんにちは。

ここ数日来の黄砂には悩まされていますが、
一方、黄砂(黄砂に含まれる鉄分など)によって、
日本の太平洋側の海のプランクトンの栄養になっていることが分かっています。
ただ、温暖化の影響で年々黄砂の発生頻度が年々減少していて海の栄養不足が心配されます。
(ご参考: 海洋研究開発機構の記事より)



たのしい万葉集の更新情報です。

生き物を詠んだ歌 Animalsの千鳥(ちどり) Chidori(Plover)を更新しました。


0715: 千鳥鳴く佐保の川門の清き瀬を馬うち渡しいつか通はむ
「大伴宿祢家持(おおとものすくねやかかもち)、娘子(をとめ)に贈る歌七首」と題された歌のひとつです。
「いつかは君の元に通いたいなぁ。」と詠んだ歌ですね。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 水伝ふ礒の浦廻の岩つつじ・・・

こんにちは。

４月９日は大仏の日です。
天平勝宝４年(西暦７５２)、奈良の東大寺の大仏の開眼供養会(かいげんくようえ:眼に点睛を加えて仏眼を開く儀式)が行われたそうです。ちなみに、開眼の筆を持ったのはインドから来日(記録史上最古)した菩提僊那(ぼだいせんな)という僧侶だそうです。


たのしい万葉集の更新情報です。

万葉集の草花 Flowersのつつじ Tsutsuji(Azalea)を更新しました。


0185: 水伝ふ礒の浦廻の岩つつじ茂く咲く道をまたも見むかも
持統天皇３年(西暦６８９年)４月に２８歳という若さで亡くなった草壁皇子(くさかべのみこ)を偲(しの)んで舎人(とねり)たちが詠んだ２３首のうちのひとつです。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 玉葛実ならぬ木にはちはやぶる・・・

こんにちは。

４月０２日は、「シー（4）オー（0）ツー（2）」の語呂合わせから、ＣＯ2削減の日なんだそうです。
空気成分の0.04%程度(質量割合)のＣＯ2の増加が温暖化に大きく影響しているそうなのですが、
私たちが便利さを求めて莫大な熱エネルギーを利用・排出しているからなのでしょうね。



たのしい万葉集の更新情報です。
第二巻 Volume 2を更新しました。
万葉集の草花 Flowersの真葛(さなかづら) Sanakazura(Scarlet kadsura)を更新しました。


0101: 玉葛実ならぬ木にはちはやぶる神ぞつくといふならぬ木ごとに
大伴安麻呂(おおとものやすまろ)が巨勢郎女(こせのいらつめ)に言い寄った時に、「そんなにつれない態度をすると、(荒々しい)神がつきますよ。早く結婚してくださいな。」と詠んだ歌です。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


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