たのしい万葉集 旅人の宿りせむ野に霜降らば・・・

こんにちは。

２０２３年もあと一週間となりました。
ことしも多くの方々(延べ50万人/年)に「たのしい万葉集」を見ていただきました。
皆様のおかげでなんとか毎週の更新を続けてくることができました。
ありがとうございます。


たのしい万葉集の更新情報です。

・生き物を詠んだ歌 Animalsの 鶴(たづ) Tazu(Crane)を更新しました。


1791: 旅人の宿りせむ野に霜降らば我が子羽ぐくめ天の鶴群
天平５年(西暦７３３年)に遣唐使船が難波を出発するときに、ひとりの遣唐使(けんとうし)のお母さんが息子さんの無事を祈って詠んだ歌です。


２０２４年も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。

来年も皆様にとって良い年になりますようお祈り申し上げます。

//きょう

たのしい万葉集 あしひきの山かも高き巻向の・・・

こんにちは。

１２月１７日は７２候の鱖魚群(さけのうおむらがる)だそうです。
川で生まれ、海で成長すると産卵のためにふたたび元の川に戻って来るとされています。
稚魚数に対して戻ってくる数の割合は、0.03%程度(研究によって異なる)だそうですが、
わずかに別の川に(迷って？)戻ってくる個体もあるそうです。




たのしい万葉集の更新情報です。

・自然を詠んだ歌 Natureの 雪(ゆき) Snowを更新しました。


2313: あしひきの山かも高き巻向の崖の小松にみ雪降りくる
この歌に詠まれている「山」については、現在の奈良県桜井市の巻向山(まきむくやま)もしくは穴師山(あなしやま)ではないかと考えられています。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 我が背子が古き垣内の桜花・・・

こんにちは。

１２月７日に２４節気の「大雪(たいせつ)」を迎えましたが、まだまだ暖かい日が続いています。
暖かいうちに大掃除や片づけを済ませたいですね。
インフルエンザなどが流行っています。ご自愛ください。



たのしい万葉集の更新情報です。

・ミニ辞典 Dictionaryの 垣(かき) Kaki(Fence)を更新しました。


4077: 我が背子が古き垣内の桜花いまだ含めり一目見に来ね
大伴池主(おおとものいけぬし)が大伴家持(おおとものやかもち)に贈った４０７３～４０７５番歌に応えて、大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌４首のうちの一つです。


今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう

たのしい万葉集 夕されば衣手寒し高松の・・・

こんにちは。

風が冷たくなってきました。
久々に「ほうとう」を作って食べました。
鍋物、おでんも食べたくなる季節です。(食い意地が張ってて自分でも恥ずかしい)




たのしい万葉集の更新情報です。

・自然を詠んだ歌 Natureの 雪(ゆき) Snowを更新しました。


2319: 夕されば衣手寒し高松の山の木ごとに雪ぞ降りたる
「高松の山」がどこかは詳しくはわかっていません。奈良県奈良市の高円山(たかまとやま)ではないかとの説(高松を"たかまと"とする)があります。一説には、愛知県一宮市萩原町高松ともあるのですが、地図でみると山らしいものが見当たりません・・・・。

今週も 「たのしい万葉集」 をよろしくお願いいたします。


//きょう