曇、15度、66%
日本酒が世界的なブームだそうです。日本料理とともに世界に流れ出した日本酒です。日本酒の製造も海外で始まったと聞きました。先日西洋人の方が利き酒をしている様子がテレビに流れました。長い脚のついたグラスで試飲しています。そのグラスに目を奪われてしまいました。
私は日本酒を滅多にいただきません。主人用にぐい呑はガラスから錫のようなものまで買い集めました。ぐい呑の様々な形や口の広がり具合は見ているだけでも楽しいものです。足のついたグラスはワイン用にずいぶん集めてしまいました。ワインに合わせてグラスを替えると味も香りもぐっとよくなります。グラスの形態がそれぞれのワインにいい作用を及ぼすからです。このグラスたちは毎晩私のお供です。
買うつもりはありませんが、外出のついでに日本酒用の足のついたグラスを見てみました。ワイングラスで有名な「ディーデル」の日本酒用のグラスは2種類、「純米用」 「大吟醸用」 とありました。私がテレビで見たものよりはるかに大きなサイズです。そもそも私は大吟醸がどんな味なのか、純米がどんな香りなのかもわかりません。売り場の方は詳しく説明してくださいます。が、ちんぷんかんぷん。
別のお店に行きました。「木村硝子」が作っている日本酒用の足のついたグラスです。盃やぐい呑の発想からでしょう小ぶりです。 でも私がテレビで見たものはやや丸い形をしていました。柔らかな丸さが手のひらに落ち着くように思えたグラスでした。このシリーズではお銚子まで脚をつけたものがありました。 私などすぐに割ってしまいそうです。足のついたグラスは華奢に見えます。洗う時には十分気を付けますが、いくつ割ったことやら。それでも心惹かれる足付きのグラスたちです。「木村硝子」からは足は付いていませんが、日本酒用の小ぶりなグラスがいくつかあります。 日本酒を飲まない私が言うのもなんですが、「この大きさじゃなきゃね。」こうして見て回った時間は楽しいものでした。いつか主人用に1脚、欲しい形が見つかったら買うかもしれません。