晴、24度、84%
庭仕事をすると爪は真っ黒、指先は割れると手がどんどん汚くなります。木を切る、石を動かすなどの力仕事も加わります。見つけた害虫やナメクジを咄嗟に握り潰すこともしばしばです。そんなわけで手袋は欠かせません。 ずっとこの同じ物を使ってきました。年に3組、買い換えます。グリップが程よい薄さのゴム引きなのでハサミを持ったり、枝に捕まったりするときに手が滑らず力が入りやすいと感じます。庭に出るとこの手袋と長靴が必需品となります。
チェーンソーを買い求めて、年に数回庭の木を切ります。足場を確認してハシゴに乗って切ることもあります。そんな私を心配して主人が手首より上まである手袋を買いなさいと言います。袖付きの手袋は殆どがバラの木の剪定用です。袖の部分は布製で、女性が使うことを想定しているのかバラの花柄が多く売られています。しかも女性向けですから手袋の部分が私には小さめです。欲しいのはちょうどの手のサイズ、袖は厚手の革製の手袋でした。やっと見つけました。
手袋部分はラム皮なので少し柔らかすぎるように感じます。幾度か濡れると硬くなるでしょう。一方、袖は牛革です。やや広がりが大きのが気になりますが、手首から腕にかけても保護します。もちろんバラのトゲからも守ってくれそうです。ハサミを握るといつも使っている手袋との違いがはっきりします。ラムの皮もグリップはしっかりしています。その上厚みがあるので力がこもります。でも指先は太め、細かい仕事には不向きです。
日常使いはいつものピンクの手袋を使うつもりです。手袋をしていても、この4年間の庭仕事で指の形も太さも変わりました。元々無骨な手です。その上に力仕事が加わり節が大きくなりました。帰国前にはすんなり入っていた指輪が今では一つも使えません。まあ、指輪にはそんなに執着していませんから構わないのですが。
袖付きの頑丈な手袋を求めたら、また木が切りたくなりました。困ったものです。