曇、14度、70%
「バームクーヘン」が小さい頃から大好きです。鉄の棒が回りながらだんだんと大きく焼かれるバームクーヘン、焼いているのを見るのも大好きです。そしてこればかりはお家では作れないお菓子だと決めていました。ずいぶん以前、亡くなった作家の串田孫一さんがご自分で「バームクーヘン」を作られると聞いてびっくりしました。それは薄く焼いた生地を重ねた「クレープのミルフィイユ」のようなものです。その「バームクーヘン」を猫を抱き、たくさんのレコードの棚の前で切り分ける串田孫一さんの写真まで記憶にあります。でも、私が好きなのは丸い筒状の「バームクーヘン」です。先日、家で作れる「バームクーヘン」のことを知りました。簡単です。「卵焼き」に芯を入れてクルクルと巻きながら焼きます。使うのも卵焼き器です。
最近「ピスタチオプードル」、ピスタチオの粉末を買い求めました。「ピスタチオバームクーヘン」を作りました。「ピスタチオプードル」はあの綺麗な緑色ではありません。市販のピスタチオのお菓子はきっと色付けされているのだと思われます。
焼き上がりました。 無骨な「バームクーヘン」です。でもとっても嬉しい。切り分けると、 「ピスタチオプードル」のプツプツが見えます、やや緑がかっています。「ピスタチオプードル」のおかげでどっしりと重めの「バームクーヘン」です。しっとりさせるために「ハチミツ」を足しました。一番外側がやや硬めに焼きあがっています。落ち着かせるために卵焼き器に長く置きすぎました。
ココさんもお待ちかねです。改善の余地がたくさんあります。次回は普通の「バームクーヘン」を焼くつもりです。お家で「バームクーヘン」が焼けるなんて、最高の幸せです。