チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

カタクリの花

2023年04月02日 05時03分44秒 | 

曇、13度、86%

 香港にいた頃、3月に入るとNHKワールドで番組と番組の間の短時間、日本の桜の景色が流れました。撮り溜めた各地の桜の風景、有名な場所ではなく身近な桜の風景が1日に幾度も流れました。海外に住んでいると桜の景色は心に沁みます。有名な桜の名所ではないばかりに、あの1、2分の映像に日本を強く思った方が多かったのではないかと思います。そして桜の景色と入れ替わりによく流れていたのが、里山の「カタクリ」の咲く風景でした。ハイキングに来た方達が「カタクリ」の群生を見上げています。紫の可憐な花が風に揺れる様を私も見入っていました。

 香港に渡る前「カタクリ」の花を見た記憶がありません。どこにでもある「カタクリ」の花かと思っていました。秋になって、春咲の球根が店に並び始めました。中に「カタクリ」と書かれた球根を見つけました。嬉しくて後先構わず買い求めました。翌春、庭の一角に咲いたのは黄色い「カタクリ」の花でした。

 日本の紫の「カタクリ」は奥まった林などに生えるのだそうです。家庭でも育てやすい「黄花カタクリ」は外来種でした。色は黄色ですが、花形は「カタクリ」と同じです。黄花の方がやや大きいと教えてくださる方がいました。それでも「カタクリ」が庭の片隅に咲いたと言うだけで、心温まりました。

 植えて5年目の今年、「黄花カタクリ」が咲きました。 群生とまでは行きませんが、蕾がいくつも見られます。柔らかな2枚葉の間から、細い蕾が伸びて来ます。今か今かと開花を待ち侘びます。

 群れて咲くまでには7、8年かかると聞いたことがあります。「カタクリ」の球根が地中で子分かれしている様を想像しながら、気長に増えるのを待ちましょう。クルッと巻いた花びらが風に揺れると、麗しい。

 

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