チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

キャセイパシフィックラウンジ 羽田国際空港

2015年02月24日 05時44分35秒 | 旅行

ガス、18度、96%

 先日の帰国は久しぶりに羽田空港でした。関東に帰るのも、お家の場所によっては成田が便利な方もいらっしゃるでしょうが、羽田の便利さは、都心部へのアクセスの良さです。そのせいで、今や香港、羽田便は予約殺到の便です。今回、羽田にタッチダウンして、羽田から飛び立つまでの正味の時間は、2日弱、しかもその間に、福岡に5時間程行きました。

 いよいよ、香港に帰る為に羽田に着くや、ゆっくりする為にキャセイパシフィックのラウンジに向かいました。主人からキャセイのラウンジが独立してきれいになった事を聞いていました。それまでは、同じワンワールドグループの日本航空のラウンジを使っていました。

 空港建物の6階、受付を過ぎるなり、前面ガラス張りの窓から見える景色は最高です。お天気が良かったせいもあり、スカイツリーも見えています。主人は富士山を見たそうです。おそらく200°近い広角を持っている景色です。早速、オットマンの付いた深い椅子を占領。

 まずは、コーヒーマシーンへ。豆を碾き同時にコーヒーを入れてくれるこの機械は、今やどこのラウンジにも見る事が出来ます。豆もいいのでしょうが、このコーヒーマシーンの前で、エスプレッソにミルクを入れて2杯立て続けに飲むコーヒーは、一遍に目を覚ましてくれます。

 キャセイのラウンジには、ヌードルコーナーが必ずあります。ヌードルと小さな点心。頼むとそこから作ってくれるヌードルです。コーヒーマシーンの横のカウンターがそのヌードルコーナーになっています。 こちらがメニューです。メニューを見ていると、横から、お姉さんが、「オークラホテルのシェフが香港と同じレシピでお作りしております。」と声をかけてくださいました。嬉しや嬉しと、一番香港らしい、雲呑麺とチャーシュウパオを頼みました。頼むと、 こんな機械を渡してくれます。これも香港と同じ。この機械がビリビリと赤い信号を発すると、注文したものが出来上がっていますので、カウンターに向かいます。

  はい、こんな感じです。わー、香港のより随分きれいに盛りつけられています。もうワクワクの私です。もちろん麺から頂きます。スープを一口、まず、ここでガックリ。あの深い海老の香りがしません。次に雲呑をガブリ、ここでたいそうガックリ、雲呑の中身はパサパサの豚肉です。香港の雲呑はプリンとした海老が入っています。次に、麺をすすります。この段階で頭が垂れ下がってしまう程、ガックリしました。麺の細さはいいのですが、あのやや堅めの芯が感じられません。茹で時間が長いのか、日本で作られた麺かも知れません。

 はい、気を取り直して、チャーシューパオにかぶりつきました。飲茶を売り物にする店で味の決め手、そこ店の善し悪しを決めるのはチャーシューパウなのよ、と香港人の友人が教えてくれて以来、初めての店に行くとシャーシューパオを頼みます。香港のチャーシューはやや甘めですが、ご飯にもパンにもそしてこんな饅頭にも、相性のいいチャーシューです。しかもやや脂がのっていなくてはなりません。これまた、最初のガブリで、ガックリ。甘さも脂身も感じません。品がいい?品が良くて美味しければいいのですが、この2品、品の良さばかりが先行しています。

 全体に、香港のラウンジに比べるとメニューが大幅に少なく感じます。香港のキャセイのラウンジは、ほぼビュッフェスタイルです。どうぞお好きなだけ、といったおおらかなラウンジですが、この羽田のラウンジは、いかにも日本的。小さく盛られたフルーツ。小さく盛られたサラダ。まるでデパートの個食総菜売り場を思い出します。

 香港のラウンジでは、果物は丸のまま、ケーキは切られてラップに包まれています。サンドイッチも薄紙に丁寧に包まれています。このラウンジから、長距離飛行便に乗る人もいるわけです。そういう方は、果物、サンドイッチを出掛けに荷物に入れて行かれます。

 羽田のラウンジは、どこを見ても、そうした持ち運びできそうな品はありません。私、随分とこの羽田のラウンジに長居したのですが、パソコンと携帯片手に仕事ならぬ仕事を片付けておりました。気が付くと、、もう、搭乗時間が迫っています。そこからがさすが、60も近い厚かましい私のする事です。チーズなどの小さなバーがあります。パンに生ハム、スイーツがあり、カウンター内のお姉さんがサーブしてくれます。そのカウンターに行き、ケーキをキッシュを持って行ってもいい?と尋ねました。いえ、半強制的です。尋ねながら、片手にはナプキンを拡げています。はい、もう片手にはトングも握っています。お姉さん、「そう仰る方もいらっしゃいますので、そっと」と言ってくださいます。ところがそのお姉さん、カウンターの下に手を伸ばしたかと思うと、取り出して来たものは、なんと、サランラップでした。「油染みが付くといけませんから。」と控えめに、私が取り分けたものを包んでくれました。こればっかりは、さすがオークラホテル、いえ、さすが日本です。大事にバックの一番上に入れました。

 シャワー設備のありますが、もちろんお手洗いは必ず行きます。 香港の四角いトイレに嫌気がさしている私です、普通のトイレを見ると、何やらホッとします。シャボンやハンドクリームはジュリークのもの。左に見える真鍮の丸いものに手をかざすと、水が出ます。蛇口も真鍮で、このトイレは頗る感じよく思います。トイレの掃除のおばさんはいませんでしたが、きれいなトイレです。

 さて、もう3日も前に行ったラウンジの事を急に書く気になったかというと、昨晩、 こんなメールが送られてきました。羽田のラウンジの調査アンケートです。新しくオープンしたばかりのラウンジです。これから、利用客も増えるはず。かなり長いアンケートに真摯に繕わずに思った事を書いて送りました。

 頂戴して行ったケーキやキッシュは、まずい機内食を殆ど食べずに、両隣の方に気を使いながら、パクパク。

 チキンキッシュとほうれん草のキッシュです。大きさは、三センチ程の一口サイズ。チキンはまずまず。ほうれん草のキッシュは青汁を固めたようなものにアクセントにナッツが入っています。見出し写真が、キャラメルコーヒーケーキ。これも三センチ程の小さなもので普通に美味しく頂きました。

 ラップに包んでくれたお姉さんの感じの良さとトイレのデザイン、景色の良さが印象に残るラウンジです。

コメント
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