曇り、13度、83%
サンドライドトマト、大好きな食べ物の一つです。真っ赤なトマトをこれまた太陽の下で乾燥させたもの。お日様の恵み一杯のカラカラトマトです。カラカラの状態では、ほんのり甘みが感じられる程度の食べ物ですが、これをオリーブオイルに漬けると、香りはトマトと太陽、その味ときたら濃厚なねっとりしたものに変わります。
先日、我が家の近くのエリックカイザーの店に行きました。お店の前にモモさんをつなぐ場所がありません。たまたま主人と3人でしたので、私は外でモモさんと待つことに。ガラス張りの大きな店は外から丸見えです。主人が選ぶパンにそれはダメ、とかそれにしてとか外から合図を送ります。主人が選んだパンの一つが、トマトのパン。
トマトのパンと書かれてたと言いますが、口に含むとサンドライトマトです。大きなサンドライトマトの切れっ端が入っています。ルヴァン種を使った、エリックカイザーのやや重めのパンにたっぷりのサンドライトマト、絶妙な組み合わせです。ところが、ただでさえ重めのパンなのに、どっしりと感じるこのパン、包まれていた紙袋を見ると油染みが付いています。サンドライトマトのオイル漬けはオリーブオイルをたくさん含んでいます。きっと、じんわりとにじみ出たオリーブオイルです。やや重く感じられるので、ならばと自分で焼いてみる事にしました。
最近では、オリーブの計り売りのコーナーにサンドライトマトも各種並ぶようになりましたが、今回は瓶詰めを使いました。パン生地はお気に入りに配合に、砂糖を減らして作ってみました。
エリックカイザーのパンは、大きなかまぼこ型でした。私は、得意のまん丸。 200gの粉に対して、サンドライトマト6切れを使いました。大雑把に切っています。生地にはほんの少しのオリーブオイル。見出し写真のように軽く軽くし上がりました。次回はサンドライトマトを10切れまで入れてみようと思います。
自家製サンドライトマトを作りたいのですが、さすがの香港もイタリア産のトマト、パーキーの種が手に入りません。しかも、湿度の高い香港です。オーブンでベイクして作るドライトマトもあります。小ぶりなチェリートマトを使えば出来そうですね。
軽い仕上がりのサンドライドトマトの入ったパンは、アンチョビをのっけても、モッツァレラチーズをのっけても美味しそうです。