チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

香港満天星

2015年02月02日 05時37分07秒 | 

曇り、14度、89%

 もう半月もすると旧正月、中華圏の一番のお祝い春節がやって来ます。まん丸な黄色の小さなみかんの木、桃の木がお祝いの印です。鉢植えのみかんの木、ポツポツとつぼみを付けた桃の木が、店先や大きなショッピングモールに飾られるのももうすぐです。ところが気温が10度を下らない香港では、この時期に花をつける野生の花もあります。煙花(花火という意味)と呼ばれる花は、花火のように細い花弁を持った柿色の花です。以前は、この旧正月だけ香港では上がる花火でしたから、こう呼ばれています。

 煙花は、ツタ科の植物です。壁に這っていたり、古い家の屋根に這っていたり、町中でもチョイチョイ見られます。ところが山に入らないと見られない、この時期の花が、「香港満天星」。山に行けば見られるという花でなく、薮などを覗き込まなくては見つけることが出来ません。 大きさにして2センチから3センチ、吊鐘状のピンクの花です。春も進むと日本でも見られるドウダンツツジの一種です。日本のそれよりも花が数倍大きいものです。見出し写真の新芽の色などドウダンツツジの葉っぱの色と全く同じ。

 20年以上見て来てました。この「香港満天星」の木が、毎月行く山のどの辺にあるか知っています。にもかかわらず、全く花を見つけることが出来ない年もありました。昨年がそうでした。かと思えば3年前は、誰もが立ち止まって写真を撮る程に花をつけていました。花の当たり外れが年によって大きく違う「香港満天星」です。

 ベトナムを原産とし中国の華南地方にまで見られるこの木は、呼び名も様々です。「中国満天星」、「チャイニーズニューイヤーフラワー」、「ピンクシャンデリア」。でも、やっぱり私は「香港満天星」と思っています。

コメント
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