先日見たDVD“メグレ警視 聖歌隊の少年”の原作(かなり翻案されているが)と思われるG・シムノン/三輪秀彦訳『サン・フィアクル殺人事件』(創元推理文庫、1986年改装新版)の表紙。
どう見ても、ジャン・ギャバンがモデルと思われるパイプをくわえたメグレ警部(この本の中ではメグレはまだ警部である)の似顔絵が描かれていて、さらに裏表紙には、メグレに扮したジャン・ギャバンのスチール写真が飾られている。
この第3章が「合唱隊の少年」である。前にも書いたように、冬の早朝に教会の聖歌隊のために早起きして、寒いなかを教会に向かうメグレ少年の回想が印象的だった。
1998年11月16日(月)に近所の古本屋で購入した、と記してあった。
* 写真は、『サン・フィアクル殺人事件』(創元推理文庫)の表紙。