気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

面相筆モドキ

2016年09月20日 | 「 つぶやき 」
先日、ヨドバシで面相筆をみた。
(塗装する為に手持ちの筆をちゃんと調べたら、
まともなものがほとんどなかった)
いいものは高い。

一番安い物なら95円(だったかな)ぐらいからあるので
それでもいいのだが、
このタイプは筆洗いを繰り返すと
ボサボサになってしまい細い線が描けなくなる。
もちろん、高い筆でも同じだろう。
となると、高い筆を買うのを躊躇する。

で、最近のエポキシ接着剤を
いろいろな事に使ううちに
いろんなスキルを身につけたことから
ふと、あることを思いついた。

「自作してみるか」

百均で購入した穂先がナイロンの丸筆を使う。

穂先を水で濡らして指で平たくする。

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数回繰り返すと
穂先に分裂するところができる。

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その部分をカッターの背などで本体から分ける。

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そこに、コードをほぐして取り出した0.2mmの
銅線を2回巻きつける。

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それを捻って

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切る。

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ねじり代の部分を刺抜きではさみ、
穂先と穂尻を交互に軽くつまんで穂先が
纏まるようにする。(だいたいでOK)

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使い古しの先のなくなった軸を用意。

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あっ、先にこれを・・・。
適当なラッカーを用意。

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自分の必要とする筆先になるよう
ラッカーをつけて指先で先を整える。
(ここが大事なところ、汚れるのがいやなら
ティッシュとかでやってもいいが、
毛が抜けたり、バラけたりしないよう注意)

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で、先ほどの軸に穴を開けるのだが
いきなりだと失敗するのでアタリを付ける。

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自分はリューターに極小のビットをつけて・・・。

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それを筆先が入る(銅線も含めた径)大きさに拡大。

ねじり代が入るミゾを加工。

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で、エポキシ接着剤を穂尻に付けて
軸の穴に入れる。
さらに、ラッカーに漬けたところまでエポキシを塗る
(そこそこの厚みを持たせる)

写真は作業が忙しくなし。

洗濯ばさみで挟んで穂先を下にして乾かす。

乾いたら、軸からはみ出しているところをカット。

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ラッカーを落として完成。

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実際にラッカーで線を描いてみる。

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書き具合の調整は穂先の初毛のような
細い毛をカッターやよく切れるはさみでカットして行う。
(切りすぎても足りなくてもダメなので
何度か試し書きしながら少しずつ)

で、太さを変えて数本製作してみた。

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耐久性は未知数(エポキシがラッカーの洗浄液に
どのくらいたえられるか?ナイロン毛がどのくらい持つのか?)だが、
慣れると簡単に作れるので「まっいいか」
だめなら購入すればいいさ。(出費は控えたいが)