気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

グッド・ライ いちばん優しい嘘

2015年04月21日 | 「 えいが 」
スーダンの内戦で親を殺され、
生残る為、エチオピアを目指し歩き続けた
子供達は、そこさえも危険だと聞かされ
南にある難民キャンプを目指す。
1200キロ、更にその倍以上の距離を走破し
たどり着いた時には仲間の多くや
自分達を助ける為に投降し
生き別れになった兄の存在があった。
10数年後、アメリカへの移住のキップを
手にしたマメール、ジェレミア、ポール、パメラ(← 間違い。
アビタルが正しい。)
の4人はそろってカンザスシチーで新しい生活を
始められると思っていた。
ところが、女の子は里親の下へ行かされると聞き、
「兄弟は一緒に暮らすべきだ」と抗議するが
聞き入れられず別れ別れになる。
文化や考え方の違いに戸惑い、
苦労し、バラバラになりそうになりながらも
それぞれに自分達の道を模索する彼らに
職業支援の担当だったはずのキャリーは
なんとか彼らの力になりたいと行動をおこす。
バラバラになりそうな彼らを助ける一番のことは・・。

スーダン難民の受け入れ事業が9.11の事件で
停止状態になり、今だ多くの難民が
支援を必要としていると知った。
スーダンが分離独立したことでそれらの問題は
解決したと思い込んでいたのだが・・・。

真っ当に生きることをよしとする4人が
彼らにとっては矛盾に満ちたアメリカの生活で知った
生きるうえでの間違っているはずのすばらしい答え。
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セッション

2015年04月21日 | 「 えいが 」
ドラムで人の記憶に残るような成功を収めたいと
夢見ているアンドリュー・ニーマンは
超名門音楽学院のシェイファーに入学する。
それだけでも知る人が聞けば感心されるものが、
無知な人間には「それのどこがすごい?」と・・。
そんな時、学院一の教授フレッチャーに
自分のバンドにこないかと誘われる。
願ってもない事に喜び参加するが、
それは、彼の力を認めたというより、
すでにいる主奏者に対する噛ませ犬の役割だと知る。
悔しい思いをバネに必死に練習を重ねるアンドリューに
チャンスが舞い込む。
だが、それはバンドメンバーの不信感を誘う事件。
翌日、彼を待っていたのは
バンドメンバーからの冷たい態度だったが、
フレッチャーはそんなことに頓着せず、
アンドリューを主奏者だと宣言する。
勝ち誇った彼が安寧とする時間は短く、
次のライバルが招き入れられる。
三つ巴の戦いに勝利したアンドリューだったが・・・。

コンサート会場に向かうバスが遅れ、
会場まで歩くには時間がなく、
タクシーも呼ばないとこないと聞き、
目の前のレンタカー店に飛び込むアンドリュー。
会場に到着し、フレッチャーが渋るのを説き伏せ
自分がでると言い張るが、
「スティクも持たずにか?」と言われて
大変なミスに気がついた。
「車に忘れた。いいか取ってくるから・・・」
車を飛ばし、レンタカー店に忘れたスティックを
回収し会場へ戻ろうとする途中、
アンドリューの車に横からトラックが追突。
横転した車から這い出し、血だらけで会場に走り、
ステージで準備を終えていた代奏者を押しのけて
ドラムセットに・・・。
結局、途中までしか演奏を続けられず、
フレッチャーが曲を止め、会場に謝意を述べ始めた時、
アンドリューのやり場のない怒りが爆発し、
フレッチャーに殴りかかる。

アンドリューは退学になり、ドラムセットも片付け
スーパーの店員として働く日々を送っていた。
ある日の夜、ジャズの店(どういえばいいのか)で
フレッチャーがゲスト出演しているのを見た彼は
ふらりと店に入る。
ピアノ演奏が終わり、観客の様子を見ようとした
フレッチャーの目にアンドリューの姿が映る。
邂逅を暖める席でフレッチャーが学院を辞めたことを
驚いたように聞くアンドリュ-。
別れ際、「JVCコンサートにドラム奏者を探している。
あの時の曲目だ。よかったら来て欲しい」と
声を掛けられた彼はその為の準備を始める。
コンサート当日、フレッチャーはバンドの面々に
「一流のスカウトが来ている。彼らに認められてチャンスを掴め」と言い、
「彼らの前でヘマをするな、彼らはそれをずっと覚えている」と・・・。

ステージで準備を始めたアンドリューの元へ
近づいたフレッチャーは顔を近づけて言う。
「なめるなよ、俺が気がつかないと思ったか」
その言葉に嵌められた事に気がつき
愕然とし青ざめるアンドリュー。
(彼にはその言葉に心あたりがあった)

ほとんど全編の荒筋を書いてしまったが、
この映画が師と生徒という関係に
とどまっていないということを書きたかったから。
予告編でも、ラスト9分のシーンがウリだと
告知っているのだから、まぁ、いいだろう。
でも、荒筋では書きつくせない描写(シーン)が
すごいと思う映画だ。
ただ、音楽に造詣のないことを
歯がゆく感じたのも事実。
逆に言えば、音楽好きな人には
垂涎の映画なのかもしれない。
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