気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

ソロモンの偽証 後篇・裁判

2015年04月17日 | 「 えいが 」
裁判開始直後の展開は
「あぁ、やっぱりなぁ」という感じで
「裁判長、おしっこ行ってもいいですか」といった
描写に「お前らは中学生かぁ?(・・・中学生か)」と。
それを鎮めたのは松子ちゃんの父親の
心からの叫びだったというのも・・。
その後、あらかじめ用意されていた
シナリオ通りに進む裁判風景に
「これで何が明らかにできるんだろう」と不安に感じた。
一応、捜査のようなことをして集めた
証拠や資料を基に、
刑事や元校長、元担任と証言台へ呼び出すのだが、
校長・担任に素直な気持ちを表しつつ、
何もしてくれなかった先生達をディスるなど
予想通りの展開だった。
ところが、弁護人のはずの神原少年の
尋問に「おっ」と思い、
「これは大人の裁判ではないなぁ」と。
結局、被疑者?の容疑は晴れたのだが、
最終日に、あっと驚く展開が・・・・
(映画を見ている人間には想定の範囲内)
そして、陪審員の票決が出て、判事の木槌が
落ちおろされる瞬間、体育館に響く
「これじゃ、裁判をした意味がないんだぁ」と言う
悲痛な叫びが。

自分は神原少年の証言による描写を見て
「あぁ、やっぱりこういうやつと係わらないのが吉だなぁ」とか
思っていたのだが、
最後の藤野涼子の
「・・・・私達は前向きに生きていける」という台詞に
観る所を間違っていたと思い知らされた。

彼女が言った「宙ぶらりん」に対する
必要な答えがこれだったんだと。
裁判の結果がどうこうではなく。
コメント
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