涼宮ハルヒの分裂読了です。次辺りの更新で分裂ネタ振ると思います。8巻までに徐々に小出しにされてきた要素の集大成な訳ですが、根路銘さんの予想していた様な話になってきたのが個人的には面白いですね。
起承転結に合わせて作画する、と言われると、なるほど、と判ったような気がしますが、実は起と承、承と転、転と結の繋ぎ目はどうするのか?という問題は、簡単ではありません。
この「繋ぎ目」問題は、一般人が漫画を描く時にも、「異能者」の作品作りにも関連していると思います。
「野獣系」作家の驚天動地の展開は、普通なら段取り通りに進む展開を、敢えて飛躍させ、落差で切断し、時間を伸縮させ、崩す事で面白くしている様に思われます。
「天然系」作家のなんともいえない良い感じ雰囲気も、間の活用や、普通は流してしまうような些細な事を強調することで、普通の展開を脱線気味にして面白くしていると思います。
「普通の展開からの脱線」という点で両者は共通している訳ですが、要するに、かなり違う印象を受ける効果を、同じ技法が起こしていると言うことです。
これは何処をいじくることで引き起こされているかと言えば、起承転結の間の繋ぎ目をいじくっているのだと思います。
起承転結は何段階かがあります。
1)何ページかのまとまり毎の間
2)見開きと見開きの間
3)何コマかのまとまり毎の間(1ページに収まらない場合も有る)
4)コマとコマとの間
5)1コマの中のキャラの動きの区切れ
6)1コマの中の背景世界の動きの区切れ
7)1コマの中のネームの区切れ
具体的にどのような繋ぎ目のいじくり方があるかはさらに考えを展開していきたいですが、以前述べた、「1ページ漫画と変則4コマの間の溝は埋められるが、1ページ漫画連作とストーリー漫画の間の溝は埋められそうに無い」という仮説は、この問題に関わってくると思います。
要するにストーリー漫画の区切れ目は4コマ連作では出来ない区切れ方をすることがある、ということだと思います。慣れた人には当たり前かもしれませんが。
何度も書いている様に、従来の自明の方法は崩れつつあり、新しい常識が育ちつつあるのかも知れず、洗い直して見ることに意味はあると思います。
異能者のやり方の中で盗めるところは盗むと言う場合に、「繋ぎ目のいじくりかた」を盗むことは絵をパクるよりは容易かもしれません。
思いつくままに進みます。
起承転結に合わせて作画する、と言われると、なるほど、と判ったような気がしますが、実は起と承、承と転、転と結の繋ぎ目はどうするのか?という問題は、簡単ではありません。
この「繋ぎ目」問題は、一般人が漫画を描く時にも、「異能者」の作品作りにも関連していると思います。
「野獣系」作家の驚天動地の展開は、普通なら段取り通りに進む展開を、敢えて飛躍させ、落差で切断し、時間を伸縮させ、崩す事で面白くしている様に思われます。
「天然系」作家のなんともいえない良い感じ雰囲気も、間の活用や、普通は流してしまうような些細な事を強調することで、普通の展開を脱線気味にして面白くしていると思います。
「普通の展開からの脱線」という点で両者は共通している訳ですが、要するに、かなり違う印象を受ける効果を、同じ技法が起こしていると言うことです。
これは何処をいじくることで引き起こされているかと言えば、起承転結の間の繋ぎ目をいじくっているのだと思います。
起承転結は何段階かがあります。
1)何ページかのまとまり毎の間
2)見開きと見開きの間
3)何コマかのまとまり毎の間(1ページに収まらない場合も有る)
4)コマとコマとの間
5)1コマの中のキャラの動きの区切れ
6)1コマの中の背景世界の動きの区切れ
7)1コマの中のネームの区切れ
具体的にどのような繋ぎ目のいじくり方があるかはさらに考えを展開していきたいですが、以前述べた、「1ページ漫画と変則4コマの間の溝は埋められるが、1ページ漫画連作とストーリー漫画の間の溝は埋められそうに無い」という仮説は、この問題に関わってくると思います。
要するにストーリー漫画の区切れ目は4コマ連作では出来ない区切れ方をすることがある、ということだと思います。慣れた人には当たり前かもしれませんが。
何度も書いている様に、従来の自明の方法は崩れつつあり、新しい常識が育ちつつあるのかも知れず、洗い直して見ることに意味はあると思います。
異能者のやり方の中で盗めるところは盗むと言う場合に、「繋ぎ目のいじくりかた」を盗むことは絵をパクるよりは容易かもしれません。
思いつくままに進みます。