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相鉄10000系・横濱はじめて物語号~ロゴにも注目

2006-12-13 | 鉄道[首都圏・私鉄等]
先週MAKIKYUは所用で相鉄沿線の某所へ出向き、昨日もこの沿線に出向いていましたが、先週相鉄線を利用した際、写真の車両にも乗車する機会がありまして、今日はこの電車に関して取り上げたいと思います。

相鉄10000系は、JR某社の標準車両をベースに…というより殆どそのまま(実は車幅などが微妙に狭められている様ですが、乗車している限りでは全く感じない範囲です)、前面のデザインや座席のモケットなどを相鉄風にした同車の最新型車両で、今まで直角カルダン駆動・ボタン開閉式の客窓など、他社では殆ど見られない個性の強い独特な味わいを醸し出す電車を作り続けてきた相鉄が、方針を大転換させた事を強く感じさせられる車両です。

独自設計の方針を転換し、また徹底したコストダウンを実現したJR某社の車両と共通設計にする事で導入経費を抑え、老朽車の早期取替え→省エネルギー形新車導入を促進するという意味では随分と貢献している車両ですが、主に各駅停車などの地味な役回りで運用される事が多い8両編成での導入が多い(10両編成もあります)上に、上記で記した様にJR某社の標準車両がベースになっていて個性に乏しい事から、活躍ぶりの割に人気は今一歩という所の様です。
(それでも首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る高額運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)の最新型車の様に帯色が異なるだけで
座席モケットやドアステッカーまで同じと言う車両よりは、まだ多少個性が感じられて良いですが…)

そんな事を言うMAKIKYUはどうなのか?と言いますと、この車両のベースになっているJR某社の車両が、MAKIKYUが現在不本意ながらも幽閉されている北総監獄の中核をなす辺境の街・印西市でも走っており、東京都心でも環状運転を行う某線など幾つかの路線で同じ様な車両が走っていますので、どうも相鉄ではなくJRに乗車している様な感触になってしまい、個人的な好感度は今一つです。
(ただ「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、静粛性に優れ近代的な印象のこの車両が相鉄では一番…という方も居られるかと思います)

そんな10000系ですが、現在運行されている車両のうち10両1編成が横浜開港150周年を記念した「横濱はじめて物語号」というラッピング電車となっており、地味な役回りのこの車両に彩を添えています。(この形式は時折ラッピング電車に起用される様です)

この車両は以前運行されていた旧型の鋼製塗装車・6000系の「ほほえみ号」などに比べると、ステンレス車体へのラッピングと言う事で華やかさには欠けますが、相鉄も随分力を入れている様で、各駅で運用列車の時刻を公開したり、この編成の記念パスネット(1000円券・いつの間にかSFぽけっとカードの名称が消えています)の発売も行っています。

この「横濱はじめて物語号」は5月から約半年の運行とアナウンスされており、もうそろそろと言った所(もしかしたらもう姿は見られないかも知れません)だと思いますが、記念パスネットでは10000系登場時のロゴが貼られているこの編成も、前面部分のロゴが最近各形式の車両で広がっている新ロゴに交換(写真は交換後の姿です)されており、それでいて側面は旧ロゴが残ってる状況(先週の時点で)ですので、この過渡期の姿がどれだけの間見られるのかも注目です。

あとこの車両のベースになっているJR某社の標準車両に関心のある方は、以前に公開した記事(7月20日:こちらをクリック)がありますので、そちらも合わせてご覧下さい。


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2 コメント

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Unknown (セト市交通局)
2006-12-13 20:26:43
 こんばんは。実はまだ一度も相鉄には乗ったことがないのですが、2両のみとはいえ編成にセミクロスシート車を配置したり、ユニークな開閉方式の窓があったりと、相鉄には結構注目してたのですが、この電車が出たときには正直言ってガッカリしました。これなら同じE231系ベースでもまだ東急5000系のほうがまだ個性が感じられていいと思います。
 走ルンですベースとはいわれてないですが、JR九州303系のように個性的なデザインの車両もありますから(私は303系は209系1000番台・E231系800番台とはかなり似てると思ってます)、もう少し工夫してほしかったです。
他の車両はなかなか…これはJRで (MAKIKYU)
2006-12-13 22:36:58
こんばんは。

相鉄はかなり独特な車両を作り続け、直角カルダンなどはその典型(VVVFでは相鉄だけ・なかなかいい音がします)ですが、この車両は相鉄らしさが感じられずJRに乗車している錯覚を覚えますので、ガッカリと言う方はそちらに限らず多いかと思いますし、せめて内装位は一工夫欲しい所です。(化粧板をはじめ、ドア上6文字表示のLED表示器までそのままです)

ただこの形式以外の車両はなかなか独特の味わいがあり、こちらも結構気に入っていますので、また首都圏へ来られる機会がありましたら是非乗車されると良いかと思います。(この形式はJRだけで十分かと思います)

また東急5000系列はJR某社車両のパーツを色々活用してコストダウンに努めていますが、こちらはデザインや下回りは独自のモノ、内装も路線毎に作り分けるなどのこだわりがあって独自色の感じられる電車ですので、これはそれなりに気に入っています。

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