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小田急線で昇降バー式ホーム柵を実証実験開始~実験対象箇所は伊勢原市内

2017-09-24 | 小田急グループ

既に小田急電鉄が公式リリースなどでも発表している事柄ですので、ご存知の方も居られると思いますが、小田急線における昇降バー式ホーム柵の実証実験が今日開始となっています。

 
実証実験の対象となったのは小田原線の愛甲石田駅、上りホーム(2番線)の小田原方3両分に昇降バー式ホーム柵が設置されています。

10両編成で後部3両・8両編成で後部1両が昇降バー式ホーム柵設置個所に停車、6・4両編成の場合は昇降バー式ホーム柵が設置されていない箇所でのみの乗降となります。

愛甲石田駅は厚木市愛甲と伊勢原市石田に跨っている駅としても知られており、駅舎の住所は一応厚木市ですが、今回昇降バー式ホーム柵が設置された箇所は小田原方=伊勢原市域となっていますので、MAKIKYUにとっては地元と言っても過言ではない所です。

今春伊勢原市に転居してからは、愛甲石田駅を利用する機会も多く、稼働開始した昇降バー式ホーム柵が作動する様子も早速視察してきましたが、各種データ採取や緊急時対応などのためなのか、上りホームには常に駅員やメーカー職員と見られる人物の姿が見受けられる状況でした。


ちなみに昇降バー式ホーム柵の設置自体は今月前半から行われており、昨日までは常にバー(棒)を跳ね上げた状態でしたが、警告音と共に3本のバーが動き、装置脇のランプが点灯する様を見ると、いよいよ実証実験が始まったという事を実感させられたものでした。


また昇降バー式ホーム柵の設置自体は上りホーム小田原方(後部車両)のみとなっているものの、新宿方先頭車両停車位置付近に列車停止位置を示すマーキング付の白柵が設置されたのも大きな特徴と感じたものでした。


この実証実験は来年2月末頃までの予定となっており、駅ホームに設置されているホーム柵にもその旨を記した告知分が見受けられたものですが、新宿駅4・5番線(急行系列車出発ホーム)に設置されているホームドアに比べると構造は簡易な様に見受けられ、車体長が揃えば多様なドア配置の車両にも対応できるものとなっています。
(新宿駅4・5番線のホームドアは、1000形ワイドドア車などの乗降には難ありです)

近年多発している線路内転落事故は小田急でも時折発生しており、MAKIKYUも時折人身事故の影響などで足止めや振替輸送利用という事もありますが、ホーム柵設置は線路内転落事故防止や減少にも大きな役割を果たすと思いますので、実証実験の結果が良好ならば、今後昇降バー式ホーム柵の導入促進にも期待したいと感じたものでした。



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