MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

ときがわ町営バスの豪華車両~中型車ながらもリクライニングシートは…

2008-06-29 | バス[首都圏]

  

先日「MAKIKYUのページ」では、日影終点~武蔵嵐山駅間を走るイーグルバスに関して取り上げましたが、今日はこの記事の中でも触れた明覚駅~日影終点間を走るときがわ町営バスに関して取り上げたいと思います。

ときがわ町は、かつての都幾川村と玉川村が合併して誕生した自治体で、都幾川村は廃止代替で独自に村内や越生(おごせ)駅へ乗り入れる村営バスを運行しており、その末期はイーグルバスに運行を委託する形態となっていました。

玉川村の方は村営バスこそなかったものの、小川町駅~明覚駅間で武蔵観光に委託して廃止代替バスを運行しており、この廃止代替バスは昨年、旧都幾川村営バスの路線と統合して小川町駅~日影~明覚駅~竹の谷間(区間運行の便もあり)を運行する一本の路線に再編されています。

これは市町村合併で運行主体となる自治体が、ときがわ町に一本化された事で実現したとも言え、ローカル路線の効率的な維持・運営という観点でも評価できる取り組みと言えますが、MAKIKYUが明覚駅~日影終点間で先日乗車したときがわ町営バスは、この系統の一部分に該当し、現在この系統はときがわ町営バスの他系統と同様に、イーグルバスが運行を受託する路線となっています。

ただイーグルバスが運行を受託しているとはいえ、乗車券類などはイーグルバスの一般路線とは異なり、運賃支払い方法もイーグルバスをはじめ、この地域の一般路線では一般的な整理券方式による運賃後払い方式ではなく、前乗り前払いの信用方式(区間によって運賃は異なり、乗車時に降車停留所を申告して該当区間の運賃を支払い)となっているなどの違いが見られます。

車両も路線再編に伴って移籍車両が発生しており、MAKIKYUが明覚駅~日影終点間で乗車した車両は、かつて武蔵観光で使用していた車両の様でしたが、主にこの路線で運用される模様(他の車両が充当される事もある様です)の側面にラッピングの付いた日野製中型車は、車内の座席も2人がけのリクライニングシートがずらりと並び、比較的短距離の生活路線にしては極めて高級と感じるものでした。

またこの車両はグレードが極めて高いだけでなく、信用方式では使う機会のない整理券発行機が中ドア付近(MAKIKYUの近所でも、使う機会のない整理券発行機が前ドア付近に付いている車両をよく見かけますが…)に取り付けられており、その上元々の降車ブザー設置数が少ない事もあるのか、降車ブザーも増設しているのですが、増設したブザーは配線が剥き出しになっているのも非常に特徴的でした。

MAKIKYUのときがわ町営バスへの乗車は、旧都幾川村営バスの頃を含めてもまだ2回目で、乗車した事がある路線も極一部ですが、他にもこの一体の一般路線でよく見られる車両とは異なるバスが幾つも走っている様です。

それに都心からもときがわ町は、東武東上線などを使って1時間強程度で訪問できるエリアですので、機会があればまた再訪して、まだ乗車していない路線や車両にも…と感じたものですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も機会がありましたら、是非ときがわ町営バスに乗車してみては如何でしょうか?



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。