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長崎県・平戸市内を走る生月自動車

2015-04-18 | バス[九州本土]

先月MAKIKYUが九州へ足を運んだ際には、長崎県の平戸へも足を運ぶ機会がありました。

平戸島は平戸大橋によって九州本土と陸続きになっており、日本最西端の駅・たびら平戸口駅(モノレールを除く)からも、さほど遠くない所に位置しています。

平戸へのアクセスは、佐世保からの西肥バスがメインとなっており、他に松浦などを発着する路線が存在、また平戸島内の路線も存在しています。


平戸島内の路線も、西肥バスが主流を占めているのですが、平成になってから平戸島と生月大橋架橋で陸続きとなった生月(Ikitsuki)島は、架橋前から生月島内で生月自動車が路線バスを運行しています。
(写真は生月島から撮影した生月大橋です)

生月大橋架橋後は、2社共同運行でスタートしたものの、後に西肥バスが撤退、現在は生月自動車が平戸市中心部まで片乗り入れとなっています。

生月島も市町村合併で平戸市に編入されたため、現在一般路線は平戸市内のみを運行していますが、西肥バスと異なり事業規模が小さく、路線数も限られるため、余所者にとっては利用機会が非常に限られる事業者の一つになっています。

MAKIKYUは平戸島へ足を運んだのも、先月が初めてと言う状況でしたが、先月平戸を訪問した際に乗車する機会がありました。


かなりローカルな事業者ながらも、平戸~生月間の路線では大型車も頻用されているのが特徴で、渋い塗装をした日のブルーリボンのトップドア車は、乗車した車両(写真)以外に番号違いも目撃、複数台が活躍しています。


このバスと同じ塗装の中型車なども目撃したほか、白を基調にしたシンプルな装いに、イラストが描かれた車両にも乗車する機会があり、こちらも乗車した写真の車両以外に、生月島内で同塗装のレインボーRB(マイクロバス)なども目撃しています。

小規模事業者だけに、長崎県のバス大手各事業者で通用するICカード「長崎スマートカード」や、九州各地を走る大半のバスで通用する「SUNQパス」も通用対象外となっていますが、生月一部桟橋にある待合所などでは金券式回数券を発売しており、こちらは利用枚数制限なしですので、平戸~生月間の往復利用などでも活用できます。
(同一券種11枚綴りで10枚分の値段・最低発売金額は80円です)


また小規模な事業者ながら、車内放送は音声合成による放送が備えられていましたが、運賃表示器は今では珍しい幕式となっているのも大きな特徴と感じたものでした。

長崎県内では本土の大手各事業者をはじめ、離島の中では規模の大きい壱岐・対馬・福江の各島内を走る路線バスなどにも乗車した事がありますが、小規模離島などではネット上でも殆ど情報が出回らない小規模事業者も多数存在し、機会があれば今後これらのバスへの乗車も…と感じたものでした。

(お断り)平戸島は九州本土との間に橋が存在、生月島からも平戸島を介して本土と実質的に陸続きとなっていますので、この記事のカテゴリーは九州本土扱いとさせて頂きます。