今日JR九州とJR西日本のHPへアクセスしたら、昨日付けで日韓共同きっぷの発売終了に関するお知らせが出ているのを確認したものでした。
〈日韓共同きっぷの画像は、近日中に追って掲載したいと思います〉
日韓共同きっぷは日韓両国の鉄道(JR・KORAIL)と、両国間を結ぶ航路(高速船BETTLEか関釜フェリー)をセットにして、それぞれの乗車券・乗船券を別々に購入するよりも割安になる企画乗車券で、片道タイプで設定されているのが大きな特徴です。
(日韓両国の鉄道のみで、航路部分を自身で別途手配するタイプもあります)
ただ出発駅が限られている上に、出発駅周辺の旅行会社などでしか購入できず、その上出発間際の購入ができないなど、制約が非常に大きく使い勝手が芳しくないのが現状です。
既に発売実績が僅少なJR北海道やJR東日本のエリアに関わる設定は廃止されており、他の企画乗車券や旅行商品などを組み合わせた方が優位な状況である事が殆どという状況ですので、発売終了もやむを得ない気がします。
とはいえMAKIKYUは過去に日韓共同きっぷを2回程利用した事があるだけに、少々残念に感じる面もあり、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中でも日韓共同きっぷを利用した事がある方は、同感と感じる方も居られるかと思います。
(ちなみにMAKIKYUが以前日韓共同きっぷを利用した際は、小倉発と佐賀発でどちらもソウルまで、日韓間の移動はBEETLE利用タイプを通販で取り寄せたものでした)
近年はJR九州高速船「BEETLE」で割引率の高い割引運賃が設定される事が多く、首都圏や京阪神方面からだと九州までの新幹線ビジネスパック、福岡市周辺以外の九州在住なら博多までの2・4枚きっぷなどと、BEETLEの割引運賃を組み合わせた方が…というのが現状です。
MAKIKYUが最近韓国へ足を運ぶ際も最近は専らこのパターンで、実質的に差し支える事はあまりないのですが、KORAILを利用した事がない海外旅行初心者にとっては、日韓共同きっぴでは特定列車限定とはいえども、日本国内でKORAILの列車手配が可能なメリットもあります。
(KORAIL部分はOPEN発券とした上で、韓国到着後に指定を受ける事も可能で、MAKIKYUは差額精算でKTX特室を利用した事もあります)
一時日本人でも入会可能で、ネット予約や割引特典などがあったKORAILの鉄道会員制度も、後に住民登録番号か外国人登録番号がないと列車予約などが不可能になる改編が行われ、韓国非居住者のMAKIKYUは会費返還→退会せざるを得ない羽目になりましたので、これに代わり今後日本国内でもKORAILの列車手配が可能な体制が整う事を望みたいものです。
またJR西日本のHPでは今後JRとBEETLEなどの船舶、KOREA RAIL PASSをセットにした商品の設定予定である旨の記述が見受けられますが、今後具体的な発表が行われるとの事ですが、新商品がどの様な内容になるのかも注目したいものです。
(お断り)記事内容的にはJR・船舶・KORAILと多岐に跨りますが、この記事は鉄道[大韓民国・KORAIL列車]カテゴリーでの取り扱いとさせて頂きます。