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Peach×ラピート ハッピーライナーに遭遇~同発列車で追い掛けも…

2014-09-13 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]

JR全線の普通・快速列車が5日(回)乗り放題となる格安乗車券・青春18きっぷ有効期間も、去る10日で終了となりましたが、MAKIKYUは今月に入ってもまだ残存期間が残っている状況で、有効期間終了間際に立て続けに使う事になったものでした。
(今夏は仕事のスケジュールなどもあり、8月中に利用が難しかった反面、9月に入ってからまとまった休みが確保できたのも一因なのですが…)

今月に入ってもまだ3日分残存していた18きっぷも、一日は日帰り旅行で利用したものの、残り2日間は北陸~関西方面へ足を運ぶ際に利用したもので、スケジュールや18きっぷ残回数の関係もあり、関西からの帰路は少々奮発して新幹線利用(今回はグリーン車利用でしたので、18きっぷ利用による普通列車乗り継ぎとは、正反対と言っても過言ではありません)と言う状況でした。

北陸~関西方面へ足を運んだ際には、18きっぷで乗車できるJR線の普通・快速列車以外にも、別途運賃を支払ったり、企画乗車券類などを用意して幾つもの私鉄や路線バスなどにも乗車したものでした。

その一つが大阪なんばから南方へ路線を展開する南海電気鉄道で、先日南海電車に乗車した事で、MAKIKYUは今年大手15私鉄全てに乗車した事にもなったのですが、南海電車では7日から格安航空(LCC)のPeach Aviation(以下Peachと記します)の装いに改めた電車を走らせており、走り始めたばかりのこの車両にも遭遇したものでした。

対象車両は関西空港アクセス列車として運行している有料特急「ラピート」に用いられる50000系電車1編成(6両)で、同系の特別塗装は今年春~夏にかけて運行された真っ赤な装いに続くものとなります。

MAKIKYUは日頃関西に身を置いている訳ではなく、関西訪問も年に1~2回程度ですので、真っ赤なラピートは実際に姿を見る機会がなく、ネット上の画像などを見るだけで見納めになってしまったのですが、Peach×ラピート ハッピーライナーと称するPeach塗装のラピートも一編成だけですので、走り始めたばかりでたまたま遭遇するとは…と感じたものでした。


MAKIKYUが先日南海電車を利用した際には、南海線の電車でなんばに到着した直後に、なんば駅にPeach×ラピート ハッピーライナーが現れる状況で、暫くホームに停車している事から、様子を眺めたり撮影したりしたものでした。

Peachの機体色を纏ったPeach×ラピート ハッピーライナーは、特徴的な形状の先頭部が真っ白となっていますので、通常なら濃い塗装故に余り目立たないスカートを繋ぐボルトなどが、非常に目立つと感じたもので、装い一つで車両の印象が大きく代わる事を実感させられたものです。

なんば駅に入線したPeach×ラピート ハッピーライナーは、折り返し9時30分発の関西空港行に充当でしたが、MAKIKYUはこの時に南海電車をはじめ、関西一円を走る多数の私鉄・バスなどが乗り放題となる「スルッとKANSAI 2dayチケット」を利用しており、南海電車に関しては区間を気にせずに何処でも自在に乗車できる状況で、高野線ホームにはPeach×ラピート ハッピーライナーと同発の急行電車が停車している状況でした。


Peach×ラピート ハッピーライナーと同発の高野線急行は、南海電車で活躍する車両の中では、個人的な好感度も高い山岳区間直通対応の2扉車・2000系で、南海電車利用時には選んで乗りたい車両の一つですので、この電車の先頭に乗り込んだものでした。

 
乗車した2扉車充当の高野線急行は、Peach×ラピート ハッピーライナーと同発という事もあり、なんば出発から暫く高野線・南海線の2路線が併走する複々線区間では、両者の併走が見込まれる状況でしたが、MAKIKYUの乗車時にはなんば出発をはじめ、その後の停車駅新今宮・天下茶屋でも、Peach×ラピート ハッピーライナーの方が僅かに先発する状況でした。

そのためPeach×ラピート ハッピーライナーを追い掛ける格好となり、先頭車前方からその様子も何枚か撮影も出来たのですが、これはPeach×ラピート ハッピーライナーと同発の高野線電車が走っていても、狙って撮影できるものではなく、タイミング次第では上手く撮影できない偶然の産物ですので、随分希少なシーンを見る事が出来たと感じたものでした。

 
また関西は多数の私鉄とJRがサービス合戦を繰り広げ、鉄道に対して関心を持つ客層が多い土地柄もあってか、MAKIKYUが乗車している高野線急行に新今宮から乗り込んだビジネスマンの方も、車中から併走するPeach×ラピート ハッピーライナーの姿を撮影している状況でした。
(高野線急行に新今宮から乗り込まれた方も、gooブログでブログを開設されており、Peach×ラピート ハッピーライナーに関して記事公開されていますので、トラックバックを送信させて頂きました)

南海も公式HPのPeach×ラピート ハッピーライナーを紹介する項で、「Peachカラーの特別デザインを施した特急ラピートが登場するのは6編成中1編成のみ!まさに出遭えたらラッキー!」と謳っている位ですが、余所者がたまにしか利用しない南海電車に乗車し、この車両に出遭うだけでなく追い掛けシーンも撮影できたとなると…と感じたものでした。

ただPeachのHPでは、「空飛ぶ電車が本物に?!」と謳われているのですが、空を飛ぶのが大嫌いなMAKIKYUとしては、ラピートが空を飛ばれては…と感じますし、ラピートの終点・関西空港には何度か足を運んだ事がありますが、ここから大空の彼方へ向けて飛び立つのは、何処の会社かを問わず、個人的には勘弁願いたいものです。

ちなみにこの日はPeach×ラピート ハッピーライナー遭遇後、南海線で人身事故による運転見合わせ→堺周辺の乗客は堺駅から南海バスで高野線堺東駅へ向かい、そこから高野線に振替輸送も行われていましたが、その中には韓国・ソウルから初めて日本を訪問し、関西空港からなんば・日本橋(Nipponbashi)へ向かう観光客も含まれていました。

この時たまたま堺東駅の近くにある某大手旅行会社で帰りの新幹線乗車票を手配した後、堺東駅へ向かう途中でまたまたバス降車場に居合わせたMAKIKYUは、堺東駅でバス~電車に乗換となる事情を理解できずに、南海バス乗務員も事情を上手く説明出来ずに困っている中で、MAKIKYUが間に入って片言で事情を説明~なんばまで案内するといった事もありました。
(ただ日本語が出来ない外国人観光客とはいっても、韓国語の片言やハングルの筆談などが通じますので、7月に中央本線で乗り合わせたオランダ人観光客と意思疎通するよりは、ずっとラクに感じたものでしたが…)

日本初訪問の外国人観光客が、入国早々にいきなり乗車する事はまずないと思われる泉北高速準急行にご案内してから事情を伺うと、韓国から関西空港まで空を飛んできたとの事で、とてもMAKIKYUは真似出来ない芸当と感じたものでした。

ラピートに充当される50000系電車は、2000系と共に南海電車で活躍する車両の中では、個人的な好感度が比較的高い方で、空港アクセスに用いられる特別車両の中では、乗車回数も多い方(それでも2回ですが…)に入ります。
(空港へ足を運ぶ機会自体が限られるMAKIKYUとしては、空港アクセスの有料列車を利用する機会は非常に限られ、日本国内の旅客鉄道はほぼ全線に乗車していながらも、成田エクスプレスやスカイライナー、ミュースカイやはるかにはまだ一度も乗車した事がなく、韓国のKORAIL空港鉄道も一般列車にしか乗車した事がありません)

とはいえ終着駅故に、一応MAKIKYUは本州住まいながらも、韓国旅行の際には利用したくない交通機関の一つと感じており、また韓国へ足を運ぶ機会があれば、次もまた西鉄バスを利用できれば…と感じたものでした。
(当然ながら博多駅や天神などから博多港国際ターミナルへ向かい、そこからMAKIKYUの韓国旅行では毎度恒例となっているJR九州高速船「BEETLE」や共同運航の未来高速「KOBEE」などを利用できれば…と思っており、博多以外でも下関などであれば悪くない話なのですが…)