MAKIKYUのページ

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産交バス・松橋=三角線~風光明媚な海沿いを走る路線は、三角線とセットでの乗車も…

2008-07-06 | バス[九州本土]

 

「MAKIKYUのページ」では熊本県最大手のバス事業者・九州産業交通グループ(現在は九州産交バスと分離子会社の産交バスが存在:以下産交バスと記させて頂きます)に関する記事として、以前高森町内を運行するコミュニティバス・色見循環線の話題(該当記事はこちら)を取り上げた事があります。

この路線は産交HPや高森町HPなどでもダイヤ告知がなく、現地に行かないとその存在すら…という状況だったのですが、先月下旬にはその件で産交HDの方からMAKIKYU宛にメールがあり、親切にもHPのリニューアルで、高森町をはじめとするコミュニティバスの時刻を新たに掲載した旨の連絡を頂きました。
(MAKIKYUがメールで直接問い合わせした事柄以外で、交通事業者から公式にメールを頂いたのは初めてです)

MAKIKYUは日頃首都圏に居り、特に九州に縁がある人間でもありませんので、産交バスを利用する機会は非常に限られており、コミュニティバスに至っては、産交はおろか九州内で高森町以外の路線に乗車した事がない程です。

ただ産交バス自体は熊本県内を旅行した際に何度か利用していますので、今日はその中でもMAKIKYUが印象に残っている路線の一つ、松橋~三角間を走る路線に関して取り上げたいと思いますが、この路線は盲腸線的印象が強いJR三角線(その気になれば三角から天草方面などに足を伸ばす事も可能ですが…)に乗車する際、来た道を戻るのは…と思われる方にもオススメの路線です。

MAKIKYUは4年前に開業した九州新幹線の試乗会に参加した際、熊本で試乗会の対象列車まで時間に余裕があった事もあり、熊本を拠点に三角線乗車に出向いた際、往復で同一経路では…という事で、この路線バスに乗車してから三角線に乗車する行程をとったのですが、途中では不知火海を臨む長閑な風景の中を走り、車窓もなかなか良かったのを覚えています。

車両もMAKIKYUが乗車した際には、如何にも九州の路線バスといった印象の西日本車体工業58MC車体・中扉4枚折戸の大型路線車(下回りはいすゞ製でした)で、路線の土地柄を考えると中型程度かと思っていましたので、この車両がやって来た時は意外に感じると共に、この様な車両はMAKIKYUが日頃動き回っている首都圏をはじめとする東日本では見られません(西工58MC自体も、中古などで少数が走っている程度です)ので、嬉しく感じたものです。
(ただ途中ですれ違った車両は中型どころか小型で、様々な車両が使われる様ですし、松橋では熊本行でマイクロバスの姿も目撃していますので、もしかしたらマイクロバスが出没する可能性もあるかもしれません)

ちなみに写真の車両は、乗車した時点でも結構古参の部類に属す車両でしたので、今はもう走っていないかもしれませんが、松橋~熊本市内方面への路線などで通用するTo熊カード(熊本共通カード)には対応しておらず、To熊カードを用意していたMAKIKYUは、別途専用回数券(産交全線で通用する金券式回数券)を別途車内で購入したものです。
(松橋は勿論、三角でもTo熊カード対応車両を目撃していますので、松橋~三角間の路線にもカード対応車が充当される事もある様です)

ただ車内でも1000円のミックス券(合計1100円分で数種類の金券をセットしたもの:会社によってはセット回数券などと呼ぶ場合もありますが、産交ではミックスと呼んでいます)を取り扱っているだけあって、使い勝手は悪くなく、その後別の旅行で産交バスに乗車した際に残りも使い切りましたが、この路線の片道だけでも800円以上を要し、今なら九州内高速・路線バスが乗り放題の「SUNQパス」もありますので、これを使っての乗車も悪くないかと思います。

また「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、この記事を見て是非乗車を…と思われる方も居られるかと思いますが、本数は一日10本程度と決して多くはないものの、産交HPで時刻検索は可能ですし、三角からは松橋以外に宇土へ向かう路線などもありますので、スケジュール次第ではこちらも有用かもしれません。