まこちの風来坊日記

湘南ベルマーレ応援記を中心に、時には旅の記録や菜園記録など
明るく元気な風来坊の生活スタイルを綴っていきたい。

韓国への旅ー「楽古斎」編

2007年12月16日 | お出かけ


ここは韓国伝統家屋を体験できる宿泊施設「楽古斎(ラッコジェ)」。
ここに泊るのが今回の旅の三つの楽しみの一つであった。
今月の8日と9日の二泊をFAXで予約しておいた。
何の返事も無かったので不安一杯だったが到着し玄関のチャイムを押したら我々より年配のおば様が笑顔で出迎えてくれた。

場所はソウル市内。
地下鉄3号線「安国」駅2番出口から徒歩5分位。



中に入るといきなり味噌の瓶置き場が目に飛び込み
一瞬タイムスリップしたような錯覚におちいる。
更に進むと130年前に建てられた家屋の全景が目の前に広がる。



実はこの正面の部屋が韓国ドラマで50%以上の高視聴率だった「私の名前はキム・サムスン」でヘンリーが滞在していた部屋である。
一人部屋で内部はこんな感じ。



私達が通された部屋はここで最も広い部屋だった。
二人部屋でよかったのだが幸いこの日はお客さんの数が5人のみということで私達に一番良い部屋を準備しておいて頂けたようだ。
(えっ、料金は大丈夫かなぁ?)

部屋の内部を写したものだ。


(12畳位の居間兼食事所 ↑↓)



(4畳位の空間、私達は荷物置き場として利用)

(8畳位の寝室 ↑)

(バスルーム ↑ これが二ヶ所有り)

部屋の随処に伝統的な置物が配備されており心が和む。
床は勿論オンドルで足元からホカホカ。
トイレのタイル床にもオンドルが設備されていて暖か。
特に就寝の時も布団が暖かくなっていて
もぐり込むと全身の力が抜けスーっと心地良い眠りにつける。

オンドルは初体験であったが非常に気持ちいいし健康にもいいらしい。
我が家も一部屋ぐらいは床暖房を検討したい・・・、ものだ。

二日間で出された食事を記録しておこう。


(一日目の夕食:蟹の煮付け・てんぷら・焼き魚)

(二日目の夕食:骨付きカルビ・てんぷら)

(一日目の朝食:あわびのおかゆ・焼き魚)

(二日目の朝食:コンチネンタル)

食べきれないほどの量が食卓に並んだ。
すべてが私達の口に合いとても美味しかった。
「太る、肥る、ふとってしまう」と言いながらも箸が進む愚妻。
どこでも出されるキムチ・ナムル類だが
今が旬の白菜を浅漬けしたキムチは最高だった。

夕食後くつろいでいたら
「サウナの準備ができましたのでどうぞ」と言われた。
持って来られた着衣に着換えて案内されたのは
5名位が一度に入れる土で作られた伝統的なサウナ。



通常のサウナほど温度は高くないので入りやすかった。
四隅には薬草が置かれほのかな香りが漂い気持ちよい。
横になり5分ほどでジットリと全身に汗がにじんで来る。
10分経つとサウナ着が濡れ始めそろそろ退却の準備。
出た後は部屋にもどりシャワーで汗を流す。

これがチルチルバンと言うのだろうか?
ゆっくりできて身体の奥まで暖まり一日の疲れがすっ飛ぶ感じだ。

その後のこれがまた最高。
「ビールください」と頼むと韓国のりと一緒に持ってきてくれる。



夜9時過ぎ、至福のひと時だ。
突然、隣りの部屋からおば様達の鼻歌が聞えてくる。
どうやら韓国民謡を歌いながら後片付けをしているようだ。
テレビも無い所なのでこの鼻歌が一番の娯楽であった。

10時就寝、7時起床。寝過ぎたようだ。
旅に出てこれほど眠れたことはかつて無かった。

朝食後、煙草を飲みに中庭にでた。
すると外国人男性が一人、のんびりと休んでいた。
片言の英語で挨拶を交わす。
フランス人で今はスペインに暮らしているとの事。
部屋はこの離れに宿泊したそうだ。



やはり伝統的なこのラッコジェが気に入った模様。
今日の晩はソウルにいる友人がここを訪ねてくるとの事だった。

もう一組のお客さんは若い韓国人カップルでこの部屋に泊った模様。


(12畳一間でバストイレ付き)

おば様の話によるとお客さんの大半は日本人のようだ。
キム・サムスン撮影場所とのことで人気上昇したとのこと。

清潔感あふれ且つ他国の伝統文化に触れることができたのは良き思い出となろう。

チェックアウトの際、お土産までを頂いた。
「これを使う時にはラッコジェを思い出して下さい」


(お土産は良質のタオルだった)

笑顔で送り出して頂いたおば様に「カムサムニダ」。

おまけ:
娘から頼まれたキムサムスンのぬいぐるみを明洞でゲット。


ところで、
「料金はいくらだったの?」と尋ねると
「カードで支払ったから分からない」と愚妻。
「あっ、そう」と半ばあきれ顔の小生であった。







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