まこちの風来坊日記

湘南ベルマーレ応援記を中心に、時には旅の記録や菜園記録など
明るく元気な風来坊の生活スタイルを綴っていきたい。

ハングギョンU22韓国vsサウジ戦

2011年12月02日 | 湘南ベルマーレ

11月27日に行われたロンドン五輪アジア最終予選Aグループの韓国vsサウジアラビア戦を観戦してきました。

早朝羽田空港から金浦空港へ、到着したのが11時30分。

タクシーでソウルワールドカップ競技場に到着したのが12時ちょっと過ぎ。

韓国娘に電話すると「既に入場しているので6番ゲート入口に来て下さい。」との事。

彼女達と一年ぶりの再会を喜んだあと事前に購入しておいてくれたチケットで入場。

座席は正面スタンド一階韓国側ベンチ近くの前から15列目位を確保し荷物を置いたらどうにか落ち着くことができました。

彼女達が準備してくれたキンパブ・トッポキ・チキンそしてビールで談笑しながら昼食を取っていると選手達がピッチに現れました。

ハングギョンを約一ヶ月ぶりに、彼の母国で見る事ができました

しかも、気合いの入れ様は尋常ではないように感じました。国際試合で大事な一戦、ホームゲームだし勝たねばならぬ、と言った気迫が伝わってくるように思えました。

早速、まこちは持ちこんだゲーフラを掲げましたが最初は気が付いてくれません。

気付いてくれたのは練習終了間際、彼は我々に両手を叩いて応えてくれました。

先発メンバーのアナウンスです。やりました

「背番号:16、ハングギョン、湘南ベルマーレ」

このアナウンスの時、我々は飛び上がって、ハイタッチして大喜びです。

22歳組とは言え、国を代表する11人のメンバーに入った訳ですから物凄い事です、ハイ。

「この選手ですね、ハッキリと覚える事ができました。今日から私達も応援します。」と日本語で喋る韓国娘達。

 このメンバーの中にはJリーグで活躍している選手が5人も追加召集され17人中、計6人いました。

京都サンガのチョンウヨン(15)・セレッソのキムボギョン(10)・アルビレックス新潟のチョヨンチョル(11)などです。

そしてこの試合の審判団は日本。主審はあの有名な・・・、西村雄一さんでした。

ゲームは、カタール戦から移動して中3日と言うこともあってか、全体的に厳しい内容のように感じました。ボール支配は韓国が勝っていましたが最後の詰めが甘くゴールにつながりません。

ハングギョンはいつものボランチの位置でフル出場しました。

冷静なボール廻しは的確で、チャンスがあると自らドリブルして前に向かっていました。

約3週間のチーム合宿でまた一段と上手くなったようにみえました。

相手からのファールを数回もらっても立ち上がる身体の強さや闘争心も醸成されていたようです。

結果は、前半にPKをもらいチョヨンチョルが確実に入れたのが決勝点。1-0の勝利でした。

これで韓国は3戦して2勝1分け勝ち点「7」でAグループ首位をキープ。来年2月~3月で3戦して首位で終ればロンドン行きの切符を手に入れる事ができる。是非とも、2月中には決めてもらいたいものだ。そして日本と共にロンドンに行きましょう。

さて、ここでのサプライズです

試合開始前からこうしてゲーフラ掲げているのですから廻りの方々から注目されます。

ハーフタイムに入った時、男性二人から声掛けられました。(何か迷惑かけるような事しちゃったかな?)、と思ったら韓国娘が通訳してくれて・・・、

「ハングギョン選手のお父さんとお兄さんが挨拶に来られました。」

えっ

ちょうど、我々の後部座席で観戦していたらしく、我々の姿が見えたらしいのです。

通訳によると、

「応援に日本から来てくれて本当にうれしいです、ありがとうございます。」と父親。

「このフラッグ、最高です。とても嬉しいです。」とお兄さん。

皆で握手してお互いに喜び、写真撮ったりしていたら直ぐに後半戦に入ってしまいました。観戦中に、そのお兄さんが我々にお茶と餅のお菓子を持って来てくれました。母親手作りの「生姜とシナモン入りのお茶」とのことでした。とても暖かくて美味しかったです。(どうも家族4人位で来られていたようですネ!?)

終了後も、ご丁寧にお父さんが挨拶に来てくれたので、チョットだけお願いしちゃいました^^

「来年もベルマーレでゲームができる事を祈ってます。」と言うと、

「私もそうして頂けるのが一番の望みです。」って返してくれました。

(これで契約更新は決まりですね    )

ネクタイ締めてキリッとした姿に笑顔のお父さん、グギョンにそっくりで日本語も少し話せる優しそうなお兄さんは我々にとって忘れがたい存在になりました。

「来年、平塚でお会いしましょう  」と再会を約し堅い握手をして別れました。

こんな出来事が待っていたなんて・・・、きっと愚妻の作ったゲーフラがこのようなサプライズを引き起こしてくれたのでしょう。

とても楽しかったU22韓国vsサウジ戦のグギョン応援ツアーでした。