まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

H21年度予算案

2009-02-18 21:56:59 | Weblog
今日は昨日配布された議案書や資料に
少し目を通しました。

芦屋市のH21年度一般会計予算案は約397億5千万円となり
昨年に比べて4.8%の減少となっております。

「安全」と「環境」、「保健・福祉」、「教育」を重点項目として
組まれた予算は、震災時の借金の返済や、景気応対などによる
税・交付金の減少など、非常に厳しい財政状況の中、基金からの
繰り入れによって歳入を確保し、公共施設の整備や耐震化、
維持補修費などに充てることで、地域経済の活性化に配慮したとの
説明が示されています。

歳入の多くは市税であり、214億5600万円で、
全体の54%を占め昨年とほぼ同様であると思います。
個人市民税は少し増加しているのと、
路線価の見直しがあった固定資産税も増加していますが、
反対に法人税が景気の後退が要因となり前年度から27.3%の
減少となるようです。

歳出では、来年度も公債費(借金の返済費)が最も多く、
約92億5000万円の予定であり、
これにより、H21年度末には749億円に減少するようです。

まだ全てに目を通してはいないのですが、
地元の住民の絶え間ない働きがあってこそですが、
私も9月議会で一般質問に取り上げました
「潮芦屋浜での夜間花火」問題に対して、
総合公園の夜間巡回警備の予算が昨年度よりかなりの増額と
なっている事は大変にうれしく思いました。







3月議会 議案説明会

2009-02-17 21:30:29 | Weblog
今日は24日より開催される議会の議案説明会や
予算の全体協議、民生文教委員会と協議会など
盛りだくさんの1日でした。

確か、前回の12月議会でも議案が多くあり・・・と
書いたと思いますが、今回はそれを上回る議案の量が示され
議会開催まで忙しくなりそうです。

3月議会は通常と異なり、議案も現年度分(H20年度)、
新年度分(H21年度)、各常任委員会で分科会として
H21年度の予算審議が行われます。
また、各議員による一般質問はなく、会派を代表とした
総括質問がH21年度事業予定について行われます。

大切な議案が多くありますが、病院の公営企業法の全部適用への
運営移行や、継続審議となっている芦屋浜総合公園の委託管理議案などが
私の所属する都市環境委員会では焦点となると思います。


街をフラフラ・・・

2009-02-15 19:58:59 | Weblog
芦屋の街をフラフラ歩いていると
いろんな出会いがあります。

少し前ですが、バスを待っている私に
コートのベルトの結び方が良くないといって、
蝶結びなどに挑戦してくださり、
最終的に、格好のよい一結びをしてくださった
見ず知らずの方・・・・娘も無頓着なのよとのお言葉。

先週は、ご子息が私の中学校の同級生だと
お声をかけてくださった女性。
現在、同級生は東京にお住まいのようですが
嬉しい事に、わたしのことを憶えていてくれていたようです。

今日は、高校時代の先輩にバッタリ!
当時はバンド活動や執行部を通して時間を共有しておりましたが、
お子様2人を連れて、相変わらず優しさが顔に現れて
尚且つハンサムでした。

良くも悪くも、駅で立っていたり、街を歩いていると
昔の知り合いに、バッタリ!という場面が多くあります。
これは、関西や芦屋ならではの光景であると思いますが、
昔なじみの知り合い、新しいちょっとした出会いにより
言葉や笑顔を通じて、多くの勇気をいただいていると思います。

人の顔がわかる街づくりは、とても大切だなぁ~と
感じる今日この頃です。


盛りだくさんの土曜日

2009-02-14 21:08:23 | Weblog
「優しさの輪・芦屋」
~ハンディのある子の暮らしやすい町に~
第6回 輪になろう芦屋親の会(WAP会) 主催

「私の介護・あなたの介護」
~認知症高齢者を支える家族に送るメッセージ~
芦屋ハートフル福祉公社 福祉講演会

に出席してきました。

WAP会の昨年の集まりには出席することが出来ませんでしたので
今年はなんとしても、参加したいと思い途中で退席しましたが
伊賀市福祉協議会事務局長の平井 俊圭氏の講演を受けてきました。
●一人の問題はみんなの問題
●早期問題発見と解決方法を探る人・機関をつなぐ大切さ
●地域福祉の役割とは、制度でカバーされない部分を解決する
 しくみを創り出すこと
●相談ネットワーク
●福祉でまちづくり
など、実際に伊賀市で行われいる活動を交えながらのお話でした。
「伊賀市でおこなっている事がそのまま芦屋市で有効であるとは
限りません。芦屋では何が必要かからはじめる事が大切である」
との言葉に、芦屋における地域福祉や人が生活しやすい街づくりに
ついて考える機会を得ることができました。

ハートフルの講演会では、「あじさいの会」(認知症の人を支える
家族の会)の会員さんの体験談を交え、
ひょうごセルフヘルプ支援センター代表の中田智恵海氏の
コーディネーターで、セルフヘルプの大切さを聞くことができました。
●認知症は病気である
●介護者が休憩できる時間、悩みをき話せる相手の大切さ
●愛する人が認知症となった時の精神的なダメージ
●施設利用は恥ずかしい?
●認知症者に対するやさしい嘘
など、参加者の生の声を多く聞くことができました。

介護保険導入により「介護の社会化」は確実に進んだと
思いますが、介護疲れによる虐待や、男性が行う介護など
まだ課題は多くあると感じます。
核家族など家庭環境の変化により、施設のスタッフや
あじさいの会のメンバーなど、愚痴を聞いてもらえる、
アドバイスがもらえるなど人のつながりは不可欠であると考えます。


老人保健高額医療費の過払いについて

2009-02-13 21:52:11 | Weblog
今朝の新聞で報道がありましたので
多くの方もご存知だと思います。

老人保健を使用し、高額医療を受けておられる方の月合計額は
それぞれの所得に応じて負担限度額が定められています。
当該限度額を超える額については、窓口で支払った診察費を
市が後日支給していますが、
この支給額に誤りがあり、84人の方に対し総額95万1859円が
多く支払われておりました。

この誤りの原因としては、後期高齢者医療制度がスタートする際に
コンピュータのシステムに誤りがあったとの説明が今日ありました。
今後の対応としては、プログラムの修正を行うと共に、
過払いとなった方に対しては、職員が説明・金額の返金を御願いする予定です。

職員がお邪魔する際は、公用車で自宅に出向くということですので、
「振り込め詐欺」にはくれぐれもご注意いただきたいと
考えます。
もし、疑問をもたれた際は、市役所に問い合わせいただくと
確認することが可能です。


自宅と施設一長一短

2009-02-12 22:02:30 | Weblog
今朝の新聞からですが・・・

もしも介護が必要になったら、あなたはどこで介護を受けたい?
内閣府の調査03年によると(かなり古い感もありますが)
「可能な限り自宅で介護を受けたい」人が最も多く
45%、特に男性が多く理由は「住み慣れた自宅で生活を
続けたいから」が大半を占めるようです。

何事においても物事には良い面、悪い面がありますが
朝日新聞によると
●自宅介護
<メリット>
 ・使い慣れた住まい
 ・食べなれた食事
 ・自由な生活
 ・自分でサービスを選びやすい
<デメリット>
 ・自宅の維持が大変
 ・食事を作るのに大変
 ・孤独・独立も
 ・家族の協力が必要

●施設
<メリット>
 ・介護施設が充実
 ・栄養を考えた食事
 ・新しい人間関係
 ・24時間対応サービス
<デメリット>
 ・施設に慣れるまでに時間
 ・食事は口に合わないことも
 ・人間関係がわずらわしいことも
 ・サービスがある程度制限
とありました。

締めくくりとして、何を重視して、在宅と施設どちらを選択するか。
いずれにしても覚悟が必要とりました。

興味深かったのは、
男性の在宅介護を選択に対し、女性の38%は
施設での介護を望む人が多く、そのりゆうとしては
「家族に迷惑をかけたくないから」でした。
現在の女性の高齢の方は、その多くが
家族の介護を全面的に支えてこられた方が多く、
その苦労を家族にはしてほしくないとの思いが
アンケートに現れているように感じました。

いずれにしても、家族で介護の選択が話し合える事が
介護される方・する方にとって大切であると感じました。


兵庫の公立病院を考える学習交流会

2009-02-11 20:26:54 | Weblog
コンピュータの調子が思わしくなく
しばらくブログをサボってしまいました・・・

問題提起
「地方独立行政法人化の問題点と課題」
講師:日名 廣江氏(大阪府立病院機構労働組合委員長)

報告
「地方公営企業法全部適用になるとどこが変わるのか」

「川西市、三田市の市民病院改革プランについて」

「県立塚口病院のその後」

「県医務課・圏域会議情報」
が行われました。

芦屋市からは、木野下議員、森議員、中島かおり議員をはじめ
多くの市民の方の姿が見られました。

●現在芦屋市で検討されている全部適用の姿
●独立行政法人での運営においても、現在の病院勤務の厳しい現状から
 看護士をはじめ離職者があとをたたない為の新たな問題点
●DPC(定額医療制度)とクリニカルパス(短期間終了の為の
 治療計画)のちがい
●市民が参加することによる病院のあり方
●神戸市のPFIによる病院移転建設問題
など多くの課題の提起が行われたと感じます。

国が推し進める医療費抑制政策に対し、高齢者社会における
医療現場の難しさと、現行の医療制度の中での効率病院運営の
苦悩を改めて感じた交流会となりました。








インドネシア・フィリピンからの看護・介護労働者

2009-02-07 20:33:16 | Weblog
インドネシア・フィリピンからの看護・介護労働者
~経済連携協定(EPA)における
         位置づけと問題点~

講師:藤本伸樹氏
   (財)アジア・太平洋人権情報センター

昨年、2回ほど講演に出席したNGO神戸外国人救援ネットの
講座へ出席してきました。

昨年8月から始まった東南アジアからの看護・介護労働者の
研修事業は、将来的に20万人の人手が看護・介護に必要である
という事で、経済連携協定(2カ国間での貿易協定)の
位置づけて行われています。

看護と介護において多少違いはあるのですが、
2年間に2000人の研修生が日本に入国予定です。
最初の6ヶ月間で日本語研修を行い、
その後看護士は3年、介護福祉士は4年を上限に研修が
行われ、日本語による試験を1度だけ受験する機会があり
これに合格しなければ、帰国することとなります。

アルファベットを使用していた研修生が難しい漢字の試験を
受験するという現在の制度には英語での受験資格などの改善の
必要性が検討されていますが、
人権の視点からは、単なる短期間の労働力の輸入になるって
しまうのでないか、との疑問の声もあがっているようです。

慢性的な人材不足を解決する為の事業であると考えますが、
研修時には各受け入れ施設が約60万円を国際公正事業団に収める義務や
責任をもって研修生を教育することとなります。
また、その間の給与は日本人と同額とすることなど、
研修生の受験の合否や資格取得後の職場の移転の可能性を
考慮すると施設側にも少なからずリスクが発生しており、
受け入れ施設は研修受け入れ人数に足りていないようです。

すでに動き始めてしまっている事業ですが、
8月に来日した研修生の最終的な合格率によっては
大幅な見直しも必要であると感じました。

議員研修・議会運営の実際

2009-02-05 20:32:50 | Weblog
昨日の午後より芦屋市議会を対象とした議員研修が
行われました。

議会運営の実際
講師:野村 稔氏(全国都道府県議会議長会元議事調整査部長)

●執行機関を監視し、政策を提言する
●団体意思を決定する
●議員について
 話せばわかる人を対象にしている
 法令や議会運営委員会の決定事項を守る
 議員は当選後は住民全体を考える立場に変わる
 市長の与党意識、野党意識を薄め、住民本位に考える
●本議会の運営について
●委員会の運営について
●意見書煮について
●地方自治法の改正について
●議会の改革について
などのお話がありました。

予定時間を大幅に超過しながらも、ある意味目からウコロの
話を聞くことが出来ました。
例えば、私は「議員提出条例案」は大切であると
よく耳にしておりましたが、
議会の最も大切な部分は「執行機関の監視の強化である」
という言葉は新鮮でありました。
また、「議員は主張もするが互譲もする」には何度も頷いていました。
特に、「議員は部分代表から全体へ・専門店からデパートへ」
という言葉には小さな単位の代表で甘んじるのではなく
議員としての職位を与えられた以上は
芦屋市全体のことを考えて活動すべし!という言葉は
私が当選当初、ある方から
「これからは、地元の為ではなく、芦屋市のことを考えて
活動をしてください」と助言をいただいた事を思い出すことが
できました。
また全体のお話の中からは、議員定数削減や報酬削減といったように
選挙や住民の目を気にした活動でなく、
芦屋市全体のの現在・将来のためにに、
もっと大きく活動をしなさいという、メッセージをいただいた
気持ちになりました。


2月4日 病院調査特別委員会

2009-02-04 18:06:38 | Weblog
昨日お話していた病院調査特別委員会が開催されました。

●今後の方針について
●改革プラン原案策定について
の2項目での調査が行われました。

独立行政法人が否決となったあと、芦屋市としては
「公益企業法の全部適用」という運営形態での
病院改革を目指したいとの説明がありました。

独立行政法人との違いを大まかにいうと
◆現場スタッフが非公務員に移行するのではなく、
 公務員のままであること。
◆管理責任者も公務員のポジションで配置されること
◆企業独自の給料表を設定可能であるが、病院の経営状況や
 業績には影響されない給料体系
◆財政規定は、予算単年度主義
などがあげられ、法人化に比べると自由度・柔軟度は
ないものの、現行の体制よりも幅は広がるようです。

病院問題で1つの焦点となっている「建替え問題」については
○耐震性への対応
○患者およびスタッフにとりより行動しやすい医療環境整備
○立地条件による駐車場等の環境整備
等が必要であることから、引き続き検討を行っています。

時間との戦いとも考えられる病院改革は
出来れば3月議会で審議を行いたいという当局からの要望もあり
これから集中審議を行っていく方向性となりました。

前回の議会の決定により、
4月より勤務予定であった医師が3人中2人が辞退された事や
改革に向かって走っていた職員のモチベーションなど
心が痛む発言もありました。

しかしながら、「独立行政法人」は「病院改革」という
目的を達する1つの手段であったので、他にも手段は必ず
あるであろうとし、「全部適用」に挑戦したいとする
担当者の方の言葉には、今こそ踏ん張り所!わたしも頑張ろう!
と、継続的に市民に求められる・信頼される病院改革へと
心新たに感じました。