まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

自治体議員政策研究会

2009-02-28 18:14:56 | Weblog
3つの分科会に分かれての事例報告のあと

講演会
「すぐわかる!「会計」って何?」
   ~子どもにツケをまわさないために~
講師:吉田 寛氏(千葉商業大学・公会計研究所)
が行われました。

私はスケジュールの為、中座してしまいましたが
大変に面白かったですので、後日ご報告したいと思います。

分科会では
●参加医療制度
 報告者: 野々上 愛氏(高槻市議会議員)

今年1月より開始した制度で、出産時に保険会社に3万円の掛け金を
支払うことで、重度の脳性麻痺で生まれた赤ちゃんに合計3000万円を
補償するもので、芦屋市議会でも12月議会で可決されています。
しかし、財団法人による運営、国民健康保険の繋がる可能性、
国の予算が79億円にも係らず、国保の一部改正という扱いで
国会において審議されていない、医療ミスとの補償整備が不十分、
など数多くの問題点もあり、今後の運営をしっかりチェックすることが
不可欠のようです。
 
●MAKE THE RULE キャンペーン
 報告者: 丸尾 牧氏(兵庫県会議員)

「気候変動を防ぐ法律をつくろう」という目的で
国に対して、意見書を提出しょうというキャンペーンです。
日本政府も2050年に現状から60~80%の温室効果ガス削減とする
長期目標を定めていますが、中期目標や実質的な制度設計が
定まっていないことに対して行われています。
現在は、47団体の地自体で意見書が提出されているようであり、
芦屋市も意見書提出にむけて・・・と動いて行きたいと考えます。


●容器包装リサイクル法改善に向けて
 報告者: 神原 宏一郎氏(豊中市議会議員)

市民の方には一生懸命ゴミの分別を行いリサイクルに取り組んで
いただいてると思います。多くの自治体でも、処理センターなどで
より細かな分別を行った後、契約しているリサイクル協会へ引き取って
もらっていますが、材料リサイクル優先と同時に、この手法での
リサイクル率は原料の構成などにより役50%であり、
残りの50%は結局焼却されているということで、
他のケミカル手法やサーマル手法への選択権が
もっとあってもいいのではないか?
吹田市ではゴミ分別は行われず、代わりに環境に配慮したゴミ焼却炉の
建設と、ゴミをださない活動なども行われいるとの事でした。
ゴミ処理に関しては、広域で行っている自治体、吹田市の事例を
はじめ、自治体の大きさや予算の大きさによって様々だと感じます。


●公契約条例
 報告者: 酒井 一氏(尼崎市議会議員)

民間委託などをはじめ「民の力」を積極的に活用している
自治体ですが、金額だけに頼る入札方法と総合評価入札、
非公募による指定管理者の決定など、
「民の力をどのように取り入れるのか?」課題が山積しています。
今回の条例は、入札によりより低い契約額=低額な労働賃金に
一定の歯止めをかけるための議員提案による条例制定の試みです。
現在は継続審議中ということですが、日本で初となる条例議案の
今後を、しっかり見届けたいと思います。



の報告を受けました。