「アップル-インテル同盟実現で、ビデオ配信本格化の可能性」の記事を読む限り、MSとINTELの蜜月関係の終わりは両社の戦略の違いではないか、という気になってくる。昨日書いた記事の中で、「マイクロソフトはPCより高速の画像処理を必要とするゲーム機ではIntelを見限った――」と書いたけれど、実はPCという市場の次を考えた時、そこには当然、ホームゲートウェイ・ホームサーバのような形態がターゲットとなる . . . 本文を読む
週末に飛び込んできた衝撃的なニュース!まぁ、僕ももともとはMAC派だったりするので、このMACのCPUがintelに乗り換えというニュースはついつい反応してしまう。既に家のMACに電源は入ることがないし、会社でもWINDOWSばっかりなのだけれど、これが本当なら、とりあえず哀しいではないか。しかし何故、哀しいかと問われれば、単純に感情的問題、もしくは象徴的な意味合いだけだ。
「MAC、お前まで体 . . . 本文を読む
ボーダフォンの新しい割引サービス(家族間通話315円でかけ放題)を見るまでもなく、音声通話をベースとした収入にこれ以上の期待はできず、基幹ネットワークのIP化が進む中でパケット料の定額化、更にはWiFi-Phoneの登場にいたっては、通信料収入にも期待できなくなる。現在の固定電話が直面した問題はやはり携帯電話も避けては通れない。
ボーダフォン、メールも家族間通話も定額に
ということもあってか、 . . . 本文を読む
一橋大学 楠木健先生の「顧客価値志向のイノベーション」の中で、コンビニの「顧客価値(CV)」とそのイノベーションについて解説をされていた。もともと楠木先生は「次元の見えない競争」として、これまでの「スペック」重視の競争から「コンセプト」重視の競争へのパラダイムシフトの中で、「コンセプト」のイノベーションを研究されている。これはどういうことかというと、例えば自動車を考えた場合に、昔はリッターあたりの . . . 本文を読む
何年ぶりかで「ぴあ」を買った。ちょっと時間も空いたことだし、映画でも観ようかと思って買ったのだけれど、改めて僕らは情報に氾濫/枯渇しているのだなぁと思う。「情報の氾濫」と「情報の枯渇」。これは決して異なるものではなく、1つの断面として起こっていることだ。
出張先から17:00くらいに東京に戻って、それから見ることのできる映画を探していたのだけれど、せっかくだし近所のシネコンで見ることのできないよ . . . 本文を読む
ソニーの「エアボード」という製品は「cocoon」と同じくらい、そのコンセプトという点で、ソニーらしいオリジナリティを感じていただけに、「すご録」ほどではないにしろ「ロケーションフリーテレビ」というある種の大衆臭さを感じさせるネーミングへの変更はちょっと残念だ。とはいえ、この記事にあるように、拡張された機能に進化した、マーケットを意識してのことだとしたら、ソニーも本気で「売る」段階だと考えたのかも . . . 本文を読む
タイトルに惹かれて見てみた記事だが、その技術的な可能性よりも感じたことが、NTTって結局各社が「部分最適」を目指してるだけのバラバラな組織なんだなぁ、ということ。NTTグループで数少ない利益の稼ぎ頭のパケット料をNTTグループが無料にしようって言うんだから驚きだ。普通に考えれば、KDDIのパケット代を無料にしてその分、フレッツ回線を普及させるというロジックになるのだろうに。
ブロードバンド回線と . . . 本文を読む
かってレコードが全盛期だった頃、アルバムとは聴くだけのものではなく飾るものでもあった。独特の、センスのあるジャケットはその辺りに放っておくものではなく、コンポに立てかけたり、壁面に並べたりするものだった。30cm×30cmのジャケットとは、それだけで主張を持ち、僕ら自身のセンスをアピールし、魅力に満ちたものだった。そんなこともあって、基本的に楽曲と写真や画像とは相性がいいものだと思っている。
そ . . . 本文を読む
どうやらSONYは本格的に「ブロードバンド・コンバージェンス戦略」の中核にPSPを据えるようです。とにかくデジタル化の進展とプラットフォーム戦略の重要性が増したことによって、家電メーカーは新しいライフスタイルを提案と創造繰り広げ、それが採用されると圧倒的な勝利を得るという、ある種「博打」的な競争を繰り広げねばならないわけですが、果たしてSONYのこの戦略は吉と出るか凶とでるのか。
コンバージェン . . . 本文を読む
デジタル家電が景気を引っ張ると言われていたのも過去の話、大手電気メーカー10社の業績見通しによると、デジタル家電は既に「消耗戦」に突入したとのこと。東洋経済の記事や大前研一ライブなどでも報告されていたし、以前、「どのような製品コンセプトを生み出すか ― デジタル家電の行方」でも触れているので、「やはり…」というのが感想だけれど、こうなるとこの先いったいどうなるのだろうと心配になる。地上波デジタルに . . . 本文を読む
森祐治さんが「越境」、「コンシューマー・インサイト」、「インフォーメーション・デバイド」の3つのキーワードから「いつの間にか融合が始まった」と記憶されるであろう2005年の放送・通信・家電のあり方について書かれていた。この中でとくに「越境」、「コンシューマー・インサイト」というのは特にこれから大きな意味を持つのではないか、と思う。振り返れば2004年、この年はおそらく家電メーカーがこのままの形態で . . . 本文を読む
NTTドコモがこれだけの成功を収めた一番の理由を問われれば、僕は「i-mode」とは答えない。もちろんそれが直接の原因ではあるのだが、その背景にあるのは、これだけ携帯電話が急速に普及したにも関わらず、電波という有限な資源に対して、総務省が3社にしか割り当てないという「電波行政」によるものだと答えるだろう。つまり圧倒的な参入障壁に守られた業界なのだ。
CNET Japan:「携帯電話の新規参入はル . . . 本文を読む
ECサイトの課題の1つとして、いかにして顧客あたりの購買単価を上げるかという問題がある。ECというアメリカなどでは今回のクリスマス商戦でも数少ない好調な販売チャンネルでありつつも、いまだにインターネット上でのクレジット番号の登録には抵抗があるという人も多く、また「楽天」や(顧客情報流出の心配があるとはいえ)「Yahoo!ショッピング」のような一部サイトに利用者が集中してしまうということもあり、多く . . . 本文を読む
デジタル家電全体の動向については一度書きたいと思っていたのだが、そんな折、ふと目にした12/11号の「東洋経済」の「デジタル家電 失速の深層」がなかなか読みごたえがあった。この特集では、薄型テレビやDVDプレーヤーなどデジタル家電ごとに書かれていたのだが、実際はことはそんなに簡単ではない。一度、この特集を読んでもらって、それを抽象化してもらえば分かることだが、その根底にある課題・環境条件というもの . . . 本文を読む
夕刊フジに日本振興銀行、通称「木村剛銀行」が厳しい状況だという記事が載っていた。竹中大臣の盟友でもある木村剛氏が日本青年会議所の有志とともに、これまでなら銀行の「借り手」である側が「借り手」のために立ち上げた新銀行が「日本振興銀行」だ。もちろん「借り手のため」といっても何でもかんでも貸し出すわけではなく、審査に時間がかかり貸し渋りを行っていた「大手銀行」とも「消費者ローン」とも違う、「中リスク中リ . . . 本文を読む