会社という組織、会社の中の部署という組織は何のためにあるのだろうか。教科書的にこたえるならば、私的利潤なり、社会的役割なりといった「ミッション」を効率的に実現するために存在すると言っていいだろう。しかし現実にそうした組織体制を創るというのは必ずしもこうした原則論が通るわけではない。
それでもそもそもの原則論に立ち返り、あくまでもミッションを達成するために組織体制というものが存在するとするならば、 . . . 本文を読む
夏野剛さんが高速ETCで高速1000円について書いていた。GWに高速渋滞のニュースを見ながら、このETCを利用した高速1000円乗り放題という企画について感じていたことと重なる部分もあったので、改めて書いておきたい。
高額ETCで高速1000円 日本の政策はあいかわらずユーザー不在?ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS
このETC1000円乗り放題という施策は、
・ETC搭載の「軽自動車等 . . . 本文を読む
最近、わが社ではやたらめったら「おもてなし」という言葉が流行っている。まぁ、社長が何かに感化されて、これからは最高の「おもてなし」をサービスに実現するんだ!と言ったことから、それがサービス面での観念的な目標になったためではあるのだけれど。おもてなし。この言葉は個人的には嫌いではない。どちらかというと賛成だ。ちなみに「おもてなし」という言葉を「はてなキーワード」で調べてみると…
1:客を歓待するこ . . . 本文を読む
多層化する社会にどのような可能性を見出だすかという問題意識を持っている人間にとって、この「セカイカメラ」はまさに「この世界観だよ!」と思う反面、セカンドライフが直面したように、その世界観が受け入れられるまでには/普及・利用させるためにはまだまだ課題を残しているのだろう。正直な話、「セカイカメラ」に取り組んだ「頓智・」と「ソフトバンク」のメンバーには敬意を表したいと思う。
iPhoneアプリ「セカ . . . 本文を読む
AERAの「女子150人の給与明細」の記事を眺めていると、某金融機関だと30代で1400万円だとか。その一方で「低い報酬が社会問題化している介護業界では、老人ホームに勤めて10年以上の女性(35)が、年収300万円に満たない」とのこと。当然、男女における給与格差の問題もあるだろうし、社会全体が格差社会化しているという問題もある。給与だけが幸せの基準か?なんて問いもあるだろう。
女性150人の給与 . . . 本文を読む
鉄腕アトムやドラえもんは誕生していないけど、SF映画が未来の地図になっているのはまさしくその通り。「シュミラークル」なんて言葉は今では流行らないのかもしれないけれど、まさしく我々は誰かの想像した「物語」をなぞって新しい技術やライフスタイルを作り上げているのだろう。現実の「ニーズ」の延長ではなく、創造的飛躍がなければ新しいものは生まれないのだ。それはi-modeの父・夏野氏であったとしても同様なのだ . . . 本文を読む
ちょうど「テレビ進化論」を読んでいるところで見つけた境真良さんのNGNと「ガラパゴス化現象」についての提言。総論については全くその通りなんだけれど、流行り言葉のような「ガラパゴス化」についてとらわれ過ぎて、実体を見ていないのではないか。NGNは「ガラパゴス化」以前の問題を抱えているのだ。
iモードの“ガラパゴス現象”の二の舞を演ずるな:ITpro
以前にも書いたとおり、「ガラパゴス化」というの . . . 本文を読む
ドコモがフェムトセル戦略を発表?!家庭内の無線LAN経由で、低価格の通話や高速パケット通信可能になるとのこと。イメージとしては、家庭内にブロードバンド回線に接続された無線基地局を設置し、無線LAN対応のFOMA端末との組み合わせで、家庭内からの通信は、FOMA~無線LAN~無線基地局~ドコモネットワークでの通信となるとのこと。
FOMA/無線LAN両対応の個人向け端末、ドコモが5~6月にも発表: . . . 本文を読む
喫煙家には面倒くさいtaspo(タスポ)だけれど、このtaspoで採用されている技術が事実上、日本のスタンダードとなっているFeliCaではなく「Mifare(まいふぇあ)」だとか。日本の「ガラパゴス化」が叫ばれている現在、このことはいいことなのか、悪いことなのか、そもそも「ガラパゴス化」はだめなことなのだろうか、考えてみた。
このMifareという規格自体は非接触型ICカード規格・ISO144 . . . 本文を読む
残念ながら一部で報道されたような「Google Phone」の発表はなく、かわりに携帯電話向けのプラットフォーム「Android」を提供するという。もちろんgoogle得意の無償提供だ。しかしちょっと待って欲しい。世の中、無料ほど高いものはない。果たしてgoogleのこの計画は誰にメリットがあるのか。
ベールを脱いだグーグルの携帯電話プラットフォーム「Android」:モバイルチャンネル - C . . . 本文を読む
おそらく「フェムトセル」のことだと思うのだが、総務省が来夏メドに携帯の基地局、設置自由化するとのこと。
携帯の基地局、設置自由化・総務省、来夏メドモバイル-最新ニュースIT-PLUS
以前、PHSでは屋内のカバー率を高めるために、小型の中継器というかブースターというか、外からの電波を屋内に中継するアンテナを貸し出していた。イメージとしてはこれに近いものなのだろうが、話はそれほど単純ではない。
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別にNTTとKDDIが正しいという気は毛頭ないのだけれど、やはりその業界特有の「ルール」や「文化」を踏まえた上での「競争」が必要な場合もあるのだろうと率直に思う。特にそれが「公共性」の高いような業界では特にそうだ。結局、「孫正義」自身の自尊心や征服欲、あるいは1企業の利益のみを追求する「ソフトバンク」は、通信業界、特に電波帯域という有限な資源を社会のために役立てるということが前提となっている携帯電 . . . 本文を読む
STBを利用したVODサービスが盛り上がらない一方、PCをベースとして動画配信は有料/無料(あるいは合法/非合法)に関わらずそれなりに利用者も増え、盛り上がっている。その一方で相変わらずPCというのは、家族で和みながら動画を見るデバイスとしてはあまりいけてないわけで、このギャップを何とか解決できないかと考えていたときに、だったらブロードバンド回線を受けるルーターで直接WMVファイルを再生させ、それ . . . 本文を読む
うちの会社では明らかに僕よりも出世しそうな後輩が、起業のために会社を辞することになった。もともとが独立志向が強かったし、よくも悪くも大企業的なのりと中小企業的なの両方をもっていたし、WEB2.0的な部分ではいろいろ取り上げられたりと、まぁ、タイミング的にも本人的にも「独立」することは非常にめでたいこと。できる限り応援したいと思う。
企業においても、時代の先が見えないということもあって、ただ決めら . . . 本文を読む
週刊ポストが3月31日号で、「村上ファンド『只今電通買収中』の大勝負!」という記事がでている。ライブドアや楽天がテレビ局に買収攻勢をかけていた際に、社内でメディアとしての力をつけるためにはテレビ局と提携した方がいい、みたいな意見があがったのだけれど、その時に「テレビ局を買収するくらいなら、電通を買収する方がよっぽどメディアへの影響力を獲得できる」という話をしたことがある。まぁ、その時はみんなの思考 . . . 本文を読む