C-NEWSが「テレビPC」と「インターネットTV」のどちらに魅力を感じるか、という調査結果を発表した。先日、「PCからTVを攻める-「TVポータル」の可能性」という記事の中で、アプリケーションとしての「TV」の重要性について書いたが、うん、単なる偶然か、はたまたある種の共時性か、TVとPC(あるいはインターネット端末)の融合の可能性と違いについて検討する時期なのかもしれない。
ITmedia . . . 本文を読む
藤元健太郎さんのITビジネス原論で「ネット音楽配信ビジネスは今後こそ立ち上がるのか」という記事が載っていた。このプログでも音楽配信については何度もいろんな角度から書いているのだけれど、基本的にはこのコラムで書かれていることと問題認識は同じ。
ネット音楽配信ビジネスは今度こそ立ち上がるか : Hotwired
「iTMS」も「MSN Music」も日本では成功できない?!
興味深い部分とし . . . 本文を読む
これまでにコンテンツ配信に携わってきた人間から意外と冷ややかな目で見られつつ、完全無料放送(配信?)GyaOが好調に会員を集めている。USEN 宇野社長のブログによると、6月12日時点で73万人だから大成功なのだろう。しかしこれまでもCMとタイアップした無料配信モデルというのは幾つもあり、にもかかわらずあまり追随するモデルが少なかった。つまりあまり上手くいかなかったということだ。果たしてこのGya . . . 本文を読む
携帯先進国・日本を見てか見ざるかは知らないけれど、携帯と音楽プレイヤーを共通化したいという思いは世界共通のもののようだ。cnetの記事によると「iTunes」の最新バージョンには携帯を意識した機能が搭載されているとのこと。
実は携帯電話対応済み?--iTunesの新バージョンに隠されたヒント
「携帯を音楽プレイヤーとして利用する」と言っても、こういう形ですというのが決まっているわけではない。個 . . . 本文を読む
思わず「音」を聴いて背筋がぞくぞくする!オノセイゲンさんのスタジオでスーパーオーディオCDクラスの音源を5.1chサラウンドで聴いた「音」はそんじょそこらの「音」ではなく、まさに1つの空間を再現するもの。そこには生演奏でする座席が離れていたら感じ取れない「息遣い」やホールならではの「反射音」がある。これは凄い。正直、驚きました。
例えばL/Rのスピーカーで作り出した「音」は確かに定位を作り出すこ . . . 本文を読む
globeの楽曲を高音質で求める層がどれだけいるのかは微妙だけれど、この対談で小室哲哉の発言は至極真っ当なものだと思う。CDの音が一番いい音ではないし、より高品質の、あるいはより高再現性の「音」を楽しみたいという層は確実にいる。そういった層の、広がりつつある潜在的欲求に対して、音楽配信は何らかの回答を出すことはできるのだろうか。
エイベックス、小室哲哉氏をゲストに迎えて「高音質の未来」を討論:デ . . . 本文を読む
支配欲の強いビルゲイツの性癖なのか、Microsoftも余裕がなくなってきたのか、どうやらMSも本気でiTMS潰しに出てきたようだ。cnetの記事を読む限り、そのやり方はかなりえげつない。iTMSの強みは「iPod」というデバイスで利用できる音楽ダウンロードサービスであるというところにあるわけだけれど、逆にいうと、iPodというデバイスの寿命を3~4年と考えると、それは「FairPlay」というD . . . 本文を読む
ついに黒船来襲か?!既に世界で4億ダウンロードの実績をもつiTMSが8月に日本でサービスを開始するとのこと。これまでも何度も噂が流れては、その度に頓挫したものの、日本の音楽マーケットは決して小さくないわけだし、「約束の日」がやってきたということなのだろうか。
ITmediaニュース:iTunes Music Store、SME抜きで8月国内立ち上げの報道
iTMSの日本進出がこれだけ遅れた背景 . . . 本文を読む
最近はかなりおさぼり読者だったので知らなかったのだけれど、「週刊!木村剛」のラジオってスタートしてたんですね。しかもポッドキャスティングでも聞けるとのこと(^^; 実は「週刊!木村剛」の中で、最初に木村剛DJ論、ブログとラジオの類似性について指摘したのは自分じゃないかと自負してたりもするんですが、それについては何の指摘もなく…まぁ、それはそれとして、最近、ネットと既存メディアを巡る状況が面白くなっ . . . 本文を読む
基本的には単純なVODというのは流行らないと思っている。こういうテレビ向VODや動画配信や音楽配信の話をしていると、勝負を決めるのは「コンテンツ」だ、という話になるのだけれど、これは半分賛成、半分反対だ。できあいのコンテンツをVODで配信したり、楽曲ダウンロードさせたりしたところで、代替的なサービスである以上、それまでに比べて格段に魅力敵なサービスでもない限り本格普及は難しい。魅力のない代替サービ . . . 本文を読む
業界が成熟し、ある種のルールの下での競争だけを繰り返していた場合、その「中心」から業界全体のあり方を変えるというのは難しい。思えば歴史とは常にそうだったのではないか。江戸幕藩体制を崩したのは、決して石高の大きさではなく、薩摩や長州、土佐といった「周辺部」に位置する諸藩であり、またそれらの中でも決して藩政を握るエリート層ではなく、下級藩士や郷士といった周辺部に位置する「志士」たちであった。またスペイ . . . 本文を読む
映像版iTMSがいよいよ誕生か?!ソニーの取組みの詳細が分からないのだけれど、「海賊版DVDを撲滅するのが狙い」というからには、DRM付WMVファイルをダウンロードしてPCで見てください、というわけではないだろう。PCでダウンロード→DVDなどのメディアにCOPY→テレビで視聴一連の流れを考えた時、結構課題は多いはずだ。果たしてそんなに単純にいくのだろうか。
映画 ネット販売へ 米ソニー (産経 . . . 本文を読む
FM付携帯電話に買い替えようかと考えてはいるのだけれど、TV付携帯にしたいとは思わない。音楽なら携帯電話でも持ち歩きたいとは思うけれど、映画やドラマを持ち歩きたいとは思わない。周りの雑音を遮断できるほどのめりこむには画面が小さすぎるし、そんなにのめりこむほどの作品ならばもっとちゃんとした大画面で見たいと思う。まぁ、帰り際にワールドカップ予選でもあれば、見たいと思うかもしれないけれど、電車の中でガッ . . . 本文を読む
個人的には、クラリスを助けるために塔の屋根を駆け下りるルパンの姿を見て育ってきた世代なので、宮崎駿のありえない動きでありながら、モーションキャプチャを使った「アップルシード」よりよほど質感を感じるような絵柄というものへの愛着が強い。ニモなんかの3Dアニメの動きに驚きはするけれど、もう1つ愛情をもてないのも事実。まぁ、どこかでアナクロ人間なのだろう。とはいえ、「コンテンツ立国を阻むITツールの不在」 . . . 本文を読む
MotorolaのiTunes携帯が発表延期になったったとの記事が。その原因として、音楽配信を新しいビジネスとして取り上げたい通信キャリアと端末メーカーであるモトローラの摩擦が挙げられている。ただこの記事を見てびっくりしたのが、そもそもモトローラの考えでは、iTMSで販売している楽曲を「着うたフル」のように、携帯のネットワークを通じて販売するというビジネスモデルを考えていたこと。確かにあるべき姿か . . . 本文を読む