映像配信・動画配信の課題について、その全体像を6つのブロックに分けてピックアップしてきた。では、何故、我々は成功していないのか――。この言葉には2つの意味が込められている。1つは、現状が「成功」とは言えないということ。もう1つは「失敗」ではなく「成功」への途上だという想いだ。まだ勝負がついたわけではない。
その上で、何故、成功していないのかと問われれば、組織体特有の事情・理由が存在する。
⑦- . . . 本文を読む
一口に「サイト」といってもその課題は多様に存在する。ここではあくまで「映像配信」という切り口から、特に注意が必要な問題「商品設計」と「画面設計」についてまとめておきたい。
図 コンテンツ配信における課題ブロック
⑥-1 商品設計の難しさ
レンタルビデオに行くのが面倒だ。見たいときに見たい番組が見れるようにして欲しい。ある意味、映像配信ビジネスに求められる要件は単純だ。では、あなたが見たい . . . 本文を読む
実際に有料サービスを展開しはじめて意外と苦労するのが、この課金まわりの問題だ。本来はサイトの問題の1つと捉えてもいいのだけれど、この問題は個人的にも重要な課題の1つだと感じているところもあり、あえて1つの課題ブロックとして切り出してみた。
図 コンテンツ配信における課題ブロック
課金に関して、どんなところが課題となるのか。大きく2つの観点から考えることができる。
⑤-1)回収手数料
⑤-2 . . . 本文を読む
「いいコンテンツを揃えたのに、ターゲットとなるお客さんにそのことが届いていない」
これは動画配信などに関わらず、ネット上でサービスを提供していく上での大きな課題の1つだろう。いろいろな問題が「コンテンツ」と「配信コスト」に帰されることが多いけれども、現場で一番苦労しているのは、どうお客を集めるかという当たり前のことだったりする。
ここでは、「集客・顧客とのリレーションシップ」という観点から問題 . . . 本文を読む
「魅力的なコンテンツがあれば成功するはずだ」。これはこうした映像配信をやっていれば必ずいわれる言葉だ。もちろんこのビジネスの成否を握るのが「コンテンツ」であることには間違いがない。ただしここでは中身の話ではなく、その課題について整理をしておこう。
図 コンテンツ配信における課題ブロック
映像配信ビジネスの「コスト構造」は大雑把に言えば、
「コンテンツ調達コスト(利用料)」+「配信コスト」 . . . 本文を読む
映像配信がもう1つ伸び悩んでいるのは何故か、それは単に「コンテンツ」の問題だけではない。環境的な課題、構造的な課題などいくつかの要素がある。ここでは映像配信の課題を以下の6つのブロックに分けて課題を整理していきたい。
図 コンテンツ配信における課題ブロック
【②配信コスト】
無料/有料に関わらずこの配信コストの問題というのは映像配信ビジネスにとっては切っても切れない問題だ。GyaOはコスト . . . 本文を読む
動画コンテンツ配信・映像ダウンロードの課題総括【①動作環境・ネットワーク環境】
かれこれADSL普及期から映像配信ビジネスに携わってきたのだけれど、いよいよ卒業ということもあって、1度、このビジネスについての課題などを総括しておきたいと思う。映像配信・コンテンツ配信などというと何かにつれ、「魅力的なコンテンツがあれば成功するはずだ」あるいは「うまくいっていないのはコンテンツが不足しているからだ」 . . . 本文を読む
携帯電話が広く行き渡り、(官主導の強引なビジネスモデル変更の結果)端末の買い替え需要が低下し、結果、着うた、着うたフル、iアプリ、メロディコールのようなコンテンツプラットフォーム的な新サービスの普及もままならなくなり、モバイル向けデジタルコンテンツは踊り場を迎えている――。これが昨今の状況だろう。
そんな中、appleが仕掛けたiPhone向けの「AppStore」やGoogleのAndroid . . . 本文を読む
相変わらず派手な演出が得意なavexがDoCoMoと共同でTV局を立ち上げた。その名もBeeTV。松浦エイベックスHD社長が会長に、また同千葉副社長が社長に、幻冬舎 代表取締役社長の見城徹氏が就任予定とのことで、その気合がわかる。さて、このエイベックスの気合はどのように見たらいいのだろうか。
ドコモとエイベックス、ケータイ放送局「BeeTV」開局へ--映像配信で印税分配も: CNET Japan . . . 本文を読む
英国でYouTube上の音楽ビデオへのアクセスが遮断されるとのこと。理由は英国の著作権料徴収団体RPSとのライセンス料で合意ができなかったため、とのこと。RPSは言うなれば英国版JASRAC。つまりJASRACの料率が高いんなら、配信なんかしてやるものかというのがYouTube側の言い分だ。
YouTube、英国で音楽ビデオへのアクセスを遮断へ:ニュース - CNET Japan
もちろんRP . . . 本文を読む
Google Earthの新機能が発表された。一番の目玉は海中も探索できること。世界中の情報を整理しつくすという野望をもつGoogleはどこを目指しているのか。まだこの機能に触れていないものの、CNETなどの記事から観念的に気になったところをまとめてみた。
Google Earth最新版--過去へのタイムスリップ、海底ツアーが可能に:マーケティング - CNET Japan
今回のGoogl . . . 本文を読む
ここにきてネットにおける広告代理店の再編が急速に進んできている。ネットの一般化という流れの中で、ポータルサイトなどへの広告の再販/代理店機能を果たしてきたNEPが歴史的な役割を終えたというのはそれはそれで正しいことなのだけれど、今、広告業界が直面している事態はもっと激しいものだ。果たしてこの先、広告業界はどのように進むのだろうか。
ネット広告代理店のDAC、博報堂DYホールディングスの連結子会社 . . . 本文を読む
ネットでの有料サービスをどう伸ばしていくかという議論の際に必ず出るのが、「決済手段っていろいろあった方が便利だよね」という話題。一見、正しそうな意見だけれど、先日書いた「足し算思考」とおんなじで必ずしも正しい意見ではない。
例えば「自動販売機」。
ここで使える決済手段というのは多くの場合「円」のみだ。JRの駅構内に設置されている自販機なら、もしかしたらSuicaやパスモに対応しているかもしれな . . . 本文を読む
津田大介氏がニコニコ動画についての記事の中で、「なぜこの段階で、キラーコンテンツでもある著作権侵害コンテンツを切ろうとしているのでしょうか?」と問われ、「ドワンゴがどこまで本気で著作権侵害コンテンツの対策を行なおうと思っているのかは、まだ分からない」としつつも、「ニコニコ動画の成長過程において、著作権侵害コンテンツやMADムービーのある種「副産物」として、ユーザー発のオリジナル作品が増えてきたこと . . . 本文を読む
googleが、というかYouTubeがAPI機能を拡張し動画PF化を加速するとこのこと。具体的に何がどう、というのは見ていないのだけれど、これは当然の流れだろう。
YouTube、API拡張でプラットフォーム化へ--グーグルの狙いを探る:コラム - CNET Japan
YouTube、「どこでもYouTube」を可能にする新API公開 - ITmedia News
ある意味、こんなことgo . . . 本文を読む