先回、小倉を訪れた時は門司港観光の帰り道の時間つぶしの為であり、
街中を徘徊する時間は無かったのであるが、
今回の小倉入りはかねてから少しその埃臭い雰囲気に興味があり
街中を中心にウロウロとしてみようと考えていて
門司に無いものが発見できれば良いかもしれないという期待の中に
必ずや少し前世代的事象の発見ができるの違いないという
確信があり滞在時間を伸ばしてみる事にした。
博多から電車に乗り小倉駅に到着したのが午後1時頃。
夜の10時までとにかくウロウロしてみる事にした。
小倉駅の観光案内所で駅周囲の観光マップをもらって、
先ずは小倉城へと向かう
が、
近代的な城に歴史的すばらしさを見つけられる事ができなくて
早々に次へ歩を進める。
久々に見るユリカモメ。
風上に頭を向けて橋の欄干に群れ留まっていた。
どこと無くそのしぐさがかわいく思えて写真に収めるが至近距離に近づいても
まったく逃げようとしない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/47/0a53083ccac4d342898bffbe8e572564.jpg)
小倉城近くの総合商業施設に入り、その中で興味深い表示を見付けて向かう事にした。
《ゼンリン・地図の資料館》
ビルの14階にあるこの資料館からは小倉港から門司・関門方面が見渡せる。
暖かい室内からの海況の景色はすばらしく暖かくて開放的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/eb/a69efb5f1e834285874f9e95275117a4.jpg)
館内には日本の地図の歴史が分かりやすく展示説明されている。
特に、伊能忠敬の作成した江戸時代の地図に関する資料や、
創業者家系の収集物の展示の中に桃山時代の世界から見た未知国であった
日本の地図が展示されていたりする。
そのような展示品の中でもひときわ大きい地図が展示されている。
下記の写真の地図がそうだ。
連合国軍が開廷した東京裁判で裁判長の後ろに掲げられていた地図。
この地図の前で、混沌とした世を壮大な夢見し敗れし者が
勝者単独の意見良識で裁かれ、人生を露とした門出を見ていた地図である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/12/eb006ac5ba395b40403f789e935548ef.jpg)
資料館を出て、博多同様に北風の強い中をウロウロと歩き始める。
とにかく、線路の脇に寂れた商店郡を小倉駅到着前に車窓から発見していたので
そちらに向かう事にした。
で、
その地域に到着。
風俗店が軒を連ね、侘しい酒場からは昼間なのにカラオケに興じている人々の姿が
店前の暖簾の隙間から見ることができ、酒の匂いのする換気扇からの排気と、
風俗店の呼び込みの声から逃れるようにそそくさと通過する。
で、
発見したのが下記写真の薬店の手製のPOP。
《アンプルで一発!》
まさしく地産地消・適在適所!
アンプル飲んでまで及ぼうとするのは男の性(さが)の悲哀を感じるを得ない。
そこまでするか的な将来自身にも起りうる感傷に浸る暇も無くまたまた歩き出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/93/91634416937918b5630a968a01ac40a8.jpg)
写真を撮るのに立ち止まるとあまり良くない地域だと直感していた私は
小倉駅に戻る事にした。
付近商店街をうろつき、人々の訛り言葉を聴きながらひたすらウロウロを
継続していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/cb/377c96c7aed8c7eab330f3133dfdcbe8.jpg)
渥美清主演「拝啓天皇陛下様」予告編
少し早い目であるが、今回の目的の一つである昭和館へ向かう。
先回も、小倉にきた時に映画を見たのであるが今回は事前に上映内容を確認しての
昭和館での映画鑑賞である。
二本立て!1000円
《とんかつ一代》
森繁久弥・フランキー堺
《拝啓 天皇陛下様》
渥美清・長門裕之
長閑な喜劇映画である。喜劇でありながらも無常というものを感じる作品でもあり
決してハッピーエンドでは無いところも心に響く作品であった。
街中を徘徊する時間は無かったのであるが、
今回の小倉入りはかねてから少しその埃臭い雰囲気に興味があり
街中を中心にウロウロとしてみようと考えていて
門司に無いものが発見できれば良いかもしれないという期待の中に
必ずや少し前世代的事象の発見ができるの違いないという
確信があり滞在時間を伸ばしてみる事にした。
博多から電車に乗り小倉駅に到着したのが午後1時頃。
夜の10時までとにかくウロウロしてみる事にした。
小倉駅の観光案内所で駅周囲の観光マップをもらって、
先ずは小倉城へと向かう
が、
近代的な城に歴史的すばらしさを見つけられる事ができなくて
早々に次へ歩を進める。
久々に見るユリカモメ。
風上に頭を向けて橋の欄干に群れ留まっていた。
どこと無くそのしぐさがかわいく思えて写真に収めるが至近距離に近づいても
まったく逃げようとしない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/47/0a53083ccac4d342898bffbe8e572564.jpg)
小倉城近くの総合商業施設に入り、その中で興味深い表示を見付けて向かう事にした。
《ゼンリン・地図の資料館》
ビルの14階にあるこの資料館からは小倉港から門司・関門方面が見渡せる。
暖かい室内からの海況の景色はすばらしく暖かくて開放的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/eb/a69efb5f1e834285874f9e95275117a4.jpg)
館内には日本の地図の歴史が分かりやすく展示説明されている。
特に、伊能忠敬の作成した江戸時代の地図に関する資料や、
創業者家系の収集物の展示の中に桃山時代の世界から見た未知国であった
日本の地図が展示されていたりする。
そのような展示品の中でもひときわ大きい地図が展示されている。
下記の写真の地図がそうだ。
連合国軍が開廷した東京裁判で裁判長の後ろに掲げられていた地図。
この地図の前で、混沌とした世を壮大な夢見し敗れし者が
勝者単独の意見良識で裁かれ、人生を露とした門出を見ていた地図である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/12/eb006ac5ba395b40403f789e935548ef.jpg)
資料館を出て、博多同様に北風の強い中をウロウロと歩き始める。
とにかく、線路の脇に寂れた商店郡を小倉駅到着前に車窓から発見していたので
そちらに向かう事にした。
で、
その地域に到着。
風俗店が軒を連ね、侘しい酒場からは昼間なのにカラオケに興じている人々の姿が
店前の暖簾の隙間から見ることができ、酒の匂いのする換気扇からの排気と、
風俗店の呼び込みの声から逃れるようにそそくさと通過する。
で、
発見したのが下記写真の薬店の手製のPOP。
《アンプルで一発!》
まさしく地産地消・適在適所!
アンプル飲んでまで及ぼうとするのは男の性(さが)の悲哀を感じるを得ない。
そこまでするか的な将来自身にも起りうる感傷に浸る暇も無くまたまた歩き出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/93/91634416937918b5630a968a01ac40a8.jpg)
写真を撮るのに立ち止まるとあまり良くない地域だと直感していた私は
小倉駅に戻る事にした。
付近商店街をうろつき、人々の訛り言葉を聴きながらひたすらウロウロを
継続していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/cb/377c96c7aed8c7eab330f3133dfdcbe8.jpg)
渥美清主演「拝啓天皇陛下様」予告編
少し早い目であるが、今回の目的の一つである昭和館へ向かう。
先回も、小倉にきた時に映画を見たのであるが今回は事前に上映内容を確認しての
昭和館での映画鑑賞である。
二本立て!1000円
《とんかつ一代》
森繁久弥・フランキー堺
《拝啓 天皇陛下様》
渥美清・長門裕之
長閑な喜劇映画である。喜劇でありながらも無常というものを感じる作品でもあり
決してハッピーエンドでは無いところも心に響く作品であった。