池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

オノレ!どついたる!!(怒)と、思った商談の話。

2012年08月22日 | 昔の事
公正取引委員会が警告を行った。食品大手商社3社に対してである。
すらすらとラジオから伝わる意味を聞き流してはいたのであるが、
なんで、売り手の量販店はその責を問われていないのか?
私はその点がどうも少し引っかかる。

その商品は発泡酒の不当卸売り価格。
卸売り価格が不当に安すぎるからである。

でも日常茶飯事でこのことはメーカーサイドも納得しての出荷であろうし、
損をしてでも卸売りを行う商社もこれまた納得しての事だろうと推測ができる。

大手量販側は、他の弱小小売店を駆逐する販売力を持っている事はご承知のとおり。

とにかく物流量は想像を絶する数量を一日に販売する力を有している事を
まず理解いただいたうえでこの話を進めることにする。

私は以前、ドミナント展開(*注)しているハトマークと商売をさせていただいていた。
ここで多くの量販店特有の商いの仕方を勉強させていただいた。
近江商人の気風が溢れる企業で評価できるものがあれば食いついたら離さない
チャレンジの気風溢れる売り場を作り新商品の依頼も多く、
試行錯誤をして商品を製作する何も知らない私に本当に良く教授いただき、
又、私の《ドンくささ》に怒りもせずにお付き合いをしていただき、
よくも辛抱してくれたと思う。
そのハトマークがある日を境に私の事業を規模拡大をして製造数を
増やして欲しいという事を言ってきた時期がある。

私はそれを断った。

なぜか?答えは明白。リスクが増えるから。
当然、運転資金が必要で設備投資も必要となる。(←これをAとする。)
(*注)ドミナント展開=特定の地域を集中的に出店して他系列量販店の
入る余地の無い地域密着の出店方法

となると、どんどんと取引量を減らされて、付いてこない企業は取り扱い品目が減る。
で、
そのハトマークで減った売り上げを確保する為に新規に取引先を確保しないと
いけないと思っていたところに今回の公正取引委員会から警告を受けた商社から
その余剰な部分を回してもらえないかとの申し出があり、
又、その商社から先の供給先量販店のバイヤーからも話があったので商談に赴いた。
商談開始してバイヤー開口一番、
組合員の家計と健康を守る責務があるので値段の主導権はそのバイヤーに
有る事の確約を迫る言葉。

私は一言「帰りま~~す。」(←これをBとする。)

原料仕入れで滋賀県産ミブナを大量に中央市場で仕入れるときがあった。
1ケースを指値で2100円まで。最初の50ケース分は2100円で
仕入れる事ができたが、51ケース目からは以前の損益を
回収する為に4500円になった。(←これをCとする。)

ここまで書くと大体私が言いたいところは見えてくる人には見えるはずだ。

即ち、Aのリスクを消化する為にBが言えなくて他方でCの売り方をする。

これ大量生産食料品の物流価格に関する常。
これが見えなくてどんどん付いていくメーカーさんがある。
いづれ先が詰まるのである。

ここからは企業名を明かしても良いのだがどうせ消えていく企業なので
どうでも良いので明かす必要もあるまい。
鉄道もある関東圏の量販店。ははは~~~~もう分かるよね。

高付加価値のものを製造していたのでその企業のバイヤーに眼に留まり
商談の依頼があった。
夜通し、経費節減で一般国道中仙道ひたすら走り13時間かけて出向き
商談の場に着き、私の提示する見積書と商品を前に開口一番。
「最初の1週間は無料で商品供給を行ってもらいます。」
「次の2週間は特売価格の卸値の半値。」
「次の3週間は特売価格の卸値。」
「それでお客様が手にとってくれているようなら、定番で流通をしますが、
 お取引開始後の条件は私どもが決めた手数料を納めていただきます。」
私はその女性バイヤーF(名前は死んでも忘れん!)に、
にっこり笑って、
「ねぇ~ちゃん!どつかれたいんか!」ほんまに言いました。
「ねぇ~ちゃんて私の事?」と言い返しよって、
「オノレじゃこら~!」言いましたら警備員が来て大変な事になった。
その後、Fは結局首(解雇)になりました。Fの悪行はこれ業界では有名な話。
メーカーから個人的に裏リベートもらっていた。

下の画像はその量販店が欲しがっていた商品である。
津軽紅カブ利尻昆布〆と寒咲き菜花と切り千枚漬。
どちらも手の込んだ商品で再販を希望する声をいただく商品であるが
全く今の私は作る気がしない。もう疲れた。これだけの理由である。





でも、この条件に付いていくメーカがいる事の方が驚きである。

その会社はご存知のとおり不採算企業に成り下がり、
一時期は外資系企業の援助を受けるも成功せず
今の資本はいったいどうなったのかも定かには知らないでいる。
今後も知る必要も無いし、全くお下劣極まりない商談であった。

量販店相手の商談には継続的にお互いの商道徳は存在しない場合が
多いと感じる。
利益と数字の結果判断だけである。
そこに物の優劣や相手の事情を思う良悪の基準は関係なく、
ただ数字の損得が存在するだけである。
これは非常に厄介でもありながら、裏を返せば非常にやりやすい。
即ち、メーカー側は売り逃げて切り抜ければよい。

どのように売り抜けるか?
公正取引委員会から警告を受けた商社とメーカーのように、
販売力だけを魅了に感じるだけで良い。

そんな経験が有る私の前で、
先日、上から目線で訳分からん賢い事を言う論者がいた。
未だに脳内をよぎるこの賢い人の事。
指導的立場の団体役員でもあるこの賢い人は、
農業者が自身の生産する農産物を加工して販売すると儲かるなどと発言した。
全くその販売環境の厳しさと必要とする生産規模がどれだけの投資が
必要であるかと、その事によるリスクを知らないのにだ。
天候が悪くなって生産が滞ったときの事や
そうする事業に事業投資ができない老齢世帯の農家が脱落する事による
農業経済の衰退を理解できていない。
結局は農業者が自身の首を絞める結果になるリスクや
加工しない農産物の価格下落を招き農業が今まで以上に疲弊する事を
全く考えていない。

その事を私が論じると、
「では、いっその事儲けない方法を考えましょう!」だと。
そのうえ、周りからはあまりその人物に関わるななどという忠告もあった。
なぜなら、論破されると困る人がいてるのである。

正義と真理はどこに有るねん?お前ら!

この類の賢い人も、
「オノレ!どついたる!」
なのである。

Bridge Over Troubled Water - Simon & Garfunkel - w/ lyrics (dedicated to YT viewers)


先日、漬物で食中毒の事件が有ったようだがこの事件などは
量販店納品に対応する製造原価コスト計算に起因する事件であるような
気がしてならない。

眼の届く範囲でしっかり作っていればこのような事件には
ならなかったかもしれない。
時間に追われ、利益に追われ、製造数が膨大でどうしても
ヌカリが生まれる。
それだけ、漬物というものだけをとってみても食品に関する安全性が
コストを減らす事から危険性をはらんでくるという事であろうか?
たぶんそうであろう。

今おかれている現状がどういう事なのか?
事業を大きくする事はどういう事なのか?
何の為に仕事をしているのか?

私は仕事に精一杯で自分の生きる楽しさを忘れていた時期が有った。
やはりその事に気づいた時には、
既に遅く失っているものがたくさん有った。

とことん突き詰めて考えていて・・・・・結果、

大企業を支える一歯車でしか無い自分の事業である事に気付いたとき、
なんてわき目も触れずいい気になって誤った事をしていたんだと
情けなく哀れで悲しすぎて失望で一杯でその時に
本当にこの世から消えようとした。

私は今、加工事業者から逆方向の農業事業者としての転換している事を
必ず形にして、続いてくるであろう食を作る事の真理と正義を追及する
加工事業者への身を挺した提言として先例を作り、
その経験を公開し礎になりたいと考えている。

これが今まで事業者としての私の総決算であり、
お世話になった方々への御恩への至誠と奉公であると思う。
だからとことん突き詰めない発言や生半可な考え方、
自己の利益為だけや保身の態度や生半可な依頼には、
「オノレ!どついたる!」である。

悲しい話 終戦記念日に思った事

2012年08月16日 | 愛する人
実家に父から呼び出された。
私の所用で打ち合わせ事があったからだ。

その話の最後に、軍人遺族年金の話を聞いた。
毎年、僅か幾らかの遺族年金が振り込まれていると言っていた。
誰のものかというと、私の父は7人兄弟の四男。
その長男の軍人遺族年金である。
ビルマ・インパール作戦で戦死している。
なぜ、四男である父親のその金が振り込まれるか?が不思議なので聞くと、
二親等の親族が受け取れるような仕組みの説明であった。
確かに、他の生き残った男兄弟は一人は養子で外に出て既に故人だし、
その戦死をした長男の家督を引き継いだ三男は既に故人。
私の父がその受給対象者となっているようである。

そのような話から、その長兄との思い出を切々と話しだした。

長兄は、復員と出征を3度経験している。
即ち、2度兵隊に行き、3度目に帰らぬ人となった。
最後の出征は昭和17年(1943年)の事だ。
その度に階級が上がり、伍長で死地に赴いたという。

その長兄の事が父は忘れられないという。
男で生家に残ったのは私の当時12歳の父だけ。
その父が一番慕っていたのがこの長兄だと言っていた。
最後の出征の時、長兄に離れに呼び出されて
「タケ(父の呼び名)!泣くな!家に居なくても靖国に居てる!」
「あとはお前だけや!頼むぞ!」
の最後の言葉が、忘れられんと言っていた。

それでも我慢できなくて、父は怒られても怒られても
京都駅に暇さえあれば軍用列車を見送りに行ったという。
誰が乗っているか分からないが手を振りにいったという。
長兄に会えるわけでもないのにだ。
しかし、あれは錯覚かもしれないが手を振る長兄に会えることができた。
と、言う。

それが最後。

次に会ったのは白木の箱の石とも木片とも骨片とも分からない白い数個のもの。
受け取るときの両親の姿が忘れられんと言っていた。
隠れてみんなで泣いたそうだ。
特に、長兄の母(私のばあさん)の姿が印象に深いとも言う。
縁側で、何時までもその箱を抱き中をのぞいて泣いていたという。
その後、又、長兄の2個目の白木の箱が届いたという。
これには石ころだけが入っていた。

そんな時代だ。

その長兄には別のところからも秘話を聞く。

雲ヶ畑に恋人がいた。幼馴染らしい。
もうそろそろ婚姻をという話が出ては兵隊にとられて消えて
もうそろそろという時に又、兵隊とられて・・・・・・。
結局、長兄は自分が時代の中で流れていく境遇を考えたのであろうか?
その恋人と自ら別れて婚姻はできなかった。

その雲ヶ畑の女性の話。
二人の時は私の父(タケちゃん)を連れて行ったらしい。
当然その時代の世相ではそうでもしなければならないのであったろう。
誰もがうらやむような絶世の美人であったという。
その恋人は、戦死公報が来ても暫くは失望で独身でいたという。
海軍航空兵のエリート三男との婚姻の話もあったと聞いたが、
「長兄に申し訳がない。」と断ったと聞く。

で、周りの勧めで又父の生家の薦めもあったのであろうか?

料理屋さんに嫁いだ。

この話を多くの実家地元のばあさんから聞く事がある。
「貞さん(長兄)が生きてたらなぁ~。
          ほんとに戦争は悲しゅ~て、あかんわ~。」と。
この女性を兄弟は遠く離れずに応援したという。
今、この料理屋さんその女性から3代目になっている。
立派にお仕事をされている。

そんな経験が昔にある私達には靖国の問題は存在しない。

政教分離が問題であろうが、戦犯が合祀されていようが、
長兄がそこに居るので会いに行き手を合わせる。ただそれだけの場所。
戦犯東条達の足元にも及ばん昨今のクソ政治屋が中途半端な気持ちで
参詣したり、慰霊の方法を論議するもんだから外国からの非難を受ける。
又、国がどうしようか?と論議をし始めるもんだから外国の非難を受ける。

我が国を精神的に荒廃せしめたのは貴様達のようなクソ政治屋と
公共福祉の傘、改革という名の腐った竹刀を振り回し、
私利私欲に取り付かれた偽善者達せいだ!

お前らは来なくて良い!

本当に、お身内で先の大戦で不幸な出来事があって神と祭られていて
その身内の神に会いに来て、鎮魂と感謝の気持ちを表す方々で
運営すればいいだけの事。

国が係わり、政治屋が参詣する事がそもそも法律違反であることは明白だ。

逢いに来ましたお父さん


本当に鎮魂・感謝の気持ちがあるなら家の中に靖国を奉れば良い。
それで充分。
大阪の商売人が事業所でお稲荷さんの神棚を設けるのと同じ。
道修町の薬屋が、神農さんの信仰があるのも同じ。
料理人が調理場に愛宕さんの札を張り火の無事を祈るのと一緒。
それが、心の中の信仰であり感謝の表現だ!

私の父は長兄の軍人遺族年金をビルマ会(国の命でビルマで命を落とした人の遺族会)に
鎮魂と平和維持活動の為に寄付をしている。
要は長兄の鎮魂に役立つと思いやっているようだ。


では次回予告。
この賢い人は超が付く賢い人です。よほど賢い天下り人間の事。
農業改革甘くないぞ~。実際にやってみたら分かる。(汗・痛・苦)
でも。それ以上の感動がある。
あんたの机上の考えじゃ6次産業化の推進は誰も納得できんし儲からんわ!
いつでも長靴軍手で畑に来んかい!
農業の儲かる方法書きます。

少し休憩!

2012年08月12日 | 言わせてもらいます。
本当に最近は忙しい!

あ~~~だこうだと身の周りで書くべき事・思い当たる事が多すぎて
書くべき内容の優先順位が脳内でまとまらないんで
しばらく記事の起草・立案の為にブログ書くのを休みます。

①高学歴を誇る馬鹿なオッサンの話と取り巻き
②実際を分からんのに指導すると言う事
③自分がかわいそうだとアピールする気持ち
④日本の国
⑤終戦
⑥好きな音楽
⑦農産物開発
⑧売れる漬物のヒント
⑨疲れる接客
⑩健康の元は我慢しない
⑪好きな場所
⑫居候
⑬近鉄阿倍野
⑭信じたくない人
⑮信じたい人
⑯滅私奉公の結果
⑰上賀茂神社
⑱キャブレター
⑲迫撃砲
⑳魚釣り

これだけのネタが有る。
辛辣な話題の提議と反論の余地の無い私の意見の切り口を考えている。

覚悟してください。

FACEBOOKは、真の強い心の友人ばかりに調整してきたので
楽しく継続します。

以上報告でした。

今の気持ちはちょっと甘酸っぱいなぁ。

ゆず - 栄光の架橋