池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

おもちゃカボチャの有る病院

2011年08月31日 | 野菜の事
引越しをして、かかりつけ医さんを換えた。

2週間に一回、予約診療でその病院に通っている。
用心をするに越した事は無い病気の兆候が有るので、
この病院は私の健康を維持していく上での重要な位置を占めている。

この公立系の病院の特徴はほとんどが来院される方がお年寄りであること。
それと、お年寄りの患者さん同士の話を黙って聞いていると、
ローカルな話題が多い。

それも誰が死んだとか、誰それの法事がどうだとか、
お年寄りのお話は誰それが死んだという話が多く聞こえる

仕事の話では、鹿が柵を壊したとか・・・・・。

傑作なのは視野に入っているのはおじいさんだと思っていたら、
なんと、畑の遠くに座っているのは、
猿だったというのも有った。

これが聞こえた時は
さすがの私も平静を装っているのには限界であった。
真顔で真剣に話すおばあさん、又その話に真剣で聞き入り納得しうなずく姿の
おばあさんがなんともホンワカ~とした雰囲気でかわいく思えたりもする。
歳を取ると視野に入る物(者)は先入観が支配をして遠近感も
少し分かりづらくなるのかもしれない。

それと患者さん同士の会話の声がでかい!

加えて、外来担当の看護師さんも都会の病院では感じることのできない雰囲気がある。
これはあえてこのブログでは詳しくその感じた点を記す事は避けておこう。
決して悪い事ではなく、みんな一生懸命だという事である。
それだけに、風を押しのけ疾走するがごとくの電気機関車のパワーを感じるのだ。

当然看護師さんの声もでかい方が多いと感じる。

で、
本日、午前11時からの予約診療を済ませ会計で精算をしていると、
「・・・・・・・・・・おもちゃかぼちゃ。」
会計の事務職員さんに尋ねると、患者さんが持って来てくれたらしい。



良く見渡すといたるところに・・・・・・・・。

写真を撮る。



その事務職員さんから呼び止められ、
「持ってかえりはりますか~~~?まだありますよ~~~。」と、
相当大量に貰ったのであろうか?
このブログ用の写真を撮っていることを説明し、
このカボチャをねたにブログをアップする事を伝えた。



先日は、左京区岩倉の良く行く《CAFE マックさんの家》でも
オーナーのK氏より、そのカボチャの事をお聞きしたし、
店内にも飾っていた。

流行?????。

別名 ペポカボチャ。
色々な模様図柄と形があるみたいで、
その株からそれぞれその形と図柄のみが実をつけるようだ。
当然である。
一本の株から色んな形や図柄ができるのなら、
こりゃ又不思議という事にもなろう。

冷たいパンプキンスープが欲しく思いだした。

長閑な病院で,
癒されるこの地域がますます好きになっている。

8月も今日で終わり。
明日からは9月。
秋の気配はまだと多くに感じるのであるが季節は刻々と変化をしている。
街では感じにくかったことが、このように身の回りに自然が押し寄せてくる。

明日から、生きる為の手段を実行に移す月間にしたい。

10月第一日曜日は販売士2級資格試験である。
遅々と進んでいない学習を本格化する必要も有ろう。

どうも自然の変化を享受している暇もなさそうだ。

昨日、妙齢の美人と会話をした。
N女史。
某ブランド大学経済学部出身の彼女は勉強した内容を忘却したらしい。
マクロ経済については教本の表紙を思い出すとは言ってはいたが・・・・・。
彼女が専攻した経済学分野の用語を私に対して問いかけていた。

「モの付く言葉で有るやんか、ほら、モの付く言葉
 なんやったほら、モの付く言葉。アー思い出せない!。
 ほらあれやんか、あれ。何!あれ。モやんか!」

と、大阪のおばちゃん風に連呼していた。

それはひょっとして
《モラルハザード》では無いか?
と、思っていたが私はあえて口にしなかった。
《「その言葉と違うわ!(怒)」と言われそうだから。》

大学時代に専攻して得た知識は現生活において利用する事は無いと言っていた。
彼女の口からは、
「将来に夢を持つ事が無くなった。おしゃれをすることも少なくなった。」と
聞いたが、私の目からは輝いておられ、
又、輝ける要素がたくさん見えるのであるが・・・・・・。
快活ではつらつとし、さばさばした自立している事を感じる話し方や、
態度から感じる気性は、魅力的で素敵な女性である。

私はお会いした方に対して、その能力の高さに
お話しているうちに気付く事が多いが、
ひょっとしてこの妙齢の美人・N女史もすごい人なのかもしれない。
要観察対象人物である。

親友である某大学の経営学学者の還暦ダンスO氏との出会いに良く似ている。
還暦ダンスO氏とも仲間と偶にやっていた食事会で楽しい会話に引き込まれて
今では月2回程、深夜までくだらない事を《ド真剣》に科学的に検証し
討論をしている。

一度、食事をその妙齢の美人ともしてみたいと考える。
面白い事が聞けそうだ。



野菜マニアたる所以   4/4 +1+1 最後!

2009年09月07日 | 野菜の事
結局、公開できる事柄だけで相当量のものになっている。
その他色々興味を引いた資料を整理して、
このブログに記載しておこう!
私の手元では、かいつまんでも相当量のデータと種苗開発に
関わった方々との質疑応答がかなりのノウハウ蓄積に成り、
今後考えている、事業のあり方についての資料になっている。
自称、野菜マニアとしての自覚を得るにふさわしいと自賛している、
今日この頃である。


此の頃、何処の量販店の青果売り場でも見受けられるようになった
カラーピーマン《パプリカという名前で物流されているのが多いか?》で
あるが、栽培の基本である生育を促すための整枝の方法をこの資料では
詳しく説明されている。
以前、野菜栽培を実践として学んでいるときに、借りた園部の農場で
栽培したことがあるが、確か、苗は三種ほどで、
結実後徐々に果肉の色が変化したことを記憶しているが違ったであろうか?
緑→橙→赤→紫→黒
白→黄色→茶
もう一種は記憶にとどめていない。


↓下記URLクリックで拡大表示。
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京野菜の代表といえる伏見甘とうがらしや、万願寺とうがらしのことにも
参考になると思う。
甘とうがらしは、夏野菜の代表格で、その草勢と最盛期の収穫期は一気大量に
収穫でき収量は目を見張るほどになる。
また、果を好むアブラムシ等の防虫作業も良い結実終えるためには重要であると
私は認識し結論を持っている。


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http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/73/570a04f54d8897a5f750d5c39a34cde0.jpg


もうそろそろ、京野菜の枝豆《紫頭巾》が収穫出荷の便りが聞けるのではないで
あろうか?
わたしは、盛夏の盛りに食べる枝豆は、止まるを知らず目の前にあるものは
美味しく全て頂けるほど好きである。
唯一、品種でいうなれば、マルタネの《タンクロウ》が美味しいと思う。
先日、知人から《だだちゃまめ》を食す機会を得てこれも捨てがたいものと
納得できる味であった。


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最後にオクラの花で締めくくることにしよう。



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野菜マニアたる所以    4/4 + 1?

2009年09月07日 | 野菜の事
前頁に続き、研修内容を整理することにしたのであるが、
あまりにも資料が多くて1ページでは・・・・・・。
で、
もう1部を追加して整理することにしました。
営農全般に関しての内容が濃く勉強です。


トマトを栽培する上での、品種の選定は重要であるということを
系統に分けて分かりやすく説明している。
家庭菜園用に作りやすい品種を選定しているところに好感が持てる。
品種選定の要は、菜園の環境と季節時期を間違えないことは
大前提であるが、何より生育の管理が自身の技術レベルを自覚しないと
満足の結果は得られないと感じる。


↓下記URLクリックで拡大表示されます。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/61/beb619b0f1aedbb291c15d896c55b4cc.jpg


この資料掲示は、栽培農家向けの経営上の品種選定であると考えてよいと思う。
品種のもつ性能が示されており、その性能を引き出せうるだけの営農技量が
必要である。夏季用品種を中心に述べているが、
後述するが、トマトの栽培に関してその栽培環境の変化に逆らわない
細やかな観察と、先手先手の病疫防虫作業が必要である。
もちろん天変に関しては最も気を使うところであるのだが・・・・・。
ここの説明では指標として捕らえるべきで、
天変に打ち勝つ対候性作物は、私の知る限り皆無である。


↓下記URLクリックで拡大表示されます。
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トマトはアンデスの高地乾燥地帯が原産であることを知る人は多いと思う。
その祖先をたどり考えるとき、日本の高温多湿の夏の気候は果たして
好適地なのであろうかという疑問が沸いてくる。
よって、植物の生理として、遺伝子は生きているなれば日本の夏の機構は
必然的に勢いを阻害し、好まれざる結果を生んでしまうこと
は当たり前といえば当たり前であろう。


↓下記URLクリックで拡大表示
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その好ましくない生育環境におかれたトマトはさまざまな生産者の思考により
本来の姿ではないトマトを消費者の評価によって手が加えられて管理され
生産されている、と、言えるかもしれない。
一度原種に近いものを食してみたく思うが、多分美味しくないであろうし、
そのような商品価値の低いトマトを生産する農家も無いのではないであろうか・


↓下記URLクリックで拡大表示されます。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/9c/89c889a4921066d170ad85c6dae2daec.jpg




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台木の選定を重要視するこの説明版に私は強くひきつけられた。
ほとんどの生育条件に対する不利益に対応できうる台木を開発していると
いうことである。
先にも述べたが、本来の生育環境ではない場所に人為的に対応する品種を
作りうる技術はもはや科学的空想の分野へ進展を始めているのかもしれない。
水と光と気温と必須養分さえあれば、
場所を選ばず生育させることが出来る品種も可能であろうか?


↓下記URLで拡大表示されます。
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野菜マニアたる所以   4/4

2009年09月07日 | 野菜の事
先回よりだいぶ時間が開いたのであるが、申し訳なく思います。
体調を少し崩し、仕事もそこそこ忙しく、と、言い訳言うより、
本音は邪魔くさくなっていて、忘れていたというのが適当です。
農場研修会で掲示されている説明文章パネルで興味深いものを
公開することにしました。
興味のある方は、クリックして拡大してみてください。
より、専門分野的技法や品種選別の方法が確認できるかと思います。


種の少ないスイカ品種の交配について述べているもので、自然の道理に
従ったことで安全性をアピールしている。
種が無いスイカにこそ、私は違和感を覚えるのであるが・・・・・。
種を口から吹き飛ばしながら食べるスイカこそ、
夏旬の食べ物と感じるのは私だけでないはずだ。
しかし、種がわずらわしく消費が減っているというなら
それは間違っていると思う。
スイカを切り売りすればいいのでは?冷蔵庫中でも邪魔になるまい。
何よりも、一気に大家族で丸々一個を消費できる家が少なくなってきている。


↓下記URLクリックで説明文拡大されます。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/86/ab615d625204380e23255b929310aef8.jpg



胡瓜の病気であるカッパン病に対抗できる性質を持った胡瓜品種である。


↓下記URLクリックで特性説明が拡大されます。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/d2/20a34eae4d207fa00d0fc08517fb795a.jpg


この品種も複合対病性の性質を持つ胡瓜品種である。
考えるに、毎年ではあるがこれらの病気に対しては各社とも研究が熱心である。
経営農家にとって収穫最盛期に病気により収穫が減ることは死活問題であり、
またその伝染は地域の同様生産者にも病被害を伝播させてしまう危険性がある。
やはり、温暖化と異常気象のなせる業か?
本年の収穫状況もあまり芳しいものではなかったようだ。


↓下記URLクリックで特性説明が拡大表示されます。
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胡瓜栽培の要点を的確に表示している説明文章で、
他多品種の胡瓜を栽培する上でも参考にしても良いと考える文面である。
特に、雌花の摘出は草勢を維持するために重要で、
尚且つ、その直後に執り行う追肥の作業は草勢を長く保つための
テクニックであるといえよう。追肥は液肥を潅水に混入することにより
手間が省けることも見逃せない。


↓下記URLクリックで栽培要点が拡大表示されます。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/2f/bec19fb4033f58d973fd99dadb0ec642.jpg


千両ナスの頭部ヘタにたまに指に刺さり難渋する《棘(とげ)》を取り去った
品種を説明する文章である。
輸送中に箱の中で隣り合わせの果や前後左右の果に傷をつけるのを防ぐ役目も
持つようである。
輸送耐久性が良いということは、収穫後の鮮度の保持も良いということ
で、消費者にとっては歓迎するところである。


↓下記URLクリックで説明文が拡大表示されます。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/09/9b6b6e2f8381518b1dc2da5bb374165c.jpg


メロンの生育に関して手入れ技術を解説した資料である。
分枝の方法と展開の方法が良く解説されていて、
初めて栽培を試みた方には心強い資料であると思う。
せっかく着いた果をあっさりと切り捨てることはもったいないと考えがちだか、
後の生育と結実果の品質を高める手法としては基本である。


↓下記URLクリックでメロンの分枝整理の方法が拡大されます。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3a/1a497fbdbabfb7634917478d2bd90dcc.jpg

書ききれないので、追補し次ページにて話を続けます。
次ページは、トマトを中心に述べています。

野菜マニアたる所以  その3/4

2009年08月15日 | 野菜の事
更新が遅れてしまい間が開いてしまったのであるが、
先日のタキイ研究農場での研修会の報告を継続して記す。
本日はトマトについてである。
女性に人気の野菜品種であるので、ここのところの各種苗会社の
品種の開発の早さにはついていくのがたいへんというのが私の感想である。
その努力によりに良品種が生み出されてきているのはたいへん喜ばしいので
あるが、反面、流行するものにありがちなすぐに飽きてしまう商材に
なっている気も感じられるのであるがいかがであろうか?
即ち、流行(はやり)廃りが見受けられる。



果実が中ダマの品種が今後主流を占めるのであろうか?
展示栽培されているもののほとんどが、中ダマ以下の大きさの品種であった。
↓下記URLクリックで拡大画像
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/cf/9fd0b8c054f745bfdc6264a9ab5ac494.jpg



中だま種の結実の様子を的確に見ることができる。
分枝した先に固まって結実する様はかわいらしさを感じてしまう。
大きく無く手ごろな大きさで、上賀茂のお母さんたちは、かの軽トラックで
振り売りを行っているが、現在、無選別で収穫されたトマトは秤を用いた
目方売りであるが、小さくてかわいらしいトマトをこそ個数販売よりも
重量による販売方法が的確品種であると考えられる。
収穫時の手間、手数を考えるとじゃまくさい品種かもしれないと
思うのだが・・・・・。



実のつき方が通常のトマトとは少し違うようである。
ある一定の間隔を置いて花をつける一般的なトマトとは少し違う。
密に花が咲く。ブドウ房のような結実をする。
↓下記URLクリックで拡大画像
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ミニトマトの着果の様を写真に収めてみた。
主幹に近い方向から鮮やかな赤色を蓄えつつあるのが分かると思う。
枝先はまだ青いままである。
ピンポン球よりふた周りほど小さい実は、同一の方向に着果し、
規則正しい方向性を持つている。



規則正しい、着果方向と着火位置が良く分かると思います。
↓下記URLクリックで拡大画像
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もともと、乾燥高冷地に祖先を持つトマトは、空気中の湿度を嫌う。
この果実表面にある産毛は祖先生息地の遺伝を残すものなのであろうか?
即ち、空気中の水分をも果実内に取り入れようとした名残りなのであろうか?



産毛の様子が少し分かるかもと思い画像を拡大してみた。
細かい毛が見れる。
↓下記URLで拡大画像
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残念であるが、本年のトマトに関しては長雨と日照不足により、
決して良い出来ではないと思う。

トマトのお日様の関係が良くなりますように祈りたいものである。









野菜マニアたる所以   その2/4

2009年07月20日 | 野菜の事
今回の研修会において、特に私が興味を持ったのは、耐病性と収量増量を図る
ために開発さた、接木用の台木の種類の選定方法である。
以前、生産者の方々が、接木用の台木として
《トルバムは使い勝手がいいが赤なすはイマイチだ!》とかを聞いたので、
私はその先入観が有ったのであるが、タキイ種苗の研究とその使用用途の説明は
適宜使い分けするために台木の種類があるということを公表している。
すなわち、栽培手法や土壌性格に応じた台木の選定が必要であるという事に
気づいた。

で、

本日はなすの栽培方法について特に枝葉の伸展を促す方法について
参考とすることがあったので、記す事にする。
なすの果に傷がつきにくく、最良の方法かもしれない。



↑水茄子系のタキイ種苗開発品種で紫水である。
 その姿は女性的で曲線美を持ち合わせている果の美しさは、
 清楚でどこかかわいらしくもある。
 私が原料として大阪府の泉州地域から直接買っているものとは少し果の形が
 違うのであるが・・・・・。
 以前この品種をトルバムの台木にて、淀の種苗農家に作ってもらい、
 契約栽培で京都市北区上賀茂柊野で定植し栽培したときに、
 良好な収量が確保できた事が有るので栽培が容易と考えられる品種でもある。
 しかし、地温の管理が重要ということを栽培要点として捕らえすぎて、
 収穫適期の後半に肥料切れを起こしたのであろうか急激に結実数が減って
 あせった事がある。
 即ち!肥料の管理と水管理に注意が必要である。
 水は、絶えず圃場の土壌がぬめぬめでぬれていること、
 株元に穴を開けて大量の穴肥えを施していたのであるが、
 不良要因があったようである。

↓下記URLクリックで拡大画像
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↑地面と平行にオレンジ色のネットが張られていて、なすの枝葉はその目の間を
 伸張して、開花し結実している。合理的かつ効率的にも有利な栽培方法で
 あると思う。以前のように枝を直接ナイロン紐で結ぶ手間も無く、
 枝を誘引し網目にくぐらせるだけの作業ゆえ効率が良いと思うが・・・・。
 
↓下記URLクリックで拡大画像
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↑その、地面と平行に張られているオレンジ色のネットの状況をなすの木の上から
 観察してみた。なすに干渉することなくその網は十分に枝を支え、
 逆円錐状に広がるなすの枝の伸張を全方向にバランスを取りながら
 促しているようである。
 バランスが取れていることは、当然、風による揺れに強いわけで、
 果皮の薄く傷から鮮度や商品価値の落ちる、水なすや賀茂なす、
 山科なす等の高級なすについては、栽培方法としては最良の方法かもしれない。

↓下記URLで拡大画像
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↑水なす紫水の花である。強くカッと開いた展開した花弁は力強い。
 いつも不思議に思うが、果菜の花はランダムな展開の向きであるが、
 ひまわり等の一方向性に咲く花もあることを考えると植物の
 自然界での決まり事は神秘的である。
 何らかの開花ホルモンが作用しているのであろうが、
 朝顔は朝に咲き、夕顔は夕に咲き、昼顔はカトリーヌドヌーブが主演で、
 別のホルモンが作用し淫靡なイメージがある?ん。

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↑長なすの品種で筑陽である収穫時に径で最大部3センチ以上、
長さが25センチほどになり、漬物用には少し使いにくいのであるが、
焼きなすやなす煮物、揚げ物に的確な品種であると思う。
果の短いうちに収穫を早めることによって漬物にも使用できるのであるが、
その容姿を生かすなれば加熱料理用に適していると考えられる。
私がなす栽培の基本を勉強させていただいたのが、この品種で、
京都府園部町船坂で実際に農地を借り受けて栽培しなすつくりの基本を
習得できた作りやすい品種である。
かの、普段の何処にでもいてる近所のおっちゃんだと思っていたが、
当時、官房長官に、圃場で声を掛けられた事がある。
《に~チャン何処の人?》《ええ、なすやな~。》

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野菜マニアたる所以  その1/4

2009年07月18日 | 野菜の事


7月16日、タキイ種苗の滋賀県湖南市の研究農場へ
タキイ種苗が発売している夏野菜を中心とした夏季農場研修会に出かけてきた。
少し感動することが多かったので、
本日よりこの日感じたことを詳細に4回ほどに分けてブログに
記録しておきたいと思う。

この研修会には、2回目の参加で先回は秋冬野菜の展示発表と、
耐病性トマトの発表とその栽培要点の指導と農学博士の講演があったように
記憶している。

しかし、今回もこの広大な研究施設に驚く。
方角的には北と東が開けた丘陵地の平坦部に有るのであるが、
日影ができない日当たりの良い吹く風の爽やかな農場である。
その中を見学用に巡回バスが廻り、各作物別に圃場を巡回して見学する。
その作物に各専門分野の担当者さんが気さくに質問に応じてくれる。
詳しくはそのブリーダーさん【開発者】に栽培要点の初歩的な解説から
開発時に目標としたことや、栽培時の注意点や病害虫の駆除にいたるまで
事細かに見学者に応対している。
いかにも現場に出てますといった、日焼けがすさまじい方ばかりで
品種開発の苦労を感じ取れる。

今回の私の目的は、胡瓜、なす、トマトの品種について知識を深めておこうと
目的を明確にして参加することにした。

で、

胡瓜であるが下の三枚の写真を見てもらうだけで分かると思うが、
全て胡瓜なのであるがその形容は少しずつ違うのが分かると思う。
形容とその果の性質は漬物の加工特性に適するように、
本来、できうる限り使用用途別に品種は選択すべきであろう。


↑品名 シャキット 
  すばらしい名前である。品質を的確にあらわしているであろう。
↓下記URLクリックで拡大画像。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/5f/aa92a03cf78f0d787b7e1fab1bbb10a7.jpg




↑品名 夏すずみ
  私はこの品種の切断面の果の白さが糠漬や、昆布漬等の浅漬胡瓜製品に
  的確と思っている。
  製品の出来上がりの味もさることながら、その緑と果の色合いの対比が
  製品完成時に購買客に涼しさを提供する。
↓下記URLクリックで拡大画像
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↑品名 つやたろう
  表面が平滑でつややかに光沢を持ち、艶があり緑色が深い良い品種である。
  食欲を感じるその姿は、塩を少し振っただけで丸かじりが美味そうだ。
↓下記URLクリックで拡大画像
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近頃の整備された圃場は、土が見えない。当然雑草の繁茂も無い。
畝の通路幅も広く取り、定植間隔も適当で、葉の剪定もできている。
だから圃場での害虫も発生も少なく、
風通しも良い環境は病の発生も予防することも可能なのであろうか?
このシートの下には耕土が隠れているのであるが、草勢や着果の程度を観察して
適宜、施肥管理が行われているであろう。
潅水は、このシートの下にホースが隠れていて、満遍なく潅水を施している。
液体肥料なら、その潅水に適宜混ぜることにより十分な栄養の補給が可能である。
何よりも、圃場の整理、整頓、清掃は基本であるはずで、
消費者の目にも安心できる圃場の姿であろう。