池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

野菜マニアたる所以  その3/4

2009年08月15日 | 野菜の事
更新が遅れてしまい間が開いてしまったのであるが、
先日のタキイ研究農場での研修会の報告を継続して記す。
本日はトマトについてである。
女性に人気の野菜品種であるので、ここのところの各種苗会社の
品種の開発の早さにはついていくのがたいへんというのが私の感想である。
その努力によりに良品種が生み出されてきているのはたいへん喜ばしいので
あるが、反面、流行するものにありがちなすぐに飽きてしまう商材に
なっている気も感じられるのであるがいかがであろうか?
即ち、流行(はやり)廃りが見受けられる。



果実が中ダマの品種が今後主流を占めるのであろうか?
展示栽培されているもののほとんどが、中ダマ以下の大きさの品種であった。
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http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/cf/9fd0b8c054f745bfdc6264a9ab5ac494.jpg



中だま種の結実の様子を的確に見ることができる。
分枝した先に固まって結実する様はかわいらしさを感じてしまう。
大きく無く手ごろな大きさで、上賀茂のお母さんたちは、かの軽トラックで
振り売りを行っているが、現在、無選別で収穫されたトマトは秤を用いた
目方売りであるが、小さくてかわいらしいトマトをこそ個数販売よりも
重量による販売方法が的確品種であると考えられる。
収穫時の手間、手数を考えるとじゃまくさい品種かもしれないと
思うのだが・・・・・。



実のつき方が通常のトマトとは少し違うようである。
ある一定の間隔を置いて花をつける一般的なトマトとは少し違う。
密に花が咲く。ブドウ房のような結実をする。
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http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/b4/6c38e2413520c7f0836a7f0dd212a1db.jpg


ミニトマトの着果の様を写真に収めてみた。
主幹に近い方向から鮮やかな赤色を蓄えつつあるのが分かると思う。
枝先はまだ青いままである。
ピンポン球よりふた周りほど小さい実は、同一の方向に着果し、
規則正しい方向性を持つている。



規則正しい、着果方向と着火位置が良く分かると思います。
↓下記URLクリックで拡大画像
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/89/c165a6eb520d65546750613e23e7e07f.jpg


もともと、乾燥高冷地に祖先を持つトマトは、空気中の湿度を嫌う。
この果実表面にある産毛は祖先生息地の遺伝を残すものなのであろうか?
即ち、空気中の水分をも果実内に取り入れようとした名残りなのであろうか?



産毛の様子が少し分かるかもと思い画像を拡大してみた。
細かい毛が見れる。
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http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/b1/5b714971fa56b467b48ec135e6a4ccdd.jpg

残念であるが、本年のトマトに関しては長雨と日照不足により、
決して良い出来ではないと思う。

トマトのお日様の関係が良くなりますように祈りたいものである。