11月21日(火)。
今年度、空手部には2人の困ったちゃんが入ってきた。
一人は最初は愛想よく、もう一人は最初からふてぶてしい。
二人とも、自分には空手の経験があって、腕にも自信があるから、白帯からなんてやっていられるか、というのだ。しかし、以前の級は?と聞かれると、昇級審査を受けたこともないらしい。
実は、僕も昨年空手を始めた時は、その前の一年間はテッコンドーをやっていたので、途中の級から始められないものかと思い、師範に相談した。
しかし、師範にはきっぱり、空手は空手。白帯から始めなさい、と言われた。その言葉に、逆に外国にあっても、さすが日本の武道だ、と感心した。
自分も初心者の頃は、他の人の稽古を見て、俺はあいつより強い、だから自分はせめてあの色の帯を許されるはずだ、と密かにむらむらとした感情を抱いていたので、彼らの気持ちもよく分かる。まあ、まだ初めて一年なので、初心者のようなものだが。
先週の金曜日、困ったちゃんの一人が、4人組になって回し蹴りの稽古をしていた際、こともあろうか僕に教え始めた。最初は話を合わせていたが、そのうち師範が言ってもいないのに、見栄えのいい違う技をやり始めた。他の白帯君もそれに呼応する。
そこで僕は一言、
"Just do it!"
と言って、戒めた。うちの師範が、基本を大切にしていることを知っていたので、尚更止めなければ、と思った。それからは、こちらから挨拶をしても困ったちゃんは機嫌を損ねて返さない。
日本の武道は、礼に始まり礼に終わる。
毎日の稽古は、稽古相手との勝ち負けを競うものではない。相手は自分自身である。どのレベルの人であってもお互い尊重し、仲良くする。
基本は繰り返し繰り返し、アホになってやるべし。
ま、彼らもしばらくやらないと、分からないだろうねえ・・・。
今年度、空手部には2人の困ったちゃんが入ってきた。
一人は最初は愛想よく、もう一人は最初からふてぶてしい。
二人とも、自分には空手の経験があって、腕にも自信があるから、白帯からなんてやっていられるか、というのだ。しかし、以前の級は?と聞かれると、昇級審査を受けたこともないらしい。
実は、僕も昨年空手を始めた時は、その前の一年間はテッコンドーをやっていたので、途中の級から始められないものかと思い、師範に相談した。
しかし、師範にはきっぱり、空手は空手。白帯から始めなさい、と言われた。その言葉に、逆に外国にあっても、さすが日本の武道だ、と感心した。
自分も初心者の頃は、他の人の稽古を見て、俺はあいつより強い、だから自分はせめてあの色の帯を許されるはずだ、と密かにむらむらとした感情を抱いていたので、彼らの気持ちもよく分かる。まあ、まだ初めて一年なので、初心者のようなものだが。
先週の金曜日、困ったちゃんの一人が、4人組になって回し蹴りの稽古をしていた際、こともあろうか僕に教え始めた。最初は話を合わせていたが、そのうち師範が言ってもいないのに、見栄えのいい違う技をやり始めた。他の白帯君もそれに呼応する。
そこで僕は一言、
"Just do it!"
と言って、戒めた。うちの師範が、基本を大切にしていることを知っていたので、尚更止めなければ、と思った。それからは、こちらから挨拶をしても困ったちゃんは機嫌を損ねて返さない。
日本の武道は、礼に始まり礼に終わる。
毎日の稽古は、稽古相手との勝ち負けを競うものではない。相手は自分自身である。どのレベルの人であってもお互い尊重し、仲良くする。
基本は繰り返し繰り返し、アホになってやるべし。
ま、彼らもしばらくやらないと、分からないだろうねえ・・・。
時間が必要だよね。
周囲も「やれやれ」と思いながら、
長い目でみてあげることだよね。
機嫌をそこねてしまった困ったちゃんと、今後どうやって関わっていくのか、、
とっても興味深いです。
そうだね。時間が必要だろうね。
でも、こちらも確かに怒ってはいけないのかも。
冷静に話せばすむことだからね。相手は日本の文化を知らないわけだし。
このひと言に尽きます。
大学時代、一時サンボをやっていました。
分かりやすく言うと柔道とレスリングを足したロシアの格闘技ですが、2ヶ月くらいでやめました。
理由は2つ。
1つは柔道上がりでレスリングの技術のないボクでも全日本クラスと言われる選手と互角の勝負ができてしまった層の薄さに幻滅したため。
これについてはボクはマッキーの言う困ったちゃんになりますが、強くなりたくてもなりようがない。
もう1つはルール上、1本はあるのだが、柔道で言う技ありや有効はポイントとなり、レスリングと共通したポイントの取り合いにゲーム性を感じ、性分に合わなかったためです。
この時、自分は日本の武道が好きだと改めて思いました。
以前、柔道の国際ルールで青の柔道着の問題がありましたが、これは武道を否定してスポーツであると言っているようなものです。
もちろんスポーツなのですが、柔道の起源をさかのぼれば柔道着の白は死に装束の意味が込められています。
良い悪いはともかく、そういうところに武道の精神が宿っていると思うのです。
柔道も空手も世界に普及するのは喜ばしい事ですが、精神的な点から見つめ直してもらいたいと思います。
そうする事でマッキーの言う、
>毎日の稽古は、稽古相手との勝ち負けを競うものではない。相手は自分自身である。どのレベルの人であってもお互い尊重し、仲良くする。
ここに行き着くと思います。
武道は練習ではなく、稽古という言葉がしっくりきますね。
また、
>基本は繰り返し繰り返し、アホになってやるべし。
そこそこやってきた自分でもブランクがあるので受身すら体が忘れてしまっています。
講道館が近いので以前から柔道を再開したいと思うのですが、時間が合わない点と怪我をした時の仕事への影響を思うととても残念です。
やるなら本格的にと思うので、毎日でも稽古したいですからねぇ。
人事移動で部署が変わると
行った先で”なめられないように”虚勢を張っていたのを
思い出しました。
今は歳とともに身体も丸くなり (爆)))))
自分では角の無い人間になりつつあると思ってますが
修行が足りないのか 時折 カチンと切れる自分がいます。
ホントはmitsukiより私の方が武道で心を養ったほうが
良いのかもしれませんね~~~~~~~
本質を捉えたコメントに、嬉しくなってしまいます。
まーさーに、言いたいことです。
サンボの件も、覚えてますよー。サンボの層の薄さもあるかも知れませんが、柔道のすごさと感じました。
空手の試合にも、一本制とポイント制があります。
松涛館の試合は、グローブも付けず、一本制です。
全流派共通スポーツ空手の試合は、グローブ付きで、8ポイント先取。イギリス人には圧倒的にスポーツ空手が人気ですが、幸いうちの道場の先生方は、武道空手を目標にしています。
僕は個人的に、沖縄空手と古武道の勉強も始め、こっそり取り入れて研究しています。これも、毎回基本をやっている中で、少しずつ理解し、掴めていくので面白い。一つコツが掴めると、がらりと成長したりします。
まっちゅうさんも、柔道を本当にやりたいだろうね。お気持ち、察します。
おゆきさん、
なるほど。彼らのも、虚勢なのかも知れませんね。
でも、やる気があるのだから、一年くらいで黒帯を取りたい。強くなりたいので、手応えのある稽古をしたい。基本なんて、かったるくてやっていられない、といったところが彼らの気持ちだと思います。
基本をみっちりやる方が、絶対後で伸びるのですが。
おゆきさんは、もう達人ですよ。ブログを書いているみなさんも、きっとおゆきさんのコメントで気持ちよく毎日を過ごしているでしょうからね。
若い者は困ったものです
日本人でも
また できる人でもできない人でも
時々この手の若者がおりますねぇ
確かにこういう人物は、国籍に関係なくいますね。
その困ったちゃん、相変わらず僕にはむっつりとして挨拶しませんが、昨日はちゃんと初心者グループに戻って稽古しておりました。
意外と、言いたいことが伝わったのかも知れません。
ま、これからもしばらく、静観を続けることにします。