まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

食べ始めました。

2005-03-16 08:52:23 | 家族
一日のうちでも子供の状態はどんどん変化するので、ブログも展開が速すぎると思いますがご勘弁を。
入院してからのこの2日間、抗生物質を変えて状態は改善されつつあるのですが、眠りに就くと体温が上がってくる傾向があります。また眠ると自然な呼吸にもどるので、酸素濃度も下がってきます。昨日天馬は嫌がりましたが、鼻にチューブの先を入れ、一晩中酸素吸入をしていました。妻も鼻を痛がる息子を抱いて、目に涙を浮かべていました。

昨日の朝から今日の昼まで、水分は摂っているものの24時間以上食事は一切受け付けませんでした。
早朝から腕によりをかけた親子丼とニンジンのきんぴらを作って持っていったのに、一口口に入れると、「おえー、ぺっぺっ」と出したので、非常にショックでした。妻も感動するほどの出来だったのに。

どうしよう、これはヤバイと焦りましたが、子供って具合悪いと食べなくなるんですね。しかも小児科の先生いわく、水分さえ摂っていれば2、3日大丈夫なんですね!
記憶がある中では、どんなに体調が悪くても、24時間食べないなんて絶対あり得ない僕にとっては驚きでした。いつも人の分まで食べてるので。

元気食欲なくぐずっている天馬を励まそうと、夜は辛くない野菜中心のブルコギ(焼肉)丼を作り、さらにスパイダーマンのDVD、パソコンまで持って病院に行きました。このスパイダーマンが大当たりで、ご飯まで驚くほど食べました。ブルコギには、妻が作り置きしてあったコチュジャンと日本味噌のブレンドを使いました。これも感動するほど美味しかったです。

まだ肺の機能が若干戻っていないので、寝ている間は顔のそばにマスクを置いています。朝までにマスクを取っても体の中の酸素濃度が下がらないようになれば、無事退院出来る事になります。
しかしTAKAMIさんのコメントにもありましたが、子供の生命力は素晴らしいですね。