まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

拒絶

2005-03-11 12:35:09 | 家族
現在夜中の3時。
薬が効いて熱が下がっているのは2時間弱です。
こちらの医師からは、パラセタモールとアイブプロフェンを交互に飲ませるよう指示が出ているので、夜中も熱が出て起きると薬を飲ませ、水分をとらせたり頭を濡れタオルで冷やしたりしています。

しかし熱が出ると必ず、僕がすることへの「拒絶」が始まります。
薬を上げようとしても、頭のタオルを換えようとしても、
「おかあちゃんが!」
と言って泣きます。

これはちょっとショックでした。妻も一生懸命お父さんが持ってきてくれたんよ、となだめるのですが。こういう時には妻はなかなかトイレにも行けません。
普段勉強ばかりしすぎたとか、しつけは3才までだから、と厳しくしすぎたとか自分を責めてしまって隣の部屋で離れて寝ました。

しかし、そんなことを言っている場合ではないですね。自分の役割をやるのみ。子育てに関しては妻が中心なので、気持ちを入れ替えてしっかりサポートに回っています。

天馬くん高熱

2005-03-11 02:10:15 | 家族
昨夜から、天馬の熱が続いています。
昨夜は、日本から持ってきていた座薬でも熱が下がらず、妻と二人で夜中も看病しました。
いつもお母さんべったりですが、不思議とお父さんの名も呼んでくれるのでこっちも燃えます。
「お、おとうちゃん、すぱいなーなん(Spider man)。」
と僕を指差しました。
「そうや、天ちゃんも薬飲んだらすぱいなーなんになるんや。」
と励ましながら看病してました。

今朝病院に連れて行きましたが、処方された解熱剤を飲んでも、38から39℃の間くらい、もしくはちょっとその上を行ったり来たりしてます。がくがく震えたので、ひきつけを起こすのかと思うくらいでした。こんなに熱が出るのは、突発性発疹以来かな。
さいわい食欲は旺盛なので、ちょっと安心です。子供専門病院も近くにあるしね。

子供が出来ると、急に自分が両親にしてもらったことを思い出します。
助産院での立ち会い出産だったので、最初に天馬を抱いたのは、妻ではなく僕でした。その瞬間、自分を両親もこのように見たのか、と価値観、物の見方がぐるっと変わるような、強い衝撃を受けたのを覚えています。
水枕を用意して手ぬぐいで頭や首を冷やすのは、自分もしてもらったことです。
そう言えば先週の日曜日は、イギリスでは母の日でした。日本と一緒だと思ってたけど。

妻の英語もまだまだなので、病院に連れて行くため大学は休みましたが、こういう日は気にかかって仕事をする気にもなかなかなれないものです。
早く良くなりますように。