町田・多摩センターの司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

『司法書士法人まちたま』の代表です。多摩センターと町田の2拠点で活動。備忘録として書きます。

道筋間違い

2018年07月15日 11時26分39秒 | 試験関係
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。





みなさま、3連休いかがお過ごしでしょうか?
僕は3連休もなんだかんだ事務所で仕事しています。かなりラフな格好で仕事してるのですがご理解ください。








さて、司法書士試験時代のネタです。



問題を解いていて、
正誤の判断は合ってたけど、その正誤への道筋が自分の考えてた道筋とは違う場合がありませんか?




例えば、この問題。
Q,
甲がその所有する家屋を乙に売り渡したが、その売買による所有権移転登記がされる前に乙が死亡し、丙および丁が相続したときには、丙は、単独で甲に対して、甲から丙及び丁への所有権移転登記手続をすべきことを請求することができるか?










この問題、正解は✖ですが、僕はこの問題を解くとき、↓こんな感じです。

ほほう、この「単独で」ってのがまず怪しいなぁ。
んっ!?
丙と丁が買主の相続人ということは、丙は2分の1の権利を相続するだけだから丁の分まで登記請求できないだろ!
答えは✖だ!しゃーオラーーーー!!!








どうでしょうか?笑
この人が合格したら司法書士業界が非常に乱れます。
乱舞します。




この問題は、まず売主甲から死亡した買主乙に所有権移転登記をすべきであり、甲から直接相続人丙丁に所有権移転登記をすべきことを請求することはできない、という考え方が解答への正規ルートであり、決して上記のような考えではありません。


そもそも、「・・・丙は2分の1の権利を相続するだけだから丁の分まで登記請求できないだろ!・・・」というのも間違えてます。
はい、できますよね。




この「道筋間違え」は、傍から見れば正解はできていますが、自分では実力不足を痛感せざるを得ません。


択一問題の欠点の1つはコレですよね。
正誤の判断をするための考え方が間違えていても正解してしまう場合がある。


ただ、試験でこのレベルの間違いをしても次間違えないようにすれば問題ないですが、実務の現場でやってしまうとかなり痛い目に合う可能性があります。

試験に受かるなら全て正規ルートで、ですね。
まぁ合格レベルの人はこんな考え方で間違えないと思いますが、初学者の方はよくある現象だと思います。

・・・えっ、僕だけ?笑












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