罰は当たらない

町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。





一瞬でも油断したらやられてしまう、そんな毎日を過ごしています。
いかに効率よく、迅速かつ軽やかに業務を処理していくか。

1つの案件に対して、スタート～終わりまで頭の中で順序を組み立てる。
この組み立てができるようになると、俄然業務効率が上がる。

仕事人たちはそんな状況に興奮するのでしょう。











子供のしつけで「そんなことしたら罰が当たるよ」と言った事のある方は多くいると思います。

でも、罰って当たるの？


罰よ当たれーー！！！という人に限って罰が当たらない、なんてことありませんか？




罰が当たると思い込んでる人には罰が当たる？？


仮に、お地蔵さんの頭を蹴り飛ばして破壊した場合、これはいかにも罰が当たりそうですが、たぶん罰が当たらない人には当たらない。




罰が当たるのは、「罰が当たる」という罪悪感や後ろめたさから心に生じる一種のわだかまりがもたらすものなんじゃないのか。


宗教観によってもその認識は異なるでしょうが、「罰が当たる」という言葉を知っている人は罰が当たるかもしれないという恐怖が普通はある。

おそらく、「罰が当たるよ」と親に育てられた人は、そうでない人よりもこの感覚が鋭くなる。




「罰が当たる」という認識が、心にわだかまりを作り、それによってその人の行動が平常ではなくなり、いつもとは違う足取りからアクシデントが生じる。

その認識がもたらすわだかまりはかなり小さく、その足取りも気づかない程度の違いでしかないけど、物事は歯車が少しでも狂えば最後は大きく狂うもの。

アクシデントが生じた当の本人は「やっぱり罰当たったわ～(;´Д｀)」と考える。




さらに怖いのは、別に罰とか全く関係ないのに、なにか自分にとって良くない事が起こると「これは罰が当たったんじゃないだろうか？」と思い込み、過去に自分がした一般的には悪いと言われている事を無理矢理抽出する。

そして、その「自分にとって良くない事」と「過去の悪行」を結び付け、この世には「罰が当たる」ということが起こり得ると錯覚する。




この現象は血液型の話にも似てますよね。

例えば、僕は「Ｂ型」です。そう、ゴリラです。
血液型の話になると無条件でいじめられるＢ型です。

でも初対面の人からＢ型と言われることは少ないし、友達からもＢ型以外に見られることもありますが、それなのに「Ｂ型だよ」と言うと、「あ～ぽいー！！」と言われます。

あ～ぽいー！！と発言するまでにはどのような思考の変化があるのか。



これは認知心理学で言う「スキーマ」が関係しているようです。



僕がＢ型だと白状すると、それを聞いた相手方はまず自分の中で思い描く「Ｂ型」を想像します。

そしてその想像したＢ型を僕に当てはめる。

Ｂ型っぽい僕の言動を抽出して「あ～ぽいー！！」という発言に至ります。





ちょっと話がずれましたが、結局、僕が言いたいのは、罰が当たるのは「罰が当たる」と思い込んでいる心がもたらすものなんじゃないか、ということです。




あと、俗に罰が当たると言われるのはどちらかというと自働的な現象なんだと思います。

だって、罰が当たるのは自分の心がもたらすわけで、そこに外的要因はなにもない。



逆に、因果応報という言葉があるように、罰が当たるようなことをすれば、それは誰かが見ているし、罰が当たるようなことをするような人間はそのレベルで物事を処理するから、いつかは外的要因を含んだアクシデントが生じることになるんだと思います。


なので、「罰は当たらないけど因果応報の報いを受ける」ということも成り立つんだと思います。


言うなれば「罰が当たる」は自働債権、「因果応報」は受働債権という感じですかね。
はい、違いますね。
ごめんなさい。






※　このブログは自分の思考をまとめる自己満ブログです。笑












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