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情報科作業日誌

高等学校情報科での毎日の作業記録です

「まなび」発表会

2010年02月08日 | まなび・道場
「まなび」情報部会の発表会に参加してきました。

今回私は部員ではなかったのですが、前回一緒に研究したメンバーが研究授業をされ、文部科学省の永井視学官がおいでになるとのことで、時間割を調整して何とか参加することができました。

ICTネットワークを活用した研究、ということで、授業は生徒がSNSを直接利用しながら学んでいくスタイルでした。先日公表された高等学校情報科の新学習指導要領解説にもSNSの記述がありますが、これらの内容を意識したものでもあったと思われます。

現在の一般的なWebサイト関連の授業では、HTML作成ソフト等でWebサイトを直接作る、ということが行われていると思われますが、今の生徒にとっては、むしろBlogやSNSなどブラウザから情報発信を行うことが一般的なのかな、と思います。そのような意味では、とても現実的な問題をターゲットにした授業で良かったと思います。

ただ、永井視学官も講評でご指摘されておりましたが、とても「楽しい」授業であるが故、(この研究授業はそうは思いませんでしたが)一般的には生徒が「楽しかった」で終わってしまいがちな「落とし穴」はあるのかな、とも感じますので、SNSのファイル共有やメッセージ等の機能を授業評価や教材配布に上手に生かすなど、ある程度の期間をかけつつ生徒に上手な利用の方法を身につけてもらうようにすれば良いのかな、とも感じました。

「まなび」のみなさま、ご苦労さまでした。

東京教師道場 修了式

2009年03月27日 | まなび・道場
午後は教師道場の修了式でした。

途中で部員が4人から2人に減ってしまいましたが、それでも、お互いに授業研究をしあったり、情報を交換しあったりしながら、有意義な2年間だったと思います。また、中学校の先生方とも情報交換できたことも大きかったですね。

道場は終わりましたが、これからもつながりを大切にしていきたいと思っています。

教師道場夏期集中講座

2008年08月27日 | まなび・道場
教師道場の夏期集中講座が都立M高校でありました。

夏期集中講座は夏休みに2日ほどかけて行いますが、1日目は8/7に終了、今日は2日目、ということになります。

午前中には、いつも大変お世話になっている大学の先生をお招きし、部員の先生が考えた指導案(ラフ)にするどい突っ込みを入れていただきました。これが結構もりあがり、本当はいろいろな企画を行うはずだったのですが、時間切れ。
大学の先生も時間をギリギリまで延ばしていただくほど熱心に議論をいたしました。大変参考になりました。いつも本当にありがとうございます。

午後の協議も、午前中の続きや昨今の情報に関係する内容を議論したりと、終わりにはヘロヘロになるくらい集中いたしました。

都立M高校には、私が島時代に大変お世話になった先生が赴任されており、帰りにその先生と懐かしくお話もさせていただきました。ありがとうございます。

実に充実した会でした。次は本校で行うことになっています。

東京教師道場第10回

2008年02月04日 | まなび・道場
教師道場の研究協議会が、新宿区の中学校で行われました。

技術科の先生方との合同研究会、ということで、木工の授業も見学、終了後に、中学校の先生方との情報交換も行いました。

その際に解ったことがいくつか・・・。

・中学校では、3年間で技・術家庭5単位175時間の約半分を技術に使う
・「情報とコンピュータ」は、3年間で35時間程度は行っている模様
・比較的、2・3年次の高学年で行っている所が多いようだ

中学校は「技術・家庭」の授業の中で「情報」的な内容を行っているため、当然「技術・家庭」の目標に縛られることになります。また、「情報」は技術で学習する内容の一分野でもあり、なかなか重点的に扱うことは難しい所もあるのかな、と感じています。さらに、「技術」は昔から手足を動かす「ものづくり」という感覚が根強いことも容易に想像できますし、私もそれは大切な要素だと思っています。

Webでの情報によると、新学習指導要領では、中学校での「マルチメディア」「計測制御」の必修化を案として浮上させているようです。ただ、実態として、時間的にも本当にここまでできるのかな、と感じる部分もあります。

「大学」は「高校」へ、「高校」は「中学校」へ、「中学校」は「小学校」へと、スキルなどが厳しい原因を「押しつけ」がちな所がどうしてもあるように感じています。しかし、それではなかなか建設的な解決には結びつかないこともあろうか、と思っています。

大切なのは「生徒を育てる」ことですから、今回のように、お互いに情報を交換して、まずはいろいろな実態を知ることがとてもたいせつなのかな、とも思っています。

教師道場(第9回目)

2008年01月11日 | まなび・道場
19年度教師道場の第9回目がありました。

本日は18道場の方々と一緒で、yoshi-satoさんの研究授業です。ちなみに18道場は、学校では実質最終回となるそうです。

思えばyoshi-satoさんには、IT推進校に転勤する前の学校から始まり、IT推進校時代はもちろん、昨年の夏の集中研修から、ずいぶんとお世話になっています。授業も大変多く拝見し、勉強させていただいております。

本日の内容は、3学期「情報化社会」課題研究の「オリエンテーション」「前振り」となるような位置づけの授業でした。生徒に「なんでだろう?」「もっと知りたい」と思わせるように、あえてあまり深入りせず、含みを持たせた話し方は、さすが「百戦錬磨」のyoshi-satoさんだと思いました。

授業は、その時間での「練り上げ」はもちろん重要ですが、「情報」では1回で終わることはむしろ少なく、数回や、場合によっては十数回の授業で一つの単元を行うこともあります。単元全体の中でその時間がどのような意味を持ち、その時間で何を行う必要があるのか、という視点が非常に重要になってくるとも思っています。情報Aのこの分野では指導要領の上でも「情報化社会に参画していく」部分を扱うことが中心で、自らテーマを設定し、自ら考える作業が中心になろうかとも思われます。そのため、語りすぎてもいけないし、語らなさすぎると興味をもってくれないしと、「何を」「どこまで」という「さじ加減が」非常に難しい部分でもあるように思います。実際、私がこの単元を行うときも、同様に「広く」「浅く」話をして「未来の情報機器」に結びつけるように話をしています。

世の中の情報化がものすごい速さで進んでいる中、情報科の教員として、情報化社会について、生徒に興味を持たせることができ、かつ、「正確に」説明できる程度の知識を持ち合わせる必要があるのかな、と私は思っています。その意味からすると、情報科の教員は他教科と比べても、より一層毎日のアンテナを張り日々の研鑽が求められているのかな、とも感じています。

「まなび」最終回

2008年01月07日 | まなび・道場
午前中のIT支援ののち、午後は都立T高校に「まなび」の最終回に行きました。

本日は講演会と紀要にまとめる原稿確認と整理です。
私も及ばずながら原稿をまとめるお手伝いをさせていただきました。

実は、私が「まなび」グループの参加メンバーでは「最年長」である、ということが判明、自分でもびっくりです。採用されてから常に「若手」であったために、実はこれは「新たなる境地(!?)」 私も少しは自分の立ち位置を自覚する必要がありそうです。

「まなび」はいろいろな意味でエネルギッシュで新鮮ですね。

終了後、お約束の「新年会」を行いました。
近場の先生もおいでになり、これまた楽しい時間を過ごしました。

ICTは確かに便利ですが、それを使うのは人間であって、その人間どうしが理解を深めあえる場、というのは非常に大切ですね。そのようなつきあいを、今後も大切にしていきたいと思っております。

教師道場研究授業

2007年12月10日 | まなび・道場
本校で、教師道場の研究授業を行いました。

内容は、先週も記しました紙パケット通信です。
いろいろと考えた挙げ句、盛りだくさんになってしまいました。ちょっと時間的に足りないかな、といった感じの授業になってしまいましたが、まあ、2回目としてはこんなもんでしょう。

自分としては、3度目である「次回」の授業が内容的にもしっかりとした状況になるのかな、とも思います。私もパーフェクトな人間ではないので、少しずつ「経験値」をつみながら内容をよりよいものにしていくスタイルをとっています。

みなさんで協議し、いろいろなご意見をいただきました。また違う切り口もあると思います。私の実践内容をきっかけに、それを自分の学校にあったように工夫していっていただけたら、と思ってやみません。

「まなび」第7回

2007年12月07日 | まなび・道場
「まなび」の第7回が都内のK高校でありました。


今日は研究授業ではなく、いままでの研究での議論やまとめの回です。
授業を冷静に振り返りながら、紀要にまとめていく上でも重要な時間になります。

私のお正月の「宿題」がまた一つ増えそうな状況でしょうか・・・(^^;

道場(第7回)

2007年11月26日 | まなび・道場
都立S高校にて、教師道場の第7回がありました。

情報化社会の分野ですが、この単元は指導要領でも一番最後ということもあり、どうしても時間が押し気味になってしまいます。
本校でも実習や生徒の作業が中心となり、あまり「みっちり」ということではないのですが、それでも「社会に参画する」上で重要な単元となっています。

昨今の情報化の進展もともなって、毎年生徒に話す内容が変わってくるところでもあります。ネタの仕入れにも余念がありません。

道場の良い所は、ストレートに語り合える所なのかな、と思っています。時には厳しい意見も飛び交いますが、みなさん授業に対する熱い自分のお考えをお持ちの先生方なので、それなりに説得力もあります。

私も非常に良い刺激になっています。どんどんと新しい考えや技術を吸収していこうと思っております。

教師道場

2007年10月31日 | まなび・道場
都立I高校にて、教師道場の研究授業がありました。

今回のテーマは、理科の実験結果を利用した「問題解決」の授業です。
なかなかおもしろい切り口で、今までにない良い授業だったと思います。

「問題解決」は現代社会を生きていく上で非常に重要な要素だと思いますが、「授業」として構成していくのはなかなか大変です。どこをとりあえずの「ゴール」とするのか、また、生徒への対応や動機付けなどが大変重要になってきます。また、生徒の作業も方向性が発散していくことも良くありますから、それを受け入れてアドバイスするだけの教員のキャパも必要になってきます。

それを「何とかする」のが情報科の「宿命」なのかもしれません。