情報科作業日誌

高等学校情報科での毎日の作業記録です

職業調べ発表

2012年10月10日 | 授業
「総合的な学習の時間」にて、職業調べの発表を、特性要因図(FishBone)を用いて行いました。

職業に関するいろいろな要素をB41枚に入れ、それを見せながらのグループ発表です。生徒もとても良く取り組んでくれ、調査してきた職業に関して上手にシェアリングができたように思います。

情報を整理するような、いろいろな手法について、さらに研究を深めていきたいと思います。

アンケート実習第4回:アンケートの実施

2012年10月09日 | 授業
早いクラスでは、アンケート実習4時間目「アンケートの実施」に入っています。

例年ではアンケート実習は前期の終わり、文化祭後の9月末くらいに発表なのですが、今年度から3学期制になったことや次年度から新カリキュラムになるということもあり、今年度から年間計画を少し変更しているため、この時期でもまだ「実施」の段階となっています。具体的には、新カリキュラムに向けた移行を大きく意識し、ディジタル化を1学期に、アンケート実習を2学期中盤にもってきているため、例年と比べ1ヶ月ちょっと遅れている状況でしょうか。

一方で、問題解決、とりわけ「段取り」や「発想法」などを先に学習していることもあって、できることを「先取り」して準備をしたり、メンバーで協力して行うスタンスは良い影響があるように思えます。

これらの影響で、実際の発表がどこまで変わってくるか楽しみです。

後期が始まりました

2011年10月04日 | 授業
本日から後期が始まりました。

後期の授業内容は「情報の統合」「情報の統合的な処理」「情報社会」「総合実習」となっています。本校は情報Aのため、後期は教科書にも則り毎年の自然な流れになっています。

「情報の統合」については、毎年8時間かけてビットバイト、文字・画像・音・映像のディジタル化、取り込み実習などを行っておりましたが、今年度については思い切って5時間で行うことにしました。

新学習指導要領解説でもディジタル化そのものにそれほど時間はかけていない状況が見て取れますし、中学校へ移行していく部分もあります。本校でも、できるだけエッセンスをそのままに、内容を最適化することにした次第です。

具体的には、2進16進を2時間から1時間、画像を3時間から1時間、映像を画像の不足部分とあわせて1時間、といった形にしました。

現在、早いクラスで2回目まで終了、今のところ順調に進んでいます。
次の「画像のディジタル化」が鍵で、画像そのもののディジタル化と色のディジタル化、データ量の計算の3要素を1時間で終えられるか、というあたりがポイントになろうかと感じています。

このあたりも授業を精査し、できるだけシンプルかつ核心をついた内容にしていきたいと思っています。

モデル化とシミュレーション

2011年06月06日 | 授業
今年度は新カリキュラム「情報の科学」を意識した授業を展開しており、特にこの数週間は「モデル化」に関連する授業を行っています。

本校では基本的に「情報A」ですので、「問題解決の工夫」「情報伝達の工夫」を切り口として発展学習も含め主に図的モデルを扱い状態遷移図とフローモデルを、また、数式モデルとしてExcelを用いてちょっとしたシミュレーションも含めて展開をしています。

このような授業は今年度が初めてですが、ストレートな感想として、もっと早くからこのような授業を展開すればよかった、ということを感じています。決して「生徒にとって難しすぎてわからない」のではなく、私自身がそのような思い込みをしていただけなののかもしれません。要は「持って行き方」ですね。

どのような内容を、どのような目的で、どのような形で展開すると、どのように生徒にとって有効なのか、ということを、ある程度の段階になったらどこかで発表できたら、と考えています。

明日から授業公開を行います

2009年09月23日 | 授業
明日から授業公開を行います。

日程の詳細は、私のサイト(http://www.johoka.info/)に掲載しておきましたので、興味のある方は是非ご覧頂ければ、と思います。

なかなか厳しい日程の中で生徒も随分と頑張っています。まだ前期なので、できれば今回の実習と学年末の実習の両方を見て頂き、生徒の成長と経験の重要性を感じて頂くことができれば幸いです。

授業公開

2009年09月10日 | 授業
毎年のことですが、9/24~30の一週間で、「アンケート実習」の授業公開を行う予定です。

「前期の総まとめ」ということで、生徒にとってはまだまだ発展途上の部分もありますが、ご都合のつく方は是非、叱咤激励を頂ければ幸いです。

詳細は、決定し次第お知らせいたします。

ディジタル化の授業3時間目

2009年09月09日 | 授業
早いクラスでは、ディジタル化の3回目の授業に入っています。

文字のディジタル化、ということで、文字をディジタル化した時のメリットや、文字コードなどについて学習しています。

毎年のごとく、手紙を書く場合、「手書き」と「ワープロ」でどのような違いがあるか、という切り口から考えさせるように仕向けています。

2クラスほど見て思うことですが、生徒は「ケータイ文化」で育ってきているせいか、文字をディジタル化するメリットについて、「ワープロ」の切り口ではあまりピンときていない様子のように見えました。「漢字を覚えなくてすむ」といった意見が真っ先に出てきて、あとは詰まってしまう、といったケースが散見されました。

やはり、「ケータイ」「メール」が身近な彼らにとっては、手書きで手紙を出す習慣はもはやほとんど行われていないのかもしれません。さらには、ケータイで済んでいる世代にとって、PCは逆に「特別なもの」としてとらえられていても不思議ではないのかもしれません。比較対象が身近でないと、なかなかピンとこないのでしょう。

いずれにしても、アプローチの方法を再考する必要がありそうです。

「ネットワークのしくみ」の授業

2009年05月15日 | 授業
一昨年の教師道場で行った「紙パケットの授業」を、今年は全クラスに行っています。今日は最後の2クラスの授業でした。

生徒も盛り上がり、なかなかおもしろい授業なのですが、唯一、パケット代わりの紙を作るのが大変!!
「トランプ」を代わりに利用する、というナイスアイデアを実践の先生もいらっしゃるのですが、できるだけ私は「こだわり」をもちたかったので、ちゃんと一人ひとりにIPアドレス(192.168.*.*)をわりふってやりとりさせる方式でおこなっています。

パケットにちぎったり自分のアドレスを入れると次のクラスでは使えなくなってしまうので、今年は「ちぎったつもり」「書いたつもり」で取り組み、終了後、回収して6クラスで使い回しました。時間的にもちょうど良い具合でした。

しかし、回収しても、2種類の「アドレス」と2種類の送受信用データがありますので、次の時間までに仕分けするのが大変!!う~ん、何か良いアイデアはないものか・・・。

電子メールの授業

2009年05月13日 | 授業
連休や行事などで遅れていた2クラスが、約3週間ぶりにようやく5回目の授業「電子メール」に入りました。連休は確かに「嬉しい」のですが、授業をする立場ではばらつきがたいそう広がり、複雑な思いがあります。

生徒はケータイメールになれていることもあり、ケータイのメールにたとえて説明すると確かに進めやすい所もあります。しかしながら、「パソコンを前提とした」電子メールの流儀に関しては、さすがにまだまだ知って欲しいことがたくさんあります。

もっとも、普通の「手紙の書き方」にしても「実は・・・」という生徒がいるのかもしれません。小学校で習うことになっているので、「一度も書いたことがない」という生徒はいないとは思われますが、最近は年賀状を書く生徒も少なくなってきているようですから、明らかに頻度は減ってきているのでしょう。「手紙の書き方」なんて「情報」で扱う内容なのか、という議論ももちろんあると思いますが、「経験」がなければ書けないのはどうしようもないことなので、しっかりと教えるようにしています。

「宛先」「CC」「BCC」の内容では、ケータイメアドの変更などの時に片っ端から宛先にアドレスを入れて「大ひんしゅく」をかう例などを説明しました。経験がある(と思われる)生徒は、目を輝かせて「そうそう!!」という反応をしてくれるので、なかなか楽しいですね。

少しずつ授業も調整していこうと思っています。

情報セキュリティ

2009年05月07日 | 授業
今年度の授業は、若干ですが、「新指導要領」を意識したものにしています。
具体的には「メディア」「コミュニケーション」「情報モラル」の3点です。

「コミュニケーション」そのものについての切り口からはじまり、ネットワークという視点につなげ、そこからセキュリティといった形に展開しています。
本日、第7回「情報社会の課題と情報モラル(情報セキュリティの確保)」の初回クラスの授業を行いました。

やはり、「セキュリティ」といっても、メールでのウイルス対策やファイアウォール、暗号化など多岐にわたります。それを1時間で行うのはさすがに厳しいですね。また、メールを扱うときに、メールはマナーも含めてセキュリティも扱うほうが、すっきりするという考え方もあるように思います。(昨年度までの本校がそうでしたが・・・)

ちょっと盛りだくさんすぎて反省しています。新課程に向けて少しずつ調整していきたいと思っています。