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情報科作業日誌

高等学校情報科での毎日の作業記録です

全高情研全国大会

2011年08月06日 | 研究会・学会
8/5(金)、6(土)と、全高情研全国大会に行ってまいりました。

今年度はポスターと発表の両方をやらせていただきました。ポスターは一昨年、昨年と研究した「社会と情報」の内容を、分科会発表は今年度研究している「情報の科学」の内容を簡単に紹介させていただきました。

大阪の先生方の心意気と御配慮を感じた二日間であると同時に、先生方への感謝の気持ちでいっぱいです。本当にいろいろとありがとうございました。関係された全ての先生方に御礼を申し上げたいと思います。

詳細は、以下を御参照いただければと思います。

http://www.zenkojoken.jp/

研究紀要

2011年05月19日 | 研究会・学会
今年度は久しぶりに都高情研の研究紀要に投稿しました。

専門委員会や部の報告は毎年何かしら行っていたのですが、一般的な研究報告での投稿は相当久しぶり(実は初めて?)の気がしています。

都高情研に限らず、いろいろな学会等での発表ももっと積極的に行いたいとは思っているのですが、本務などの関係もあってなかなか日程があわず、最終的に断念している状況なので、少しでも形にして残していけたら、と考えています。

また、6月11日(土)に行われる都高情研の総会で、3月に中止になった都高情研の研究大会の一部発表も行われる予定です。他県や研究者の方も参加可能ですので、よろしければどうぞおいで下さい。

情報科教育学会全国大会

2010年06月27日 | 研究会・学会
午後より日本情報科教育学会の全国大会に行ってまいりました。

昨日や本日の午前中は大学での講義や家庭の事情などがあり参加できませんでしたが、せっかく東京で行われる大会ということもあり、何とか都合をつけて会場の日大文理学部に午後1時前に到着いたしました。

半日だけの参加でしたが、いくつかの参考になる発表や、久しぶりの先生方にお会いすることができ、それだけでも無理して行った価値があったのかな、と思います。

学会などに参加して常々思うのですが、結局「人と人のつながり」なのかな、と感じています。多くの方と(言葉少なくても)顔をあわせ、簡単にお話するだけでも、信頼関係という意味では「いる」「いない」の差は大きいのかな、と自分自身感じている所です。

コミュニケーションを生徒に語る立場ですので、このあたりの私が感じていることは、しっかり生徒にも考えるきっかけを与えることができたら、と考えています。

プ会23に参加

2010年06月24日 | 研究会・学会
「プ会」(@東京大学)に参加してきました。

いつもは千代田線経由なのですが、今日は最速であった本郷三丁目から赤門経由で東大へ。ちょうど警備の方が赤門を閉めている最中で、観光客の方々が「閉まっている赤門もいいなぁ・・」と語っている所を通り過ぎて会場へ。

本日は、上野高校の能城先生と、慶應義塾大学の砂原先生のお話でした。

能城先生のお話は現場の状況や「教師道場」での取り組みなどが中心で、H19,H20と関わらせて頂いた私にとっても思い当たる節が多い内容でした。後輩の育成にも継続して力を注ぐだけでなく、いろいろな形で自ら積極的に自分の力を向上させている姿は私にも大きな刺激になりました。やはり「受け」に回ってはいけないですね。

砂原先生のお話もなかなか興味深く、ご自身といわゆる「ゆとり」についての考察でした。初等中等のいろいろな時期での「出会い」や「教育」がその後の人生に大きく影響を与えていることはもちろん、単に「ゆとり」=「悪」と直接的にひとくくりするのではなく、その時間・その時期でどのように教育を進めていくのか、という教員としての根本的な問題を、私自身、考える時間になったように思います。

その場で出た意見・質問の中で、「高等学校情報科」でのいわゆる「すごいね、と評価できる能力」は、現場レベルで直接的な部分ではどのような例が挙げられるのか、というようなものがありました。例えば、数学では「計算が正確で速い」「解答の着眼点や論理性、構成が良い」など、英語では「会話が流暢」「文法や語彙の知識が豊富」などが挙げられるが、では情報では?、といった形です。

一般的にはいわゆる3つの力「活用実践力・科学的理解・参画する態度」を中心とした「目標」「規準」にてある程度は明確になっているのでしょうが、現場レベルで直接的に「これ!」というものについては、私自身、いろいろ感じている所もあります。長くなりますので、これについてはまた改めてまとめてみようと思います。

プ会に参加

2010年02月12日 | 研究会・学会
「プ会」に参加してきました。
前半は学芸大学の山崎先生のお話、後半は産総研の高木さんのお話でした。

会場の学芸大学についたところ、まずびっくりしたのがオーディエンスの多さです。
勤務時間の関係でギリギリになってしまったのですが、席もいっぱいで、手弁当でもこれだけ多くの先生方が研鑽にきている、と改めて感じ入りました。

お話の中で一番刺激的だったのが、やはり高木さんのお話でした。

セキュリティ「神話」をはじめ、いろいろなことをストレートにお話されるあたりはさすがだと感じました。特に、私たち教員は特にセキュリティ等の最新技術に関してはなかなか情報を得にくいこともあり、情報更新が難しい点があるかな、と感じています。これらの最新技術や情報を得られるだけでもとても価値があったのかな、と思っています。

終了後には懇親会にも参加させていただきました。さらに刺激的でとても楽しい時間を過ごすことができました。

やはり、「勉強したい人」が「自主的に」集う、というのはいろいろな意味で大切だと思います。私も、自分の幅を広げるためにがんばっていきたいと思っています。

高等学校学習指導要領解説の「情報」編が公開

2010年01月29日 | 研究会・学会
高等学校学習指導要領「情報」の解説が、文部科学省のサイトに公開されました。

家庭科や他の職業教科とともに最後の最後になってしまったようですが、私はもちろん、研究会のメンバーにとってもようやく待ち望んでいた「公開」です。

昨年の夏、文部科学省の「中央説明会」に参加させて頂いたこともあり、いわゆる「資料」の内容については知っておりますので、実際の「解説」についても良く読み込んでみたいと思います。

大切なのは、これらの理念をしっかりと実現させることですね。
まさに、これからがまた新たなスタートです。

「どっかん」新年会

2010年01月10日 | 研究会・学会
「どっかん」(関東若手の会)の新年会に参加してきました。

場所は秋葉原。私は1年ぶりくらいでしょうか。始まる前に時間が少しあったので久々に歩いてみました。ちょうどHDMIケーブルを購入しようと思っていた所で、ラッキーなことに格安でゲットできました。

さて、昨年は「どっかん」にあまり参加できず残念でしたが、今回参加してみて改めて思ったのが、みなさんとても「アグレッシブ」ということです。

十数人の「飲み会」兼「発表」ですが、一人一ネタでも、あっという間に何時間も。また、「今年の抱負」もいいですね。

ちなみに、私の今年の目標は「本を書く」ということ。7年間の実践がそろそろ固まりつつあるので、何とか形にできたら、と思っています。(実際にできるかはわかりませんが…(^^;

MindMap講習会

2010年01月06日 | 研究会・学会
都高情研主催の、MindMap講習会がありました。
講師として内山雅人氏をお迎えし、1日みっちりとした研修を行いました。

以前よりMindMapには興味があったのでとても楽しみにしておりましたが、内容的には予想以上だったと感じています。内山氏の語りがまた絶妙で、プレゼンテーションも大変良かったと思います。

早速、授業での活用方法を模索していきたいと思います。

情報科教育学会設立2周年記念フォーラム

2009年12月23日 | 研究会・学会
情報科教育学会の設立2周年記念フォーラムに参加いたしました。

特別講演として国立教育政策研究所の大倉教育課程調査官のご講演、大学の先生方のパネルディスカッション、高校の先生方の実践報告の3部構成でした。

大倉教育課程調査官からは、今回の新しい学習指導要領の変遷や経緯、理念をはじめ、「言語活動の充実」のお話が中心となりました。夏の全国大会で永井視学官からお話頂いていた内容やその他いろいろな情報ですでに既知の点もありましたが、違うお立場の方からもお話いただくことにより、やはり説得力や理解もよりいっそう深まるものと感じました。
このあたりは「情報モラル」の授業に通じるところもあるように思いました。私だけが生徒に話をするよりも、また違う立場の先生方が口を変え視点を変えて語ることも大切だと感じます。

大学の先生方のパネルではどの先生方のお話も興味深かったですが、特に、尚美学園大学の小泉力一先生のお話の中で教員の他教科との「兼担」についてのご指摘が非常に重要と私も感じている所です。

私もいろいろな都道府県での学校や研究会にお邪魔させていただいたり、多くの場面で多くの高校の先生方とお話させて頂いておりますが、「他教科との兼務」があると、やはりどうしてももう片方の「数学」や「理科」等にも大きくエネルギーが割かれることになるように思えております。もちろん「多くの先生方に『情報』を知って頂ける」「各教科でのICT活用にも貢献できる」などの「兼担」のメリットもあろうかと思いますが、「情報科」としての研究や研修を十分に行うことがはたして可能であるのかということや研究会等の運営に関し、2教科を担当しているとどうしても厳しい所もあるように思え、他校とのつながりも薄れがちになるのかな、と思っています。

個人的な「理想」を言えば、やはり一番大事なのは「人」なのかな、と思っています。

例えば、「情報」は必ず専任を採用して置く、時間数が少ない場合には、例えば学校内のICTのコーディネートを行ったり他教科授業でのICTサポートを行うようにして時数を確保する、そのための措置として、例えば「情報教育振興法」のような形で国が情報教育に関する時数や教員定数(予算)を保障するような施策ができないのかな、と思ったりもしています。もちろん『一つのアイデア』の域を出ませんが。

この高度情報化社会や現在の日本の立場、海外での動向を踏まえた時に、「情報教育」に対する重要性の認識はおそらくある程度共通理解ができるようには思えるのですが、その「問題解決」については、まだまだこれから、という気がしています。実現したらいいなぁ、と思える内容の一つです。

高校からは、兵庫県の佐藤万寿美先生と東京都立上野高等学校の能城茂雄先生の発表がありました。佐藤先生からは、新カリキュラムを意識した内容や兵庫県で活発に活動されているご様子を、能城先生からは、現「情報B」での授業実践、カリキュラム等の紹介がありました。それぞれとても興味深いものでしたが、時間の関係か少し駆け足で、もう少しお話をお伺いしたかったように思います。

終了後の懇親会にも参加させて頂きしみじみと思ったことですが、やはり、「人とのつながり」ってとても大切だな、ということです。これは、高校の教員だけではなく大学の先生方とも全く同様で、自分の考えなどに真摯に応えていただいたり、専門的なアドバイスをいただけたり、場合によっては一緒に活動を行ってご協力させて頂いたりまた逆にご協力を頂けることもあろうかと感じています。

外の世界に触れていくことはとても大切だな、とあらためて感じた一日でした。

第2回全国兼関東大会

2009年08月24日 | 研究会・学会
昨年に引き続き、第2回の全国兼関東大会が開催されました。

実行委員の役員の先生方は、昨日からの準備です。
特に、幹事県である茨城の先生方の熱心さには頭が下がります。

午前中は総会と、文科省の永井視学官のご講演がありました。
特に永井先生のご講演は注目度が高く、ほとんどの先生が時間前に入場し、先生のお話に耳を傾けておりました。新学習指導要領に対する注目度の高さが伺えます。

午後は分科会です。
昨年度はひたすら裏方でしたが、今年はいくつかの分科会に出席させて頂くことができました。

無事に終了し、懇親会もギュウギュウ詰めの盛り上がり。
遠方からも多くの先生方においで頂くことができました。

多くの方々に助けられ、ご協力を頂きながら、成功裏に終了することができたのは、ひとえに茨城県をはじめとするご協力と、他の都道府県による力が結集された結果ではないか、と思っています。

「情報」=「コンピュータ」というとらえ方もあるかと思いますが、「情報」=「人を幸せにする魔法」というとらえ方も大切にしていきたいと考えています。

ご協力頂いたすべての皆様に感謝を申し上げたいと思います。